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添乗業務の魅力はどこへ

バブル後の20年間で、旅行業界人の一番の大きな意識変化は、日程表どおりツアーが遂行さえすれば、すべてのお客様の満足が得られると思っていることではないか。もしくは、自社が選りすぐったマニュアルどおり添乗員が実行しさえすれば、お客様からクレームがおきるわけがない、と。
以前であれば、担当者は、ツアーの手配は無事完了した時点でも、ツアーはまだ半分しか完成していないと思っていた。「絶対」はありえなかった。あと半分は、添乗員の裁量にゆだねられていた。どんなにツアーが手配どおり、もしくはマニュアルどおりに進もうとも、旅もお客も生きものであり、結果は時価であることを良心的な担当者は皆知っていた。

下記、「添乗員 旅行代理店のホンネ」の著者 小島郁夫氏の述べる添乗員の魅力は、現在、ほとんどなくなってしまった。

細かいマニュアルで添乗員をしばりつけ、お客様からクレームが出れば、マニュアルを一つ一つ正確に実行したか問いただす。もし多少でもズレがみつかければ、「ほら!」といって添乗員を叩く。そこには、自分たちが100%絶対的に「正しい」という意識しか存在しない。

添乗員・旅行代理店のホンネ―旅行業界 誰も言わなかった「ウソのようなホントの話」 (KOU BUSINESS)添乗員・旅行代理店のホンネ―旅行業界 誰も言わなかった「ウソのようなホントの話」 (KOU BUSINESS)
(1994/04)
小島 郁夫

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*添乗員とは平凡な日常を打破する実に刺激的な仕事だ

 こうして見ると添乗員という仕事は、ずいぶん大変そうだ。ならば辞めて転職をすればいいのにと思ってしまう。
 しかし、旅行業界に一歩、足を踏み入れると、なかなか他の業界には移ろうという気がしないらしい。
 「麻薬のような魅力がある」とは、複数の添乗員の感想である。
 「旅行という仕事は形がないといいますが、まさにその通りで、そこが面白い。自分で旅行という商品を作っていける、いや旅先で当初の予定の旅行という商品がどんどん変化していく。そこに一般のメーカーやサービス業では味わえない旅行という商品の魅力があるのです。
 そして、旅行がうまくいったときの喜び。解散する前にお客さんからものすごく喜ばれるのです。後からお礼の手紙をもらうこともしばしばで、何度も当社のツアーを利用してくれるようになることがうれしいですね」(大手旅行全社のベテラン添乗員)
 この点については旅行会社にいながら添乗員をしたことがないという大手旅行会社の広報マンも同じ。
 「ずっとスタッフ部門に配属されて、とうとう添乗員をする機会がありませんでした。若いときに、お客さんと接して世界を駆け巡ることを経験しておくのも良かったのでは、と少し後悔しています」
 中小の旅行会社の社長は、旅行全社の魅力についてこう語る。
 「自分の思想や日常の硬直性の打破ができるのが旅行会社の魅力。添乗員としてどこかに出かけたとき、必ずそこには新しい発見がある。同じ場所でもそうです。年によって、時期によって、まったく違う顔がある。
 たとえば、私は先日ビジネス需要の開拓でベトナムに行きましたが、いまのベトナムは昭和三〇年代初めの日本のようです。昭和三一年に経済白書が『もはや戦後は終わった』と述べたのは有名ですが、ベトナムもそんな様子で激しい戦争に終止符を打ち、いまはドイモイ(「刷新」という意味)と呼ばれる市場経済政策を実施中。数年前のベトナムとはまるで違った活気あふれる国になっています。
 このように旅行全社で働いていると、世界各地の情報を自分の目で確認できて、それを自分の肥やしにできるのです。世の中、よくわからないことだらけで、それをその場所やお世話をすることになったツアー客から教えられるだけでも新鮮な驚きです」
 少し難しい話になったが、要するに旅行全社の添乗員は、平凡な日常生活にスパイスを効かす非常に刺激的な仕事ということかいえよう。
「とにかく、海外に出ると国内での面倒なことを忘れることができます。青い海と空を見ていると、日本でセコセコした生活をしているのがバカバカしくなる。添乗という仕事であっても、海外に出れは珍しい食べ物やビールが飲めるので、気分転換には最高の仕事だと思っています」(フリー添乗員)

*やっぱり超格安で海外旅行ができるのが魅力
 
 さらに、もう少し軽めの話を、旅行会社の女性たちに開いてみると次のような答えが返つてきた。
 「添乗員の一番いいところは、会社のお金で旅行ができること。海外にも頻繁に行けます。私は秘境といわれているところや、アフリカ、南米、中東の政治状況が悪いところ、北朝鮮および東ヨーロッパ以外はほとんど会社の費用で行きました。
 それとお客さんとじかに接するサービス業であるため、お客さんの喜びや悲しみ、怒りがよくわかるということでしょう。旅行が終わって感謝されたときには、やりがいを感じますね」(大手旅行会社の添乗員)
 「有給休暇が自由に取れるのがいい。自分で土日と組み合わせて旅程を作れるので大変便利です。それに、当たり前のことですが、航空券の高い時期を外すなど、どうすれば安く旅行に行けるかを熟知していますから、タダ同然で海外旅行に行けたりします。
 しかも、自分が行ったことがない都市でも支店や事務所があるので、同僚に案内をしてもらえるというメリットがあります。これは女性ならではの特権かもしれませんが」(大手旅行全社のカウンター担当者)
 「外国に行くと男女平等なところがいい。仕事を通してできたアメリカ女性の友人は三五歳で未婚だが、生き生きと働いている。周りの人もプライベートなことをとやかくいわない。セクハラも少なく、欧米に出ると一人の人間としてのびのびと仕事ができる気がするのです」 (フリー添乗員)
 「全社のツアーをうまく利用すれば社員割引で超格安で行ける。これが一番の魅力じゃないでしょうか。私の同僚は、それでカリブ海や南太平洋など、まだ比較的、値が張るところに遊びに行っています。
 また、当社では旅行地の勉強ということで、まだ開拓されていない珍しい海外のリゾート地にも行けるのです。もっとも、このときは危険もともないますが」(中堅旅行会社の添乗員)
 「私は添乗業務に出ると、会社にいなくてすむのが気にいっている。オフィスのなかは、どうも自分の性にあわない」 (大手旅行会社の新人添乗員)
 「添乗員でお客さんと知り合って結婚ということもあります。一般のOLよりは、外部の人と接するチャンスが多い仕事ですし、それにお客さんと仲良くなる雰囲気がある。これが最高ですよ。夜、ホテルのバーとかで、ハンサムな独身男性とカクテルを交わすことも十分に可能な仕事です」(大手旅行全社のベテラン添乗員)
 さてさて、女性陣の声を聞いているときりがないが、具体的に添乗業務の面白さ、やりがいをまとめてみると次のようになる。


添乗業務の魅力
 ①仕事とはいえ、好きな旅に出られる
 ②そして、そこで自分で旅を作っていける
 ③普通の仕事以上にお客さんと親密になれる
 ④楽しい旅行ができると、お客さんから非常に感謝される
 ⑤添乗に出ると会社にいなくていい
 ⑥比較的、旅行客の少ない珍しい海外にも行ける
 ⑦個人的な旅行の日程が有給休暇を使って自由に取れる
 ⑧しかも、それが超格安で行ける
 ⑨外国の事情がピビッドに理解できる
 ⑲国内でも、トレンデイな温泉など観光地の情報が素早くわかる
 ⑪いやでも英会話力が身につく
 ⑫度胸がつき、少々のことではへこたれなくなる


 果たして、旅行会社の添乗員という仕事には喜怒哀楽、様々な表情がある。その表情をどう見るか。
 ただ、旅行業界や旅行会社を支えているのは一人ひとりの社員である。添乗員もしかり。
添乗員が「添乗という仕事は面白い仕事だ」と思い、またツアー客が「いろいろあったがまた行こうと思えばその旅行会社は発展し、業界自体も伸びていこう。
 幸い、添乗員という仕事はまだ新しい。とくに海外旅行については、日が浅い。その意味で、いまリングの上で格闘し、新しいワザを練っている最中なのかもしれない。


リングの上で格闘し、新しく生み出されたワザとは・・・・何だったんだろうか?
反則ワザであることは間違いないが・・・・・


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