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韓国旅客船沈没事故で思うこと

 韓国旅客船沈没事故が起きてもう数日たつ。
船は完全に水没し、何十人のダイバーが船内への入口を慎重に確保しながら、生存者の捜索をしている。しかし、生存者は見つかっておらず、遺体の確保もままならず、多くの行方不明者数に変化はない。

 この数日中に多くの事実が判明しているが、その中で世間を一番ビックリさせたのは、船長が乗客を置き去りにして逃げたことだろう。船長だけではなく船員もほとんど救助されていた。
 特に、新聞の記事で驚いたことは、事故発生から沈没まで約1時間半ほどあった!ということだ。記事によると、船長はその1時間半の間、ハッキリ言って何もしていない。
 救命胴衣・・・救命ボート・・・避難路の確保、誘導といった・・・・・

 どうしちゃったんだろうか?
 不思議でならない? 
 何年も船長をやっている人が、危機管理の勉強をしないはずはないし、シュミレーションを立てていないはずはないだろう?
 いくら、あのとき、操舵室を他の操舵手に任せていたからといっても、ベテラン船長である!しかも、1時間以上の時間があったのだ!戻って、指揮をとる時間だって十分あったはずだ。
 やはり、どうしちゃったんだろうか?
 パニックになったんだろうか?
 気が動転するような心理状態におかれる前提が、船長の身にあったのだろうか?
 不思議でならない。

 ふと、あの事故を思い出す。
 2011年3月11日、宮城県石巻市大川小学校
 多くの生徒が校庭に約1時間近く待機したまま津波に巻き込まれて命を落としたことを・・・
 大津波警報が出ているのに、1時間も何をしていたのか??
 普段から避難訓練をしていただろうに・・・
 地震や津波の怖さだってよく知っていただろうに・・・
 誰かの指示でも待っていたのだろうか??
 こちらは子供たちの遺族が宮城県や石巻市を相手に提訴した。

 船長・・・学校の先生・・・・
 信じるべき人を疑わなければならないということはとても難しい。



 韓国客船沈没事故では、午前8時40分の事故後、8回近く、「安心して、客室内で待っていてください」という船内放送が流されたという。
 「安心して、客室内で待っていてください 」
 どんどん傾き沈んでいく船内で、「安心して、客室内で待っていてください!」とアナウンスが何分おきで流される。
 
 最近は客船のツアーも多い。自分が添乗員で、お客様を引率していたらどうしていただろうと思う。
 添乗員であれば、新しい情報を入手し、お客様の安全を確保しようとしたはずだ。
 でも、船内で、上記のようなアナウンスが流されていたら、どうしていただろうか?
 「安心して、客室内で待っていてください 」
 インフォメーションで確認しても、そのように案内されたらどうしていただろうか?
 ・・・あわてているお客様を、「心配いりません・」と安心させて・・・・各お客様の部屋をまわり、「アナウンスどおり部屋で待機してください」と伝えたのではないだろうか・・・・・
 そこでスタンドプレーをする勇気など旅行会社から添乗員に与えられていない。
 普段からマニュアル以外のことをしたらこっぴどく痛めつけられている添乗員にとって、どっちのリスクをとるのか?
 自分の勘など信じて、万が一のリスクが添乗員生命にかかわることを痛いほど感じているのが『優良添乗員』である。

 そして、このように待機していた乗船客たちが、今回、行方不明者となってしまった・・・・
 逆に、新しい情報を入手しようとウロウロしている添乗員は手すりに捕まって助かったかもしれない。
 
 


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