Home *  * All archives

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tb: -- |  cm: --
go page top

チャーター便ツアー

 2006年、JATA(日本旅行業協会)が国交省に「包括旅行チャーター(ITC)の運用要件の緩和への要望書」を出して以来、チャーター便(ITC)は、年々増加しているようだ。

 今までは、定期便かチャーター便か誰もそんなに気にしていなかった。だいたいJALのような大手航空会社の繁忙期のチャーター便が多かったせいかほとんど定期便と変わらなかった。機材も乗務員もJAL、ただ便名がちょっと長いなあ?くらいではないか・・・・・。・共同運航便のほうが違和感を感じたのではないだろうか?ANAだと思って乗ったらユナイテッド航空だったとか、共同運航便は、ハードとソフトが違うことが多い。ANAが成田第一・南ウィングに引っ越す前など共同運航便のアライアンスが別ターミナルだったりとややっこしかった。

 しかし今後は、チャーター便もややっこしくなるのではないか?普及にともなって、チャーター便が定期便にうまく紛れ込んでいるという具合にはならないだろう。
 基本的にチャーター便とは旅行会社側が航空会社から飛行機をチャーターして座席を販売する。各国や大手航空会社の利害がからんで今までは多数の規制があった。それがここ数年で大幅に緩和されてきている。
 *なぜ増える? 「チャーター便」ツアーの仕組み

 JATAが要望書を出したのだ。JATAは旅行業者の団体だからもちろん第一のメリットは旅行業者にあるのだろう。旅行業者にメリットがあるということは、チャーター便で送客力が増すということではないか?まだチャーター便が定期便より特段安くは感じないが、今後その可能性はあるだろう。行き先(ディスティネーション)の流動性に関しては、地方空港などを利用した近場の観光ソウル、シャンハイなどはかなり向上しているのではないだろうか?
 
 今後、とくに、旅行者が注意しなければならないのは、機材(チャーター機)だろう。日本の航空会社とは限らない。大手の航空会社とは限らない。聞いたこともない、外国の運送会社かもしれない。外資系ホテル(ヒルトンなど)のようにソフト(乗務員など)は別会社が担当するかもしれない。格安対応のため長時間フライトでも食事やビールはでないかもしれない。まさか普天間で時折見かける米軍最大輸送機C-5ギャラクシーのような飛行機をチャーターすることはあるまい。

c-5.jpg


 募集用パンフレットにははたしてどこまで書いてあるのだろうか?
 知らない航空会社が書いてあっても、お客は安全を確認するスベを知らない。まあ、日本の旅行会社が催行するのだから・・・くらいのものだろうか。今までもそんな感じで、トルコでも、アメリカでも、旅行会社は責任を免れてきた。運送機関の事故は、旅行会社の責任とはならない。被災者は孤軍奮闘するはめになる。

 日本旅行『ベスト』パンフレット(2011年上期4月~10月)より
 『メリディアーナ・フライチャーター往復直行便で行く イタリア・・・・・・』

・・・・・・・
・・・・・・・

 航空機 
 ・フライトスケジュール(発着時間)は、2011年1月現在のものです。航空会社の都合により変更になる場合があります(政府許可申請中)。確定時刻は最終日程表にてご確認ください。
 ・メリディアーナフライは現在政府認可申請中です。往復とも発着時間が大幅に変更になる場合がございますが、旅行代金の変更はございません。また、その場合、観光及び宿泊の順序が入れ替わることがありますので予めご了承ください。


 チャーター便は、利用日の約2ヶ月前に政府の認可が決定する。だから、パンフレットには上記のような記述しかできないようだ。しかし、万が一のときどうするのだろうか?最終日程表(確定書面)で利用便を変更した場合どうなるのだろうか?旅程保証でいえば、変更補償金に引っかかってくるが・・・これは旅程保証なのだろうか?仕入れの保証もできていないのにパンフレット(契約書面)に記入したということになると・・・・旅行会社の過失ではないのか?・・・もちろんJATAのことだからこの辺のところをクリアにしてチャーター便の促進を要望したのだと思うが。

 またもうひとつ、これは、JATAもホームページでチャーター便のデメリットとして挙げているが、機材トラブルなどが起きた場合、代替便の手配がとてもむずかしいということだ。大手航空会社の定期便の場合、他の定期便、もしくは、IATAルールで代替航空会社を選択できるが、チャーターの場合、ルール外だ。

 ちょっとリスクを感じないだろうか?
 そのリスクさえ補えれば、チャーター便も悪くないかもしれない。

 チャーター便のときは、ちょっとだけ高めの旅行障害保険に加入するとか・・・・
 その際、航空機遅延費用、航空機寄託手荷物遅延、の保険オプションも忘れないように!

参考
*戦略的チャータービジネスの構築へ
*特集:新ITC(包括旅行チャーター)をわかりやすく解説
*チャーター便利用のメリット、デメリット
*規制・制度改革(国交省関係抜粋)






tb: 0 |  cm: 1
go page top

この記事に対するコメント

チャーター便ツアー

チャーター便の解説とても勉強になりました。有難うございます。
旅行会社が独占販売権を持つと宣伝しているチャーター便が3月15日~5月8日の間毎日運航されたものなどは定期便とって過言ではないですよね。こうした場合でもトラブルが生じても旅行会社が責めを負わないというには条理に反します。いずれにしましても旅行者は万が一に備えて今まで以上に傷害保険に加入が必須ですね。 
以上

URL | 福間一郎 #-
2011/09/27 18:25 * edit *
go page top

コメントの投稿

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://intouch.blog56.fc2.com/tb.php/682-334c543b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
go page top

新着記事+関連エントリー

カレンダー

カテゴリ

最新コメント

プロフィール

ブログ翻訳

旅行業の本

添乗に役立つ本

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。