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すべてふるさと・・・


すべてふるさと (1980年) (中公文庫)すべてふるさと (1980年) (中公文庫)
(1980/07)
岡田 喜秋

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あとがきより


 誰にたのまれるということもなく、に出たくなる私の気持ちは、二十歳前後からの半ば生理といったもので、以来、心ひかれる先は変わっても、今日までつづいている。
 は、年齢によって、受けとるもの、感じとるものがちがってゆく。若い頃は世俗的なものを嫌い、しばしば大自然などをあこがれるが、ある年齢に達すると、解放感を求めて行ったはずの自分が、日常生活と変らぬ対象をみて、失望したりもする。とは、自分を写す「鏡」のような面をもっている。  
 私は、に出るたびに「ふるさと」を持たない自分を感じてきた。しかし、それ故に他郷が魅力的にも見え、同時に、盲点も指摘できるような気がする。一部の人にとってはあこがれの先である「さい果て」の地が、そこに住む人にとっては、どこかへ引越したい場所であることもあれば、大都会の一隅に生を受けて、こんなところは、結局「仮住い」の地にすぎないと思ってみても、別に帰るべきところはないというのが現実であろう。
 私のようなものにとっては旅すること自体が、ふるさとへの憧憬であり、同時にそこで接する土地、生活に、それぞれの人のふるさとを感じる。しかし、それは結果であって、おこなわれたものは、旅であった。
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