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パックツアーか個人ツアーか?

 JTBパブリッシングが発行している月雑誌に『ノジュール』がある。『ノジュール』とは、『団塊』という意味らしいが、雑誌名そのまま団塊世代を主に対象にした内容のようだ。サブタイトルには、「50代からの自分ライフを格好よく!」と書いてある。

 今年の1月号には、観光ジャーナリストで有名な千葉千枝子氏が『おトクに気軽に、今こそ海外旅行~なぜ、海外旅行は今が行きドキ?」という記事を特集している。
 その「今が行きドキ?」の骨格は、①羽田の国際化 ②円高 ③LCC航空会社の参入 ということらしい。
 ふ~~~ん、そうかなと思うが、それなら今で?なくても・・・と考えてしまう。この本は1月号なので、現在はもっと円高になったので、そうなると「今ではなくてもっと待ったほうがいいのでは?」ということだったのでは?
 ただ、千葉氏のいうように、羽田国際化、円高、LCCというキーワードが、旅慣れた顧客に魅力なのは確かだろう。
 

 この1月号には、海外旅行コンサルタント、シニアライフアドバイザーという肩書きの田中嘉文氏が、『50代からの海外旅行術』という記事をよせている。この記事はけっこう興味深く読んだ。


準備編

パックツアーか個人ツアーか?

 日本を出て他の国に出入りするには、一定の法的な手続きがあります。飛行機やホテルのチェックインなどにも国内とは異なるルールがあります。さらに国によって様々な習慣の違いもあります。そうした海外旅行ならではの基本的な常識を会得するにはパックツアー利用が最適でしょう。特に初めての海外旅行であれば、中高年に限らず、まずパックツアーから始めることをすすめます。
 中高年にとっては何より「安心して旅を楽しむ」環境が必要です。数多ある旅行会社は、「日本人旅行者が安心して楽しめる旅づくり」の目線で世界各地を調査研究のうえツアー企画の競争を擦り広げています。私達はそれらの中から自分の目的に一番合った、夢を叶えてくれるツアーを探せばいいわけです。面倒な手続きはすべて旅行会社が代行してくれて、移動や宿泊、観光や食事など最低限必要な準備を整えてくれます。2度3度パックツアーを体験すれば、海外旅行の要領は自然と会得できるはずです。
 個人旅行の魅力は誰にも気兼ねせず、自由気ままに行動できることでしょう。しかし個人で自由に海外旅行を楽しむにはそれなりの”旅力”が必要です。旅力とは、何でも見てやろう、試してみようという積極均な行動力、そしてどんなトラブルでも自身で解決できる決断力と自立心です。パックツアーを経験して自分の旅力に自信を持てるようになれば、個人旅行にもチャレンジしてください。
 もう一つ加えますと、インターネットで格安航空券やホテルを予約して旅する個人旅行は合理的で安上がりと思い込む人がいますが、これは間違いです。パックツアー利用の方がはるかに合理的で旅全体にかかる責任も安上がりだと考えてください。理由は簡単です。パックツアーでは全員にかかる共通費用を分担していますが、個人ではすべて自分ひとりで賄わなければならないのですから。言い換えれば、自由と満足をお金で買っているようなものなのです。


「2度3度パックツアーを体験すれば、海外旅行の要領は自然と会得できるはずです。」

 2、3回行けば会得できる?このへんはとても疑問に感じる。
とくにパックツアーのお客は、会得しようと心がけてはいないのではないだろうか。先導のあとについてカメラのシャッターを押しているだけである。先導の意識を持つことはない。
 だから、私からすれば、パックツアーの経験があれば、個人ツアーの要領を自然と会得するというわけにはいかないのではないかと思うのだが・・・・

 パックツアーに参加しすぎると、「パックツアーを経験して自分の旅力に自信を持てるようになれば、個人旅行にもチャレンジしてください。」という気持ちは、遠い存在になるのではないか?もう個人旅行にでかけるような自立心や決断力はなくなってしまう。
 だから、最初こそ「個人ツアー」がほんとはいいと私は思う。2番目はパックツアーでも・・・・


田中氏の下記の文章も・・・
「パックツアー利用の方がはるかに合理的で旅全体にかかる責任も安上がりだと考えてください。理由は簡単です。パックツアーでは全員にかかる共通費用を分担していますが、個人ではすべて自分ひとりで賄わなければならないのですから。・・・・」

 確かに、添乗員付きパックツアーと同じ日程を、個人で行こうとすればかなりお金がかかってしまうだろう。
 だが、金額が高くなる理由は筆者のいうように「パックツアーでは全員にかかる共通費用を分担していますが、個人ではすべて自分ひとりで賄わなければならない」からなのだろうか?
 
 ここでいう「全員にかかる共通費用」といった場合、はたして何を指すのだろうか?
 飛行機、宿泊、食事、観光施設料など今や個人だからといって大きな違いはない。
 となると、「全員にかかる共通費用」とは主にトランスファーの乗物だけしかない。つまりバス代だ。空港からホテルまでのバス、市内観光のバス、食事のバス、移動のバス・・・・これらを個人ツアーでタクシーを利用したら、もちろん半端でない額になるだろう!
 ・・・・・・しかし、どうだろう?10人前後のパックツアーで大型バスが手配されてくるときがある。どうみたってもったいない。バス代を乗客全員で割ってもタクシー代のほうが安そうに感じる。

 個人旅行客が求めないパックツアーゆえの出費もある。添乗員付きであれば、添乗員1人の必要経費や労賃が必要となる。添乗員の飛行機運賃やホテル代や食事代は無料ではない。お客様と同じようにかかるのである。ガイドやドライバーを同行させればその必要経費も含まれる。
 
 そう考えると、パックツアーが安い?のは、共通費用を参加者が分担しているからではなく、ツアー全体もしくは大手旅行会社のスケールメリットが大きく作用するのでないのか?
 大手旅行会社と現地ツアーオペレーターとの間でスケールに応じた包括的料金が決められ、個別のパーツ毎のパーヘッドは関係ない。
 つまり、パックツアーにおいて「全員にかかる共通費用」という概念があるとすれば、それはツアーすべてにおいてではないのか?

 そういう意味では、田中氏が最後に
「(個人ツアーは)・・・言い換えれば、自由と満足をお金で買っているようなものなのです。」
というのは、本当にその通りだと思う!
 パックツアーの代金というのは、すべて「共通費用」なのである。
 共通とは、他の参加者とお金を出し合って共有しているということである。
 ならば、当然、個人的わがまま(自由)を主張できない。
 ツアーという『お仕着せ』のなかで、満足を得なければならないのである。

 ただ、むずかしいのは、ほんとうの満足は、主体性の中にしかないことである。

 
 本来、パックツアーと個人ツアーを同じ土俵で比べること自体おかしい。
 公共機関を使って観光地をゆっくり回る。短時間で多くのものは見学できないかもしれない。
 しかし、主体的であれば、満足にちがいない。


 



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この記事に対するコメント

ありがとうございます

解説ありがとうございました
国語のテストで読解力は悪い方ではなかったのですが
まだまだですね?(笑)

>違う土俵なら、わたしは一方の土俵のほうがいいのではないかという意味です。

とすると、ほんとうにお仕事 おつらいでしょうね?
心中お察しします。
あまり無理をなさらずに
無理は万病のもとですし、
無理をされると、お客さんにそれが伝わってしまうかも・・

これkらも、ブログ  楽しませていただきます
でわ

URL | 嫌われ者?? #mLTIdJyo
2011/05/19 18:40 * edit *

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

ブログの内容に不満のようですが、私としては、貴殿もおっしゃられているように、

> 人それぞれ感じ方があるので、それはそれで楽しんで・・・・ください。としか
いいようがありません。

> 悲しいかな、同じ土俵で比べていらっしゃるように感じるのは
> 私の国語力のなさでしょうか (+o+)

違う土俵なら、わたしは一方の土俵のほうがいいのではないかという意味です。

管理人


URL | InTouch #-
2011/05/17 22:31 * edit *

いつも楽しく拝見させていただいています。
私の感覚とはかけ離れていることも多いのですが
人それぞれ感じ方があるので、それはそれで楽しんでます。

ただ、ときどき感じるのですが
パックツアーの客は、意思を捨てた困ったチャン
そんな感じをお持ちでしょうか?(深層心理??)
勘違いならごめんなさい。

ただ、主体性云々で ああ今回も って思っちゃいました。
個人的には若いころにはフリーでさまよい(それこそ解放前の中国も)
その後、パックツアー愛用者になった私です。
その理由は・・・

>ツアーという『お仕着せ』

が、日々の仕事で主体性を過剰なまでに要求される人間にとって
非常にありがたいことであるからなのですが。
(仕事の仕方の決定 部下への指導 すべて創意工夫です)

現実的にはパックツアーでわがままを言うこともないし
仕事をしている添乗員さんに迷惑を掛けるほど
馬鹿じゃない そんな人々が多いのでは と思います。

>パックツアーと個人ツアーを同じ土俵で比べること自体おかしい

全くその通りですよね
個人的にも、フリーで感じる満足とパックの満足感は全く異なります。
これは、実感しています。

ですのに、

>公共機関を使って観光地をゆっくり回る。短時間で多くのものは見学できないかもしれない。
>しかし、主体的であれば、満足にちがいない。

悲しいかな、同じ土俵で比べていらっしゃるように感じるのは
私の国語力のなさでしょうか (+o+)



URL | 嫌われ者?? #mLTIdJyo
2011/05/17 19:32 * edit *
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