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危機管理は「破滅シナリオ」が大事

世界金融恐慌序曲~危機管理の資産運用~世界金融恐慌序曲~危機管理の資産運用~
(2008/11/15)
大竹 愼一

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 『日本人はいつもババをつかむ』・・・・・


・・・・・・・・・・・
 いわゆる「楽観シナリオ」と言われるものがあって、世界は好景気、日本株は順調、日本の輸出は伸び続けるといった状況を、思い描く。ついこの間までこの楽観シナリオが日本の大勢を占めていた。わたしは、以前からこの楽観シナリオ、つまりグローバリゼーションは、永続するものではない、単なる一時的現象であると主張してきた。
 われわれにとって大事なのは、何か不測の事態が起こった時に、それに素早く対処できることである。それはどうしたら可能か。世の中の仕組みを理解し、事前に起こりうるだろう事態について、さまざまな角度からシュミレーションし、準備しておくことである。そのためには、楽観シナリオを描くよりも「破滅シナリオ」を思い描いておいたほうが良い。破滅シナリオを考えておけば、いざ危機的な事態が起こった時でも、なんとか対応することができる。
 欧米人の中には、「破滅シナリオ」に取り組んでいる連中が必ずいる。また彼らの意見を傾聴する連中もいる。ここが大切なところだ。彼らは、何か事が起こったら、素早く逃げる。残念ながら日本人は、いつも逃げ遅れ、ババをつかまされる。私は、過去30年、そんな例を見続けてきた。
 日本人は、熱しやすく冷めやすい人種である。しかも大衆の感情に一緒になって乗りやすい。英語でいうユーフォリア、大衆熱狂の状態になりやすい。われわれも厳に自分を戒めなければならない。こういう状態になると、一方向に走りやすい。ババをつかみに行く危険がある。そういう時に必ず頭を冷やして、別の方向から考えることが肝心である。


 この本はリーマンショック後の2008年に書かれた。ファンドマネージャーとして世界を渡り歩いた著者が、経済に関して日本人への警告の意味を込め書かれたものである。

リーダーは常に「楽観シナリオ」ではなく「破滅シナリオ」のシュミレーションを準備しなければならない!


添乗も同じだ。
添乗の危機管理も、「楽観シナリオ」ではなく、「破滅シナリオ」である。予期せぬ事態が発生したときを常に考えている。

集合場所にお客様が来なかった場合~
飛行機が遅延した場合~
ホテルに予約が入ってなかった場合~
お客様が迷子になった場合~
などなど・・・・・・

思い描いていなかったトラブルがあった場合でも、「想定外」などとお客様へ言うことはできない。想定していなかった添乗員自身の過失であって、「想定外」と言えるのはあくまでそのような添乗員に当たってしまったお客様のみである。

こんなふうだから、添乗員は常に疲れることになる(阪急交通社のいうように目に見える業務以外添乗員は何もしていないわけではない)。
お客様の前では「楽観的」な顔をして、頭の中で「破滅シナリオ」を想定していることになる。

ただ、本当に大きなトラブルであれば、お客様にその重要性を説明し協力を願うようにする。
たまにお客様に嘘のストーリーを作り上げて説明する場合がある。そういう場合は、あくまで、「お客様のために」というのが鉄則である。それ以外のための嘘は許されないと思う。嘘がばれた場合、自信をもって謝罪できる勇気は、「お客様のために」というプロ意識がなければどうにも無理である。


そして、大震災の日本・・・・
「危機管理」は、大震災、津波、原発事故以降の日本にも言えることではないだろうか?
 
「楽観シナリオ」ばかり流していた菅、枝野、岡田という政府首脳や東京電力や原子力関係者やマスコミ!
「楽観シナリオ」を流しながら、じつは「破滅シナリオ」もしっかりと想定しているのか?と思っていたら、じつも「楽観シナリオ」であった。
これでは、「イヤー!ほんとうに楽しかった!!」とお客様になりきってしまった添乗員と同じではないか。

最近の菅首相は、もっと最悪で、「破滅的」な表情をしながら、「楽観的シナリオ」しか持ち合わせていないようだ。自分では「俺は現実主義者だから」というらしいが、ただの「鈍感」のことを現実主義者というのだろうか!


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