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ツアーを選ぶ重要なポイント

<利用航空会社>を読み解く②


 前回、ベストエアーラインというのを、勝手に選んでみた。その最大の判断基準は、「安全」であり、「サービス」よりそちらを優先して決めてみた。
ただ、パックツアーに参加する多くのお客にとっては、そんなことは関係ないかもしれない。なぜなら、パックツアーのお客にとって、飛行機会社を選ぶ選択肢はないからである。すべてがパックされたツアーをパンプレットをパラパラとめくって選ぶだけである。
航空会社にもし、わがままを言えたとしても、「日本航空または全日空にて・・・・」のように選択範囲を数社に限定できるに過ぎない。1社確約の場合もあるが、そこには、また別な問題があったりもする。


パックツアーに参加する一般的中高年にとって、一番いいフライトとは、ベストエアーラインで、目的地まで直行できることだ。
直行便とは、日本から飛行機乗り、降りたところが観光の目的地であるということである。
お客の中には、途中、乗継があって、いろんな空港の見学もしてみたい!という人もいるかもしれないが、それはごく少数派だろう。乗継便とは、日本から飛行機に乗り、降りた空港で、再び別な飛行機に乗り換え、観光する目的地に向かうということである。
直行便と乗継便を両方乗ったことのあるお客だったら、間違いなく「直行便」は楽だわ!」と言うはずだが、はじめてのお客だったら、よくわからず、旅行が終了した時点で、「けっこう大変だったわ!」ぐらいの感覚が多いかもしれない。

また、乗継便の場合、パックツアーのパンフレットに、何時間ぐらいの待ち時間か、書かれていることはまずない。
もしかしたら、約1時間の乗継時間で、結構な急ぎ足で乗り換えなければならないかもしれない。前便が遅れたりしたら、うまく乗り継げるか気が気ではない。
逆に、待ち時間が、5時間以上!もしかしたら、8時間とか!あるかもしれない。いくら大きな空港ターミナルでも時間をもてあますことは確実である。
あまりの待ち時間に、仕方なしに、乗継空港の都市観光へ行く場合もあるが、なるべくなら避けたほうがいい。旅行会社が薦める場合と添乗員が自主的に案内する場合があるが、どちらにしても、限られた時間内での行動であり、日程上に明記されていない部分なので法律的にも保護されず、とてもリスクが大きい。
また、当初の目的地でもなく、この部分の観光でネガティブな体験をしたら、旅行全体の印象を左右しかねない。特に、復路での案内は避けるべきだと思う。

 以前、ヨーロッパツアーで、中国国際航空を利用したことがあった。
 この航空会社だと、中国の北京での乗継になる。特に、復路に待ち時間が
 5時間以上あった。旅行会社を気を利かせたのか、簡単な北京ハイライトツアーを
 手配してくれた。車窓観光が多かったと記憶しているが、天安門広場や故宮の風景、
 買い物など、一通りのまとまった観光であった。乗継便にも余裕をもって帰って来れた。
 しかし、お客の顔も今ひとつ浮かない。
 北京観光をする前までは、「エーッ!北京も見れるなんて幸せ!」などと言って
 いたのにである。
 私が思うには、このお客たちの目的は、「ヨーロッパ」であった。
 「ヨーロッパ」の観光がすべて終了しその地を飛び立った時点で、
 このお客たちのツアーは終了していたのではないか。
 その地の想い出を秘めて、噛みしめて、日本へ帰ってくるつもりでいた
 のに、飛行機の都合上、北京に降り立ってしまった。
 しかも、観光までしてしまった。
 最初は、「おまけ」をもらったつもりで喜んでいたが、その「おまけ」
 によって、本体の味が薄まってしまった。
 北京はすばらしい観光資源をもっている都市ではあるが、この「ヨーロッパ」
 ツアーのお客にとっては、美味しい料理の最後に、コカコーラを
 飲まされてしまったような感じだったであろう!
 

「旅行会社がそんな不便な乗継便を手配するはずがない」
と思うかもしれない。確かに、以前は道義的にこのような便を手配することはなかった。どうしても、この便しか無いという以外、あまりすすんで、手配はできなかった。しかし、今は全然違う。旅行会社は、全く気にしないで手配してくる。添乗員として、こちらが、「エッ!この便だと・・・・」とか言おうものなら、「問題ありません!」とかピシャリ!と言われてしまう。旅行会社社員には、現場は全く見えないようだ。
このように、乗継便だと、かなりのリスクと疲労を増幅させる。また、同じ8日間のツアーでも、現地の滞在時間に大きな違いが出てくるのも予想できるであろう。
 こう見ていくと、直行便と乗継便では雲泥の差があることはわかるだろう。

 個人渡航者であれば、まず目的地までの直行便を運行している航空会社を探して、その中から、ベストエアーラインを選ぶということができるが、パックツアーであれば、ただでさえ、団体行動のストレスがたまり易いので、なるべく疲れなくてすむものは、そちらを重視して選ぶのが最適であろう。
よって、ベストエアーラインより、「直行便」を重視するべきだと思う。
「日本航空または全日空指定にて・・・・」と書いてあってもその後に、「ヨーロッパ内乗り継ぎ・・」と続くのであれば、「航空会社未定・・・」だけれども、その後、「直行便にて・・」と書いてあるツアーのほうが、ストレスを半減できるであろう。
 ヨーロッパなど何カ国か周遊型のツアーの場合、往復の離発着空港が変わるので、乗継便になるケースが多いとは思う。しかし、往路または復路だけでも直行便にする選択肢はあるはずである。その場合は、断然、復路の直行便を選ぶべきである。帰りは、グッタリである・・・・・・・・。


その他
 ツアーパンフレットに、 「日本航空または全日空指定にて・・・・」と書いてあったのに、実際後から送られてきた日程表には、「英国航空」になっていたとか、「直行便にて」と書いてあったのに、「乗継便」になっていたとか、「ヨーロッパ内乗継で・・・」と書いてあったものが、「中国乗継で・・・」に変わってしまっていたら、乗客はそのツアーをキャンセルすることができる。もちろん、乗客が悪いわけではないから、取消し料金は支払う必要はない。

また、それでも旅行に参加した場合は、多少の慰謝料がもらえる。
ここで、注意してもらいたいのは、この場合、旅行会社の責任の有無によって、2種類の慰謝料の受け取り方がお客に発生する。
一つは、航空会社側の状況(予約オーバー)によって、予定していた飛行機に乗れない場合。
この場合、旅行会社には直接責任は発生しないと解釈し、ツアーの主催者側としての微少な慰謝料(変更補償金)だけお客に支払えばいいことになっている。
もう一つは、旅行会社側の予約ミスなど、直接責任で、予定していた飛行機に乗れない場合。
この場合、旅行会社の100%責任であって、ある程度の慰謝料(損害賠償金)が受け取れる。
ただ、ここで問題なことは、お客にとって、旅行会社の責任の有無がとてもわかりにくいことだ。
お客は、旅行会社の言い分を信じるしかなく、旅行会社が、「今回の件、航空会社の予約オーバーにより発生いたしました。誠に申し訳ございません」と言われれば、「・・・そうなのか」と当然、思うだろう!他に情報はないのだから。そして、旅行会社は、その手をよく使うのである。
旅行会社の予約忘れのような場合でも、よく航空会社の責にして、お客に「変更補償金」だけを支払ったりするのである。「変更補償金」のほうが、「損害賠償金または慰謝料」より、何分の一、安いのである。
だから、お客は、そのような事例が発生した場合、ある程度、自分から腰をあげて、状況を確かめるしかない。
当初予定していた航空会社にお客自ら電話して、本当に予約オーバーが起きたかどうか確かめるのだ。
このような飛行機の例だけでなく、「変更補償金」というのが、旅行会社の責任の隠れ蓑として利用されている気がしてならない。

また、ツアーそのものをキャンセルしたとき、「変更補償金」はもらえないが、旅行会社の責任による「損害賠償金」はもらえる可能性がある。


変更補償金(第二十九条第一項関係)

変更補償金の支払いが必要となる変更
一 契約書面に記載した旅行開始日又は旅行終了日の変更
二 契約書面に記載した入場する観光地又は観光施設(レストランを
含みます。)その他の旅行の目的地の変更
三 契約書面に記載した運送機関の等級又は設備のより低い料金の
ものへの変更(変更後の等級及び設備の料金の合計額が契約書面に
記載した等級及び設備のそれを下回った場合に限ります。)

四 契約書面に記載した運送機関の種類又は会社名の変更
五 契約書面に記載した本邦内の旅行開始地たる空港又は旅行終了
地たる空港の異なる便への変更
六 契約書面に記載した本邦内と本邦外との間における直行便の乗
継便又は経由便への変更

旅行開始前 (支払額:旅行代金の1%)旅行開始後(支払額:旅行代金の2%)

七 契約書面に記載した宿泊機関の種類又は名称の変更
八 契約書面に記載した宿泊機関の客室の種類、設備、景観その他の
客室の条件の変更
九 前各号に掲げる変更のうち契約書面のツアー・タイトル中に記載
があった事項の変更





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