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旅行とインターネット

インターネットの普及は、旅行業界の構造を大きく変えてしまった。
ホームページは、新たな宣伝媒体となり、今まで多額の費用を要した宣伝広告費を格安でしかも、より広範囲に知らしめることを可能とした。

旅行会社は真っ先にこの新しいツールに飛びつき、ホームページから予約できるシステムを構築しようとした。
旅館、ホテルという宿泊施設、飛行機、バス、列車、船という運送機関、レストラン、料亭などの食事機関、予約の必要な観光施設も旅行会社だけに頼るのではなく、独自で販売できるシステムをつくった。それは、旅行会社への販売手数料の値下げにつながり、各施設の自立化を促進した。
しかし一方、多くの情報が流れ始めたインターネットの中で、当然のごとく、価格や施設などの満足度が明示され、過当競争の渦中に落ちていくことになってしまった。観光バス会社は、すさまじい価格競争の波のなかで、人件費をおさえて、安全とのぎりぎりの選択を強いられている。ホテルや旅館は今でもすごい倒産件数だ。

そんな中、JATA(日本旅行業協会)が、インターネットの普及で、もう一つ、頭を悩ませている。
それは、JATAのホームページでも注意を促しているように、外国の旅行関連会社や施設のホームページについてだ。

たとえば、フランス・パリのホテルが、自社のホームページ上で、宿泊客を募集する。日本語版があり、空室照会から、クレジットカードを登録して、予約まで可能なようだ。しかも、キャンペーン期間でかなり安い。しかも、日本のように、一人頭いくら?と違って、外国の場合は、1室いくら?でわかりやすい。当然、パリへ行くなら、そこを予約したいと思うだろう!

もう一つ、例をあげると、
中国の現地会社が、自社のホームページ(日本語)で、上海からの3泊4日の魅力あるツアー『上海発着 皆既日食観測&銭唐江逆流観賞&烏鎮散策(3泊4日)』を販売していた。クレジットカードで申込みが可能なようだから、上海までの往復の航空券はHISで購入して、現地の部分は、あちらの会社に依頼しよう!


そこで、ちょっと待って!・・・とJATAは、言っているのである。
JATAの注意喚起は、上記のような外国の企業(現地に住所)に申し込んだ場合、日本の法令が遵守されませんよ!ということらしい。特に、日本の旅行業法・約款、宿泊約款は世界で類を見ないぐらいお客を手厚く保護しているのであって、この法令はあくまで日本の企業に申込みしたときだけ、適用されるのですよ!ということだ。
パリのホテルをキャンセルしたい場合、フランスの規則でキャンセル料を払わなければならないし、上記の中国のツアーに申込んだ場合、万が一、『皆既日食』がうまく観測できなかったとしても、日本の旅行業約款は適用されないし、ましてやJATAが仲裁に入るなんてことは絶対にありえません!

これは、インバウンド(外国人旅行)に例えてみれば、
外国人が、日本の旅行会社のホームページをみて申込みをした場合、日本の旅行業法令が適用されることになるということだ。普通のインバウンドは、日本人同様、現地(地元)の旅行会社などに申込んでいるはずだから、地元の法令に則って運行しているはずである。日本の旅行業法・約款は関係ないのだか、だからといって、日本国の憲法・民法などに違反する行為は許されない。


私は、JATAの希望とは反して、日本人にどんどん、外国のホームページを見て、申込みをしてほしいと思う。申し込みの時点から、外国を味わってほしい。もしかしたら、騙されることもあるかもしれない。騙されたら、どうにもならないけど、怒ったらいい!それも後々の思い出となる。または、日本人以外の参加者と友だちになれるかもしれない!言葉が通じなくても、後々まで交流が続いたりする。

JATAの本音は、外国の旅行会社に利益を持っていかれたくないのかもしれない。または、管理しにくくなるのが嫌なのかもしれない。
お客を「籠の中の鳥」にしておくほうが、管理しやすい。なるべく自由にしない!
「外は怖いですよ!」
「この前も、こんな事件がありました!」
と現地ガイドと添乗員に脅させて、お客を籠の中から外に出さないようにする。
そして、みやげ物を売る!まずい料理を食わせる!
鳥たちは、それがすべてだと思って帰国する。
そのうち、鳥たちの羽が退化して、鳥であったことすら忘れてしまう。



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