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永山則夫の予言とアンダークラス

 派遣添乗員の待遇は、どんなに添乗員が騒ごうがまったくに変わる事が無かった。添乗員を利用する貴族的プロレタリアートたちは、同情するようなそぶりを見せながら、逆に前以上の劣悪環境に添乗員を押し込めようとした。それに対して、添乗員の有志が東部労組に加入して、自分たちの当然の権利を主張した。今までにない環境改善への前進がみられた。

 しかし、一抹の不安がある。
  添乗員を下層階級に追いやってきた「大ブルジョワジー」「プチ・ブルジョワジーおよび貴族的プロレタリアート」は、前以上に強欲でインモラルでなってしまった。

 下記コラムで、武蔵大学教授の橋本氏がいうように、
「・・・・・日雇い労働者など、同じような境遇の労働者はこれまでもいたが、あくまでも階級構造の周辺的な要素だった。これに対して現在のアンダークラスは、階級構造の主要な構成要素の1つである。」
 添乗員という「日雇い労働者」が、完全にアンダークラスという貧困階級に構造的に組み込まれてしまったのではないかと!


週刊エコノミスト(2011年2月8日号)

「アンダークラス」化する日本の若者たち
橋本健二(武蔵大学社会学部教授)より抜粋

 ・・・・・
  アンダークラスとは、もともと英米圏での研究から生まれた用語で、安定した職業を持たず、階級構造の底辺に位置する貧困層を意味する。当初は主に大都市部で生活する少数民族の貧困層を指していたが、最近では先進国の多くで経済格差が拡大するなか、より一般的な存在とみなされるようになった。新しい下層階級が出現したという事実は、英米圏意外でも共通に指摘され、エスピン=アンデルセンによると、こうして生まれた新しい階級構造は、デンマークでは「AチームとBチーム」、ドイツでは「3分の2社会」、フランスでは「2つのスピードの社会」と呼ばれているという。
 ・・・・・・・・・もともと先進国の社会は、一方の自営業セクターの旧中間階級、他方に資本家階級ー新中間階級ー労働者階級が3層に積み重なる資本主義セクターという、4階級構造から成り立っていた。ところが労働者階級の内部に巨大な分断線が形成されることにより、資本主義セクターはより大きな落差を含みこ込む4層構造に転換した。これが格差拡大の最も重要な構造的背景である。
 アンダークラスは90年前後から激増を始め、先述のように07年には800万人に達した。この数は、今後も増加を続けるだろう。

・・・・・・
 貧しい若者は昔からいた、という反論はあるかもしれない。しかし、現代の若者たちとは事情が違う。たしかに、50年代には貧しい農村青年たち、60年代には集団就職などで都会に出てきて働く貧しい若者たちが多かった。しかし、農村青年たちはやがて、近代産業に活路を見いだして労働者階級へ移動していった。そして都会で働く若者たちのほとんどは結婚し、家族を形成しながら次第に所得水準を高めていった。まじめに働いていればやがて貧困から抜け出せるという希望があったから、いまは貧しくても、結婚し子どもを生み育てることができたのである。そして70年代になると、貧困に陥る若者たち事態が大幅に減少した。
これに対して現代の若者アンダークラスは、貧困から脱出する見込みもなく、現代の低賃金の仕事すらいつ失うか分からない境遇に置かれている。都市雑業層や日雇い労働者など、同じような境遇の労働者はこれまでもいたが、あくまでも階級構造の周辺的な要素だった。これに対して現在のアンダークラスは、階級構造の主要な構成要素の1つである。


永山則夫の予言
「大ブルジョワジー」「プチ・ブルジョワジーおよび貴族的プロレタリアート」「ルンペンプロレタリアート」の3つの階級がある。マルクスが革命的な下層階級とみなしていたプロレタリアートは、いまや大ブルジョワジーと結託して貴族的プロレタリアートと化し、ルンペンプロレタリアートに敵対して、その犠牲によって危険な労働を免れるようになっている。いまや革命的階級はルンペンプロレタリアートだけであり、彼らは個人的テロルによってブルジョワジーに対抗するテロリスト集団になるだろう・・・・



役所の書類など、職業欄にチェックを入れなければならないことがよくある。
いつも、どこにチェックをしたらよいのか迷う。

会社員、公務員ではない・・・
自営業?ではない・・・・
パート、アルバイト・・・にチェック入れるのも気が引けるし・・・
自由業か?
それとも、その他・・・のところに・・・・

これからはこんな心配をする必要はなくなりそうだ!
貧困階級は、「アンダークラス」という『階級構造の主要な構成要素』になるのだから。



 
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