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良心は騙せないか

 今市小1女児殺害、30代無職男が関与ほのめかす供述 「自分がやった」(産経ニュース)

 偽ブランド品を販売した容疑で取り調べを受けていた30代の男が、8年前、栃木県で起きた殺人事件の犯行をほのめかしたという。

 小学校一年生の少女を猟奇的に殺した事件・・・まだ記憶に残っている!
 
 偽ブランドで捕まった男と猟奇的殺人と結びつかないが・・・・
 黙っていれば捕まらない犯罪といえども自供する心理というのは以下のようなものだろうか?

続そして、死刑は執行された (ノンフィクションブックス)続そして、死刑は執行された (ノンフィクションブックス)
(1988/11)
合田 士郎

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*『続そして、死刑は執行された』合田士郎著より

東洋大学女子学生殺人犯
・ ・・・・・・・・国電巣鴨駅の女子便所内で、東洋大学の女子学生を暴行。悲鳴をあげられたので刃物でメッタ刺しにして殺害。懲役十五で服役していたのだが、その中山が印刷工場へ配置となり、俺の部屋へ入って来やがった。
聞けばもう四年も独居房で一人、袋貼りしていたという。「独居房で?」俺はびっくりした。野獣が千匹いても自分から好んで独房入りする奴なんざおらん。
 独居拘禁- 1.5坪の檻に24時間一人でいるとどうなるか。二年もすれば唯我独尊の一人言。自分でしゃべり自分で答えるようになり、三、四年すれば誇大妄想もいいところで織田信長や徳川家康の化身の如く錯覚を始め、五、六年で「我は天皇なるぞ、頭が高い」と、完全に精神異常、狂ってくる。
 監獄はそれを承知で、冤罪を主張する者や反逆的な奴にこれを使う。いくら「助ける会」が出来ても本人の気が狂えば、世間も「もしや?」という疑念を抱くのを狙っているかのようだ。それだけに李得賢のとっちゃんなど、さんざん懲役にいじめられても、独房だけは絶対に行かなかったもんだが。
  それを自分から好んで四年もいたという。変わった野郎だと俺はつぶやき、房を共にすることになったが、確かにこの中山青年、変わっていやがる。工場じゃ製本を仰せつかり書籍の糊付けしとったが、還房してくると就寝・滅灯になっても寝ないのだ。
「お前、寝ないのか?」
「寝るのが恐いのです」
寝るのが恐いーーー、俺はとっさに東拘四舎二階を思い出した。殺人、死刑求刑、両親の呵責と死の恐怖で毎晩眠れなかった。頭を掻きむしり、胸を押さえられ、幻を見たり幽霊を見たりで夜が恐くて眠れなかった。
 寝るのが恐い?まさかお前、他にも殺したのを黙っていて良心の呵責にとがめられているんじゃ?それにしては懲役15年を務めているし、俺なんざ、死刑を罪一等減じられ監獄へ垢落ちして来たら、うなされることも夢を見ることもなくなった。現金なものだーー。
 
 ところがそれから、毎晩のように奴さん、「ううーっ」と胸掻きむしり、歯をくいしばり、目を剥き油汗流してうなされとる。
「おい、おい」と揺り起こすと、「はっ」と我に返りタオルで汗を拭いている。「大丈夫か?」「ええ」、眠ると必ず誰かが胸に乗り、髪振り乱して首を締めるのだと言う。
「供養したりや。お前が殺した女子大生の亡霊が出るんやろう」
 俺は教誨師に頼み供養してもらった。ところがそれでも治まらない。毎日毎晩、「ううー、うーうー」とうなされ、寒気がするのか体を震わせ胸を掻きむしっとる。
「お前、まだ何かあるんやろ」
 俺は言ったが、中山は黙っていた。
「いくら殺ったのを隠しても、良心までは隠し通せんぞ。きれいな体になったほうがいいんじゃないか・・・・」
 中山は間もなくまた独房に行き、放心したように虚脱状態となり、やせ衰えて見る影もなくなっていったが、やがて迷宮入りの戦争未亡人殺し事件を自供したとのこと。
『亡霊におびえ自供=警視庁のホコリまみれになっていた事件簿・時効寸前の葛飾区戦争未亡人殺しを自供』
 新聞や雑誌は多分に嘲りをもって発表した。
「馬鹿野郎か、あと半年黙ってれば時効でパーだったのに・・・」
「手前からしゃべることもあるめぇに・・・」
 阿呆の中山がと口さがない監獄雀はさえずったが、「いいさ、いいさ、あれでいいんだよ」と俺はむしろ喜んでいた。
 殺しを隠し通しても、時効で逃れても、良心の呵責がある。良心におびえ亡霊に悩まされ、夜な夜なうなされて・・・・・。殺しの監獄東拘四舎二階の夜を見てよく分かっていた。
・・・・・・・・



 ふと、思った!
 旅行会社でも・・・・
 あの人、 その人も! 
 夜 うなされているのだろうか?




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