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修学旅行で贈収賄

このような事件が起きた。
 *読売オンラインより

 中学校元校長を収賄容疑で逮捕 修学旅行業者に便宜

相生年繁容疑者 修学旅行の業者選定を巡って賄賂を授受したとして、大阪府警捜査2課は16日、同府泉大津市立誠風中学校元校長・相生年繁容疑者(61)を収賄容疑、南海電気鉄道グループの旅行会社「南海国際旅行」元副課長・道本拓也容疑者(51)を贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。

 発表などでは、相生容疑者は同校校長だった2010年春の修学旅行の業者選定で道本容疑者に便宜を図った謝礼として、同年8月頃、本人と親族ら計11人分のハワイ行き往復航空券を用意させ、料金を一部しか支払わずに、正規料金との差額約310万円の利益供与を受けた疑い。

 府警は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 相生容疑者は1977年、技術教諭として府教委に採用。07年4月から同校校長を務め、昨年3月の定年退職後は、同市教育支援センターに勤務している。道本容疑者は昨年1月、別の中学校の修学旅行代金500万円を横領したとして懲戒解雇。同4月、浪速署に業務上横領容疑で逮捕され、捜査過程で汚職疑惑が浮上したという。

(2012年1月17日 読売新聞)


 修学旅行に関して旅行業界は過去に何度も『談合』で公取委から取調べを受けていた。
 *旅行会社と公正取引委員会(修学旅行)

 今回は『談合』ではなく、旅行会社の担当者と中学校の校長先生との贈収賄である。
 私からすれば、『談合』は旅行業界の以前からの慣行とすれば、このような贈収賄も金額や贈答品の大小こそあるだろうがどの旅行会社でもやっていたことではないかと思ってしまう。
 今回は、この南海国際旅行の道本元副課長が他の事件で警察に逮捕されてしまったから、それ以前のこちらの贈収賄が露見してしまったということではないだろうか。
 それにしても、最初の逮捕理由の別の中学校の修学旅行代金500万円横領事件のほうはマスコミでほとんど報じられず、校長先生という教育現場を巻き込んだ倫理問題まで発展しはじめて大々的に取り上げられた気がする。
 これは、もしかしたら、道本元副課長の自分を懲戒免職にした旅行会社への復讐のようにも思えてしまう。
 この贈収賄が、この旅行会社の慣行として行なわれていたのなら旅行会社の責任が取られてしかるべきであろうから。

 もともと公立の小中学校の修学旅行に関する取り決めは、文部科学省の規定では下記のように決められているだけである。
 *小学校、中学校および高等学校の修学旅行等について
 このなかで旅行業者選定に関して次のような一文がある。

「(6) 旅行あつせん業者、旅館業者等の関係業者については、その信頼度についてじゆうぶんな調査を行つた上でこれを利用し、かつ不明朗な関係をもたぬように注意すること。」

 通常文科省のこの指導にそって各都道府県および各市町村の教育委員会は、管轄下の公立の小中学校へ独自の行き先、業者を選定させているはずだ。
 各小中学校は、数社の業者から売り込みがあれば見積もりを出させ独自に選定することになっている。
 
 こういうなかで、大手旅行会社同士の談合カルテルが生まれてきたのだろう。
 旅行会社同士で小中学校を分け合い、修学旅行のコース、日程、および価格に分け隔てがないように決めてゆく。もともと公立の修学旅行だから旅行代金のほうが先に決まっている。それに合わせて、各社抜け駆けしないようにコース日程と利益幅が決定されるのではないか・・・・・・・・

 ただ、私など思うのは、こういう談合は一見、旅行会社の収益確保のための構造のように見えるが、じつは公立の小中学校にとってこのほうがありがたかったのではないかということである。
 修学旅行のために、旅行会社に見積もりを出させそれを精査し他校よりプラスにならずともマイナスにならないようにもっていくというのは商売人でもない学校にとってはとても骨の折れることではないか?そのような苦労をするのであれば、談合であれ、他校と同じコース日程、料金で横並びに統一していただいたほうがいいだろう。

 こういう談合は違法と騒がれることによって、やっと中小の旅行会社の出番が回ってくるという利点はあるが・・・・
 中小の旅行会社が、大手と張り合うために、中小ならではの小回りの利くところをみせるかもしれない。それが、校長先生などと個人的蜜月関係をつくるかもしれない。やってはいけない上下のある友情関係!

 まあ、南海国際旅行は、けっして小さな旅行会社ではない。関西では老舗として多くの支店を抱える大手旅行会社だ。もちろん過去に修学旅行を多く受注しているだろう・・・

 今回の贈収賄は、個人的な問題ではないだろうか?
 だから、校長先生が強く要請したのか?
 道本元課長の金銭感覚が麻痺していたのか?

 現状では、ほどほどに談合して、ほどほどに贈収賄をするくらいがいいのではないか?
 あまり目立つほどやり始めると、再び公取委に騒がれ、誰かにチクられるかもしれない。

 それが旅行会社にも小中学校にもメリットになるだろう。
 生徒は父兄は?・・・・・・・
 
 わたしは、世間でいわれるほど修学旅行が高額だとは思わないのだ。
 手配旅行として妥当な料金ではないか?
 ただ、修学旅行は無意味だとは思う・・・・・・・


 






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