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トラッキングシステム(RFID)はロストバゲージの救世主?

*ロストバゲージ
 ロストバゲージのショックは当事者しかわからないであろう。
 私のようにロストバゲージ慣れしてしまうと、感覚が麻痺してしまい、事務的発想しか浮かんでこなくなってしまったが、下記の当事者のホームページを読むと、改めて、その落胆と憤りの深さを思い知る。

 *KLM手荷物遅延訴訟の紹介のページ
 
 「旅」に不条理はつき物だと思うが、やはり当事者としては怒鳴り込みたくなるであろうなあ・・・・


http://homepage2.nifty.com/kekkanzenkokunet/old/klm3-1=sojo.htm
・・・・・・・・・・・・
 5 ところで、原告吉岡ら参加者は、スキポール空港で機内への搭乗を待っていたところ、一四時二五分出発予定の約一五分前頃に、被告は、空港アナウンスをもって、概略「ダブルブッキングが生じた。客の中でロンドン経由の日本航空で帰国を希望者する方はいないか、応じてくれれば四万円を減額する。」などと路線変更希望者を募り始め、数人の希望者が現れるや、被告は本件飛行機に一旦積み込んだ右希望者らの手荷物の積み下ろし作業を始めた。そのため、原告吉岡らは出発予定時間を約一時間以上も遅れて同空港を飛び立つという出来事があった。

6 そして、本件飛行機は、九月一〇日八時四〇分頃、関西国際空港に到着した。ところが、到着後、手荷物引換所の荷物回転テーブルから乗客の手荷物が搬出され始め、原告吉岡も同テーブル付近で手荷物を待っていたところ、空港女子係員が手荷物を待つ乗客に向けて歩きながら「吉岡様。お伝えしたいことがあります。いらっしゃいませんか。」と大声で連呼していたため、原告吉岡は、「吉岡だが」と申し出ると、同女は、「いいえ。お探ししている方はA・吉岡様であり、K・吉岡様ではありません。女性の方です。違います。」と人違いである旨、申し述べ、再び、大声で連呼しながらその場を立ち去った。そこで、原告吉岡は、再び、荷物回転テーブルで手荷物Bが出てくるのを待っていたところ、今度は、空港アナウンスが原告吉岡らと同行した参加者の名前を次々と呼び出したため、参加者の一人がカウンターに行くと、担当者から原告吉岡の手荷物が不着であることを告知された

7 その後、空港担当者から、原告吉岡に対し、所持していた手荷物の色や外観、手荷物の中身等についての聴き取りがなされたが、原告吉岡に対しては、不着の原因は一切分からないなどと繰り返すばかりであった。また、原告吉岡から「今後、どうなるのか」との問いかけに対して、「こうした場合、責任を負う対応はしておりません。できるだけ早くにお荷物をお届けするだけです。」との回答に終始するばかりであった。

8 この間、原告吉岡らと視察をともにした参加者らも、視察旅行の一部始終が順調に終了し、無事に視察旅行を終えられたものと安堵感に浸ろうとしていた矢先、右トラブルが発生し、長時間にわたり参加者に心配をかけたり、待たせたりするなど、参加者に多大な不快感を感じさせた。また、原告吉岡は視察団の団長役を務めており、全員が無事に帰国できたことを喜び合い、視察先の報告書を各人が分担して作成する旨、同空港内で最終ミーティングを行ったうえで解散式を行い散会する予定でいたが、突然の予想もしないトラブルに遭遇し、右打合わせや最後の解散式も行えず、参加者に多大な迷惑をかけた。

9 更に、原告吉岡は、帰国当日(日曜日)、FW三〇〇一便関西国際空港一一時〇〇分発、仙台空港一二時五五分着の飛行機で帰省し、直ちに弁護士事務所において翌週の裁判に提出すべき書面を作成する予定を立てていた。そこで、原告吉岡は、予め原告の妻と子を同空港に出迎えさせ、同空港で妻子へ土産を手渡し、原告の妻の運転で同空港から事務所へ直行し執務する予定であったところ、手荷物Bには、原告吉岡が愛用するパソコンの電源コード、背広、事務所や自宅の鍵、弁護士手帳、妻子や友人・知人への土産等々が入っていたため
  ① 原告吉岡は施錠された事務所に入ることができず、また日曜日であったことから管理人も不在であり、原告吉岡の法律事務所で勤務する事務員も不在であったため、原告吉岡は、事務所の合鍵も使えず、結局、翌朝、事務員が事務所を開けるまで、事務所内への立入りができず、翌週に使用する予定の書面作成ができずに終わったばかりか、メールの開封もできないままに終始した。
  ② また、土産を楽しみに出迎えた妻子に土産が手渡せず、子供からは不満げな態度をとられ原告は弁明に苦労した。
  ③ 更に、弁護士手帳には、帰国後の作業予定や各事件の進行内容等が書き込まれており、翌週なすべき仕事の内容が把握できず、手荷物Bが到着するまでの間、不安な時間を送らざるを得なかった。



 また、航空会社としては、何でこんなことでこんなにムキになるのだ?という気持ちだろう。何せロストバゲージなど日常茶飯事ですべての航空会社がやっていることではないか?荷物が出てきただけでも儲けもの!出てこない乗客もたくさんいるのだから・・・・・

 *航空手荷物の取り扱いミス、07年は100万以上が発見不能に

 結局、原告(吉岡氏等)の主張(慰謝料)は上告棄却となり認められなかった。
 まあ、普通に考えたら、「そうだろうなあ」と思う、もし、これが認められたら、私も!私も!という人たちが大勢航空会社へ押しかけることになるだろう!!

 しかし、吉岡氏のいうように、荷物紛失にあまりに無責任な航空会社へ一計を投じたいという気持ちは伝わったのではないか?
この訴訟に前後して、航空各社は手荷物の管理システム(RFID)を本気で考えはじめた。
(1995年頃から実験的利用、その後、9・11の影響が大きいと思うが・・・・)

 現在、ほとんどの航空会社は、『手荷物検索システム』というサービスをおこなっている。
 *ANA(手荷物検索システム)

実際はほとんどの航空会社が下記のグローバルネットワークを利用しているようだ。
 *SITA IATA/ WORLD TRACER

この検索システムは、荷物がロストしたときにバゲージクレイムの職員からレファレンスナンバーを受取りWEBでチェックする。
 たしかに便利になったが・・・・このシステムができた後も相変わらず、ロストバゲージの発生件数は多い。すぐ探せ出せるという意味では、検索システムはありがたいが、吉岡氏のようなロストそのものの落胆と憤りは決して無くなりやしないだろう?

 検索システムの多くは、まだRFIDではないようだ。以前のバーコード式の管理システム(BHS)を利用している。荷物を識別する能力がぜんぜん違うらしい。


 デルタ航空が、今年の4月からもっと進んだシステム(RFID)を構築したらしい。
*デルタ、受託手荷物のトラッキングシステムをウェブサイトで稼働
 *DELTA 受託手荷物の追跡

 このトラッキングシステムだと、ロストだけではなく、荷物をチェックインした後からWEBで確認できる。
  すごいなあ!と思う・・・・・・
 まずは、こういうシステムが、主流になるのであろう。

 が、そこまで執着する必要がはたしてあるのか?という気もする。
 
 バーコード、RFID、e-タグ、ICチップ、・・・・・・複雑すぎてよくわからない?

 便利になる分、旅行も「疲れ」そうである。

 「旅」からどんどんと不条理でハプニングという「疲れ」が消えていくのだろうか?

参考
*旅行流通速報 Vol. 476 号
2011年5月 3日

抜粋

(4)デルタ航空、受託手荷物トラッキング開始
DL航空が、チェックイン→搭載→取り卸し→到着空港の間の受託手荷物のオンライン トラッキングを開始した。 DLは、荷物に付けるタッグ(合い札)にRFIDを埋め込むことによりこのトラッキングを開始した。 丁度、4月20日には、オバマ政権が紛失手荷物に対して手荷物料金の払戻を航空会社に義務づける規則案を発表した。
Alaska航空では、航空機のゲート到着後20分以上の受託手荷物のデリバリー遅延に対して $20のディスカウントコードもしくは2,000マイルポイントを提供している。 またUAでは、FedExを使った荷物の宅配サービスを片道1個当り $79~$99で販売している。 DLの紛失手荷物は1,000旅客当り2.93個で、メジャー16社の第5位となっている。(wsj.com, 4/23/2011)


*バーコードに対抗するRFID
*バゲージタグ認識システム




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