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おそろしき「旅日記」

多くの旅行会社が「旅日記」というものをお客にプレゼントしている!

誰が?いつ?プレゼントするのか?

パックツアーの参加した経験のない人なら驚くかもしれないが・・・・・
添乗員が、ツアー中に、お客に手渡すのだ!
つまり、添乗員が、毎夜、ホテルの自室で、一生懸命に、お客に手渡す日記を製作しなければならないのだ。もちろん、これは旅程管理業務ではない。旅行会社がサービスとして始めたものだ。
お客より早く起きて、毎日の行程を管理している添乗員にとって、夕食後の自室は唯一気の休まる場所である。気を休めるといっても、お客からの突然の連絡にも即座に対応できる心構えをしていなくてはならないし、明日の日程の確認や仕込みなど、常に不安と重圧を身体に感じながら調整しているものなのだ。その中に、もう一つ、「旅日記」という作業が追加されてしまった。

たぶん、はじめて、「旅日記」を書いた添乗員は、自分の得意なことで、自分の未熟なところを補おうと思ったのだろう。それは、本当に純粋な気持ちで、イラスト入りのかわいい日記を書いてお客にプレゼントしたのだと思う。絵心のある添乗員から「旅日記」をもらったのだから、お客にとっては大層なサプライズで、うれしかったに違いない。
とてもいい添乗員だ!そして、それを心から喜んで旅行会社に伝えたお客もすばらしいお客だと思う!

しかし、そのことを聞いて、それならば、と、「旅日記」を添乗マニュアルに追加した旅行会社の愚かさはどうしたものか!!そして、あの旅行会社がやっているなら、うちも!と「旅日記」を始めた旅行会社の愚かさ!に付ける薬はあるのだろうか!!!

学生時代に「読書感想文」の宿題がよくあった。得意な人は、1日で、否、数時間で書き上げることができるだろうが、苦手な人はどうだ?何日かかってもなかなかうまく書けないものではないだろうか。
「旅日記」というのも全く同じである。イラストなど絵心も工作力もない者にとって、何時間、紙とペンを手にしようがなかなか書き出せないものなのだ。ただ、ただ、時間が過ぎていくのだ!そして、苦労してやっと出来上がった「旅日記」が、果たして、どんなものなのか??
 
「ごんぎつねは、かわいそうでした。」
だけで終わってしまった読書感想文を読んだ先生が、愕然とする姿を想像してほしい。
ピカソも真っ青になるような「旅日記」を受け取ったお客たちは、この「旅日記」から、どんな想い出を残すのだろうか?

『苦手なら、「旅日記」のサンプルがあるから』、というかもしれない。
サンプルがあっても苦手なものは苦手だ。また、そこまでして、お客にパフォーマンスする意義があるのか!

添乗員もそれぞれのパーソナリティを持っている。
そして、そのパーソナリティの中で、お客と真摯に向かい合えればいいのではないかと思う。
当然、添乗員の心根に、お客を想う気持ちがなければならない。
あの旅行会社の担当者から、「心根」という言葉は、シーラカンスを見つけるより難しそうだが・・・・




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