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和式 VS 洋式

 民主党・小沢一郎氏の「政治とカネ」?を今だにマスコミや国会や世論調査などでは大きく取り上げ、その政治生命を奪おうと躍起になっている。

 2008年、自民党の麻生首相がなかなか衆院を解散しようとしなかった。民主党優位が伝えられるなか、麻生氏は解散するようなそぶりをみせながらその年を越し、2009年になっても、経済危機が大事!などと言って解散を引き伸ばしていた。
 そして、2009年3月、突然、小沢代表のあの?『西松建設』迂回献金問題が浮上した。小学生でも不思議に感じるおかしなストーリーを、知的プロのマスコミはさも常識であるように、秘書の強制取調べと絡めて、「小沢は逮捕」「小沢辞任」と報じていた。不思議な世情を創作している喜びに奇異を感じなくなった知的プロに、多少良識ある市民は一歩引いて考えるようになった。

 それから約2年間、この問題は、抽象的言葉である「政治とカネ」という大義名分に置き換えられ、官僚至上主義の道具に使われていた。

 エジプトしかり、時の権力が正義と思ったら大間違いだろう。権力は自分たちこそ「正義」として武力や法律を味方につけ大衆を操ろうとする。中立に位置していると思わけれているものが、一番危険である!ということはよくある話である。
 
 小沢氏と同じように、今から2年前、西松建設の迂回献金で騒がれた自民党大物議員に二階俊博氏がいる。小沢氏と違って、その後話題に上ることもなく遠い昔の人物のように感じる。自民党政権時代は、運輸や経産の大臣を歴任し、とくに観光分野では官僚や業界関係者から人望の厚い議員であった。
 二階氏は、日本観光戦略研究所なるものを主催し数多くの政財界の大物や芸能人がその勉強会の講師を担当した。

 その二階氏の名前を久しぶりに目にした。
 森田実氏のHPに、「森田実の時代を斬る」というコーナーがある。
 森田氏と二階氏は旧知の間柄で、森田氏は二階氏のことを高く評価しているようだ。
 その「時代を斬る」のなかから、

 *『時代を斬る』より

2011.2.9(その3)
森田実の言わねばならぬ【98】

平和・自立・調和の日本をつくるために[98]
《新・森田実の政治日誌》防災・津波対策・観光のための社会資本整備を急げ/防災の第一人者・二階俊博衆議院議員(元運輸相・元経産相)が提言
「備えあれば憂いなし」(『書経』)

[以下は『日刊建設工業新聞』2月8日号の「建設放談」欄に執筆した一文です]

 災害が頻発している。被害拡大の背景の一つが公共事業の過度の抑制による社会資本の劣化が問題になっている。防災対策は急務だ。大地震・津波はいつくるかわからない。日本経済の復興のためには観光事業のための社会資本整備が必要である。政界における防災の第一人者・二階俊博衆議院議員(元運輸相・元経産相)が「防災・津波対策・観光のための社会資本整備を急げ」と提言している。
 森田 最近、災害が急増しています。政界における防災の第一人者である二階さんが、いま政治は何をなすべきかについて提言したと聞いて、お訪ねしました。
 二階 「災害は忘れた頃にやってくる」という言葉は、先人の教えです。災害を防ぐには日頃から備えを怠ってはならない。防災は政治の最も重要な課題である。近頃は、財政だ、ムダ削減だ、公共事業削減だと、あたかも鬼の首でも取ったかのような「なんでも削減」の大合唱をしている。しかし、これが防災対策のための社会資本の整備を遅らせている原因である。災害対策は一時も怠ってはならない政府の最重要課題なのだ。
 公共事業の削減に狂奔する現政権は危険だ。いま各地で発生している災害を防ぐことは政府・与党の責任である。早急に防災対策に取り組まなければならない。これができなければ取り返しがつかない悲劇が起こる。災害は人命にかかわることだ。なにがなんでも国民の生命、財産を守り抜くことは政府・与党の最大の責任である。
 森田 二階さんは津波対策基本法案の提案者です。大地震と津波はいつ起こるかわかりません。早く基本法を制定してほしいですね。
 二階 平成17年の12月に経済産業大臣としてASEANプラス3(日・中・韓)経済大臣会合出席のためマレーシアに出張していたとき、二日間交渉が中断したので、地震の被災地のプーケットを視察した。現地を見て、津波の恐ろしさを改めて知った。津波の第一波が来たとき、住民や観光客は海辺に打ち上げられて跳ねている魚を取りに行った。そこへ第二波。みんな大波にさらわれてしまった。大悲劇が起きた。その後、半鐘の設置を急いだとのことだった。津波に対する基本的認識が希薄であることが大悲劇の一つの原因である。ひとたび津波が発生したらその被害は深刻だ。
 津波はいつ来るかわからない。そこで「津波対策推進に関する法律案」を作成し、平成22年6月11日、私が筆頭提案者となり、自由民主党と公明党の有志議員59名の賛同を得て衆議院に提出した。一日も早く国会で審議して成立させていただきたい。国民の生命と財産を守ることは政府の第一の責任である。成立のために全力を尽くしている。「稲村の火」で和歌山県の有田郡旧広村の住民の生命を津波から救った濱口梧陵の遺志を継いでいきたい。
 森田 二階さんは観光政策の面でも政界の第一人者として観光立国を推進し、さらに観光庁の設置に力を注いできました。観光を推進するためにはいま、何が必要ですか。
 二階 最近、海外から多くの観光客が日本に来ている。田舎を訪問する人も多い。日本の観光施設について海外の人々の要望を調べたところ、トイレの問題がある。海外からの観光客に日本の各地を安心して快適に旅をしていただくためには、日本式トイレにこだわることなく、西洋式トイレに替えていかなくてはならない。このための補助金や融資を考えるべきだと思う。トイレの国際化を推進して全世界から観光客が日本で快適な旅ができるようにすれば、日本の観光は発展すると思う。日本はすばらしい観光の国となる


 上記「時代を斬る」の森田氏と二階氏の会話を聞いていると、この人たちはかなりズレているのではないかと思ってしまう。

 今の日本では、「津波」などの災害の予防をことさら大きく取り上げているが、そんなことにお金を使うよりもっと身近な問題に血税を注ぎ込んでほしいと考えるのが常人ではないのか。
 津波の予防には限界があるだろう。
 とくに、「観光」の問題とリンクさせるのであれば、予防が観光と反比例する結果になることだって考えられる。

 たとえば、インドネシアがことさら津波や地震や火山の爆発の予防を強調すれば、お客は「そんなに恐いところなのか!」と観光を手控えるかもしれない。予防対策としてコンクリートやテトラポットで海岸線を埋めれば、景観が大きく損ない観光客はもう来ないのではないだろうか。
 エジプトだって、以前から続くテロなどの政情不安を遠い昔のできごとと思ってもらわないかぎり、観光客は戻っては来なかった。

 被災後の二次災害の予防ということであれば、災害用のシステムの整備より社会そのものを安定させるほうが大事だろう。人々の心が荒廃している世の中では、被災者を本当に助けることはできないのではないか。とくに、大企業ばかり優先される政策に税金が注ぎこまれても、自分たちの利益しか追求してこなかった企業が被災のとき何かするとは思えない?政府は、『人』が企業を組織し社会を形成するという立場に立たない限り、災害対策、防災対策は、ただムダにお金を浪費するだけのような気がする。

 また、最後に日本のトイレのことが書いてある。
 日本の観光を推進するために大事なことは、日本中のトイレを洋式にすることだそうだ!!
 驚くべき提言だ!!

 どうしてこのような発想になってしまったのだろうか?
 要望があった?というが、自分の要望ではないのか?
 どこかの旅行会社の社長にでも、入れ智恵されたのだろうか?
 まるで和式より洋式のほうが優れている!と言っているようだ。

 和式のしゃがむスタイルこそ、世界の主流ではないのか!
 欧米以外の国々ではすべて、しゃがむスタイルであった。アジア、中東、アフリカ、南米・・・・すべてそうだ。洋式こそ亜流なのである。世界を暴力で植民地化する過程のなかで、欧米人は、自分たちの生活習慣をただ現場に持ち込んだだけである。欧米人しか旅行しない時代において、高級ホテルが洋式を採用するのはあたり前であったが、日本は独自の旅行文化が栄えた国である。

 トイレだって、りっぱな日本の文化だ。
 しゃがむスタイルの国々のなかでは、抜きん出て衛生的で風情のある空間がそこにはある。
 私は、日本のトイレは、キング・オブ・ウンチスペースだと思っている。
 日本では、そこに、神様!だって住んでいるのだ!
 
 ポットン!式が不衛生だというならまだわかる。
 高齢者にしゃがむ姿勢はつらいというならまだわかる。

 しかし、上記の二階氏の発言からでは、和式トイレが時代遅れなのだ!としか聞こえない。
 まるで、トイレのせいで、日本のインバウンド(訪日旅行)客が少ないと聞こえる。

 観光の推進とは、二階氏とまったく正反対、こういう日陰の日本文化を守る意識から始まるのではないのか?

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