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アジア太平洋の人気渡航先、日本が1位に?

トラベルビジョンより
 *アジア太平洋の人気渡航先、日本が1位に-旅行回数は年4.7回
 上記の記事を見つけた。
・・・・・・・・・・・
 このようなアンケート調査をどのように見たらいいのだろうか?
 トラベルビジョンではかなり詳細に解説してくれてはいるが・・・・・

 トラベルビジョンには悪いが、このような調査、解説するほど意義のあるものだろうか?
 いくつものフィルターがかかっている気がしてならない。

 たとえば、主催元の意向が大きく反映されているのではないだろうか。主催元の意向といっても、意図してそのように仕向けているということではなく、主催元のホームページに、大きく取り上げられることの多い国や都市に関してユーザーは多大な関心を持つし、画面上に一切登場しない国や刺激の感じないイメージ画像に関しては記憶に残らないのではないだろうか。
 上記のアンケート調査の例でいえば、主催元の『トラベルズー』というグローバル企業は、旅行の会社であり、その国の嫌なイメージをもちろん掲載したりしない。ユーザーのマインドを刺激する夢のある画像や言葉であふれている。とくに、会員制のこのサイトでは、スペシャルプライス!が売りのようだ。会員にならなければ、このスペシャルプライスの詳細は見られない!
 *『トラベルズー Travel Zoo 』

 だから、よく掲載されている国は、常に上位なのではないだろうか?
 2013年、2014年と10位までイタリアを除いて同じ国だ。

 こんなふうだから、調査の実施会社が違えばデータも違ってくるだろうし、人気と現実の違いだってあるはずだ。
 たとえば、日本の人気渡航先に中国がない。でも、日本人が最も訪れている外国は中国だろう!香港、マカオを合わせれば相当な数だ。人気渡航先10位以内にも入らない中国が、現実には日本人渡航先の1位だ(2012年度まで。2013年以降はデータなし)。
 また、オーストラリアの順位になぜお隣のインドネシアが入ってないのだろうか?バリ島なんかオーストラリア人でいっぱいだが・・・・・


と、改めて、上記アンケートの主催元である『トラベルズー』という会社のホームページをみると・・・
 おかしな点に気づいた。

 この会社は、世界に25拠点持つ「世界最大級のオンライン旅行情報メディア」らしい。
 「トラベルズーについて」というページには、

 *私たち旅のプロが厳選した旅行情報だけをお届けします
 *トラベルズーは世界に2,600万人以上の会員を抱える世界最大級のオンライン旅行情報メディアです※。日本をはじめとしたアジア、北米、ヨーロッパの世界25拠点にオフィスを構え、毎週、世界中のおすすめ旅行情報だけを厳選し配信しております。

旅行商品の販売はしておりません。旅行商品の購入等に関するお問い合わせは販売元旅行会社(ホテル、航空会社、代理店、等)へ直接お問い合わせください。

トラベルズーでは、毎週2,000社を超える旅行関連企業が提供する膨大な旅行情報のリサーチをおこないます。リサーチをおこなう中で価値があると判断した旅行情報は販売元に直接問い合わせ、残席が十分にあるのかなどの販売状況や旅行の詳細を確認します。情報に偽りがなく本当に価値があると判断されたものだけが、旅のプロが集まるトラベルズーの編集会議にかけられ、そこで認められた旅行情報だけが週刊厳選イチオシ旅行情報メールマガジン「Top 20™」やイチオシ旅行情報号外メール「Newsflash™」として配信されます。情報の掲載は旅行関連企業がいくらお金を積んでも保証されることはなく、「購入者視点」に基づく編集会議での承認を得ることが必須となっております。

創設者挨拶 – 「イチオシ旅行情報とは?」
ユーザーの皆様へ

トラベルズーへようこそ!私たちのミッションは最適な旅行会社から探しだした最高の旅行情報を紹介することです。 トラベルズーが2,600万人の会員様へ毎週届けているイチオシ旅行情報、それは下記の条件をくぐり抜けた旅行情報のことです。

1.自分が予約しないような旅行情報は決して紹介しない
2.全ての情報は掲載前にテスト予約をして確認をする
3.会員目線から(独立した存在として)厳選した情報である
是非、トラベルズーをご家族や友人へもおすすめください。

創設者
ラルフ・バーテル
 


 プロの集団が、旅行を厳選して紹介しているらしい。その紹介の仕方は、
「・・・・本当に価値があると判断されたものだけが、旅のプロが集まるトラベルズーの編集会議にかけられ、そこで認められた旅行情報だけが週刊厳選イチオシ旅行情報メールマガジン「Top 20™」やイチオシ旅行情報号外メール「Newsflash™」として配信されます。情報の掲載は旅行関連企業がいくらお金を積んでも保証されることはなく、「購入者視点」に基づく編集会議での承認を得ることが必須・・・」とのことだ。
 こんなふうに書いておきながら、会社のサービス規約では、「・・・・・トラベルズーは、航空運賃、ホテル、ツアー、乗り継ぎ及び旅行バウチャー等(ただしこれらに限られない)、トラベルズーに掲載された旅行会社からお客様が購入する旅行サービスの履行不能による損失等により被る一切の損害について責任を負いません。ユーザーは、そのようなサービスの提供会社やその代理店が、いかなる意味においてもトラベルズーと関連がなく、トラベルズーにそのようなサービスの履行を確保する責任がないことを認識します・・・」という。
???
 友達から、「あの映画、最高におもしろいよ!!絶対に見たほうがいい!!見ないと一生後悔するよ!!!」とまで言われ、見にいって本当につまらなかったので、友人にそのことを話すと、「あっそ・・・・」とそのまま通り過ぎられたことを思い出す。

 日本には、『トラベルズー』より古い旅行情報誌がある。
 *エイビーロード
 この会社もトラベルズーと同じように、旅行会社ではなく旅行情報メディアだ。だから、もちろん掲載している旅行の責任まで負わない。ただ、トラベルズーのように、「・・・情報の掲載は旅行関連企業がいくらお金を積んでも保証されることはなく・・・」などとは書いていない。
 エイビーロードについて誰もが、この会社は旅行の広告会社で、掲載料金を取って収益としているのだと思っている。
 
 そこで素朴な疑問である。
 トラベルズーという会社は、どうやって成り立っているのだろうか?
 ここまではっきりと、厳選したものしか載せない、とか、いくらお金を積んでも載せない、とか言っていたら、広告収入など入らないのではないか?
 もちろん、直接、旅行を販売しているわけではないのでその収入もない。
 掲載した旅行が契約と結びついたとして、販売手数料を取れば違法になるだろう・・・
 ましてや、こんな高飛車な会社、誰もが嫌がるのではないか!

 そう思ってトラベルズーの検索をいくつか見ていると、再びトラベルビジョンの記事を見つけた。
 *トップインタビュー:トラベルズー代表取締役社長の武藤友木子氏
 この記事の中で、トラベルズー代表取締役社長の武藤友木子氏が教えてくれている。

  メールマガジンの読者数が増え、ウェブサイトへの誘導が的確にでき、「コンテンツ力」が増しています。価格訴求に力点を置いたエスティーワールドのバンコク4日間では、7月29日に掲載を開始し、約2週間で89件の予約を獲得しました。これはウェブサイトのみで確実に予約までつなげるという意味では、「1万9800円」という価格は魅力的で、実際に行きたいと思う方は多いといえます。

 消費者へプッシュする手法では、同じくジャルパックの羽田発ハワイ行きチャーター便利用7日間の商品で、3週間で約100名を集客しました。これは旅行会社がチャーター便利用のため、予約を早く取りたいとの考えがあると判断し、メールで告知することで予約を促すことをねらったのです。メールを配信すると、直後に数件の予約が発生し、商品が高額であればさらに数週間をかけて予約が断続的に入り、最終的に良い結果を生み出すことができます。

 クライアント側からすると、ROI(投資収益率/いわゆる投資対効果)がいかに高いかが出稿の判断基準であり、少なくとも10分の1が目安ではないかと考えています。弊社のサービスそのものは、クライアント側の理解を得ると「パートナー」となり、良い結果が生まれやすくなります。ただし、インターネットを使う成果報酬型広告(CPA:Cost Per Action/CPC:Cost Per Click)のサービスを展開しているだけに、レベニューマネージャーのような立場の方には効率や効果の点で納得されますが、ウェブマーケティング担当者には、逆に説明が難しいという点もあります。

 こうした点で面白い例があります。A旅行会社が販売する1万円台の日帰り旅行の参加者の総数が129名であったところ、45名がトラベルズーを閲覧して申し込みをした方だったのです。45名のうち、A社を初めて利用する方が85%であったそうです。この例は、一企業にとって、利用者層の拡大につながっており、大きなアピールになると思います。


 これでよくわかった!
 プロが厳選? 購入者視点?
 さすがグローバル企業だ!
 金儲けのための奇麗事である。

 そもそも『成果報酬型広告』というのは、日本の旅行業では違法ではないのか?

 話は最初に戻るが、このように見ていくと、トラベルズーが年に何度もおこなっている読者調査そのものが、マーケティングや営業の一環だったのではないだろうか。
 つまり、フィルターを自らかけた読者調査!というのは言いすぎだろうか。
 
 


 
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