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最近知ったこと

  あれはパキスタンで長距離バスに乗ったときだった。
 5、6時間おき何にもないような道端でトイレ休憩するのだが、自分だけ「立ちション」をしていることに気づいた。道端で一列に並んだ乗客のなかで自分だけ立っているのだからよく目立つ。自分以外の男性陣は皆しゃがんで小便をしているのだ。これは私にとって衝撃だった。彼らにとっても私の小便スタイルは衝撃だったかもしれない。
 それ以降、わたしはしゃがんで小便することにした。しかし、これが結構むずかしかった。パキスタン人は、クルタという民族衣装で座る小便に適しているのだろうが、私のジーンズは座る小便には適さないようだ。小便より大きいモノのほうが出そうになるのだ。

 大きいモノといえば、中国の最西端カシュガルで知合った日本人といっしょにクンジュラブ峠を長距離バスで越えたときのことだった。クンジュラブ峠は、中国とパキスタンの国境を指す。標高約5000メートル近くある。彼はバスのなかでいつも姿勢を垂直に保っていた。だから乗客の誰より頭一つ飛び出していた。道も悪くバスのスプリングもほとんどきかない状態でこの姿勢をとり続けることは至難の業である。わたしが「どうしてそんな格好してるの?」と聞くと彼は、「日本人として常に胸を張っていたい」と答えた。
 標高がどんどんと上がり息も絶々となった頃、その日本人が突然、「トイレに行きたくなりました。もう我慢できない」と。通路に近い私がドライバーにそのことを伝えにいった。身振り手振りドライバーに伝えようとすると他の乗客たちがガヤガヤと騒ぎ出し何だかわからないうちにバスは大自然の真ん中で停止。とりあえず通じたようだった・・・・・

 彼はトイレットペーパーをロールごと握り締め、すごい血相でバスから飛び出していった。
 わたしはほっとしたのだが・・・・・
 すると何ということか!バスが再び動き始めのだ。彼が戻ってないのに!とわたしはかなりあわててドライバーのもとへ走った。ドライバーは「大丈夫、大丈夫・・・」という風に大きな声を出すとバスを少しUターンさせて停まった。
 だが、ほっとしたわたしの目にすさまじいものが飛び込んできた!

 ドライバーは本意ではなかっただろうが、バスがUターンしたせいで、バスの真正面で後向きに大便をする彼の勇姿が映し出されてしまったのだ。
 車中の乗客たちが騒ぎ始めた。皆、指をさして笑い始めた!私も笑うしかなかった・・・・・
 しかし、わたしは、必死に踏ん張っている彼の後姿をみて感動していた・・・
 彼の背は垂直に伸びていたのだ!標高5000メートルのパミール高原のなかで彼は胸を張って大便をしていた!

 なぜ今このようなことを思い出したがといえば、先日、ある女性と話をしていてびっくりすることがあった。
 私が、「今の公衆トイレはすごい、きれいで洗面所が別だったりするから驚くね!」というと、その女性が、「エッ?昔からそうじゃない?」と応えたのだ。
 よく話を聞くと、女性トイレは、大分前から、洗面所が別で化粧を整えるためのイスなども用意されているとのことだ!
 考えてみたら、女性トイレなど入ったことはない。男性と似たような造りと勝手に想像していただけだ。また、女性とそんな話をすることもなかった。
 身近なことで知らない事ってたくさんあるのだなあと感じた。

 ただそれだけである・・・・・
 どんなすばらしいトイレよりあのときの彼のほうが最も爽快に放便したのではないだろうか・・・・





 
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