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モスクワ・ドモジェドボ国際空港爆破事件

 1月24日、ロシア、モスクワ郊外の空港で爆破事件が起きた。多くの死傷者が発生しているらしい。
 チェチェンなどのカフカス系イスラム教徒の自爆テロらしい。
 アメリカのオバマ大統領は即座に「テロは許さない」という声明を発表し、「政治目的のためにテロを利用する者たちに対する共通の戦いへの決意を共有する」と強調したらしい。わが国・菅首相もオバマに真似てさっそく同じような「無辜(むこ)の人々を犠牲にするテロはいかなる理由でも許されない。大統領、ロシア政府、ロシア国民に連帯の意を表明する」とロシア大統領に伝えたらしい。

*毎日新聞『モスクワテロ:カフカス系が関与か 「無差別自爆」捜査』
 
【モスクワ田中洋之】ロシアの首都モスクワ郊外にあるドモジェドボ国際空港で24日夕に発生した爆破事件で、ロシア捜査当局は同日夜、乗客らを無差別に狙った自爆テロとの見方を明らかにした。また、事件での死者35人には、英国人2人が含まれていることも明らかになった。約180人の負傷者のうち40人が重体で、死者数は増える可能性がある。

 モスクワでは昨年3月にも地下鉄駅2カ所で約40人が死亡する連続爆破テロが発生。独立紛争で揺れる南部チェチェン共和国のイスラム武装勢力が犯行声明を出している。今回の事件ではまだ犯行声明は出ていないが、チェチェンを含む北カフカス地域のイスラム武装勢力が関与している可能性がある。

 爆発が起きたのは、空港ターミナル1階の国際線到着ロビー付近。乗客や出迎えの人で混雑する中、何者かが爆発物を爆発させた。爆発の規模はトリニトロトルエン(TNT)火薬換算で2~5キロとみられ、犯人はその場で死亡したという。タス通信によると、治安当局は防犯カメラに映っていた不審な男3人の行方を追っている。
・・・・・・


 それにしても、自爆テロというのは恐ろしい。
ここまで、追い込まれた者の志はすごい。自分の死をかけてメッセージを送る状況とはどういうものなのだろうか?手段として間違っているのだろうが、それ以外の手段を見出せない人々にとって、自爆というものが教条的になったとしても自明といえるかもしれない。弱者の手段など限られている。
 ただ、自爆テロまで追い込まれた弱者にとって、そこまで追い込まれる過程と同様に、また自爆テロという手段そのものも強者のパフォーマンスに利用されているように思えてならない。
 ボスニアやコソボやチベットで弱者の味方のように振舞ってきた大国は、とおく先住民族を虐殺し、中南米やフィリピンやイランの人民虐待の専制国家の後ろ盾となり、今でも弱者パレスチナ人を虐殺し核兵器で威圧し続けるイスラエルの絶対的権威である。
 強い者同士手を結べるときは弱者をテロリストと呼び、結べないときは、「弱い者イジメをするな!」とか「人権を守れ!」とか言う。

 自爆テロをすればするほど、彼らの弱者(異分子、少数民族)の浄化作用に発車がかかっていくような気がしてならない。
 自爆テロをすればするほど、強権者はより強権的に振る舞い、弱者へ耳を傾けることはしなくなるのではないか?
 支配者が、より強者として振舞うとき常にこう言ってきた。

「この国にチベット人は存在しない。中国はひとつだ」
「この国にクルド人は存在しない。みなトルコ人だ」
「この国にチェチェンは存在しない。ロシアはひとつである」
・・・・・・・
 民主党が、わが党には反対意見はない!ひとつにまとまっている!というのと似ている。

 わたしは、ロシアへ行くとロシア人のガイドやドライバーなどによく次のようなことを聞いていた。
「チェチェンの問題をどう考えますか?」
 ロシア人は、けっこう議論好きだから、こういう質問にもしっかりと答えてくれる。
 ほとんどのロシア人は、プーチンやメドベージェフの強権的弾圧を支持していた。ロシアはひとつであり、差別は存在しない。チェチェンの一部のおかしな人たちがああいうことをするのだ。ほとんど同じ答えだ。
 ただ1人だけサンクトペテルブルクで出合った女子大学生が、「わたしは、あの人たちの気持ちもわかる」と言った。逆に、そのとき私はビックリしてしまった。そういうふうに肯定する者に出会ったことがなかったから・・・。その女子大学生にさらに聞くと、彼女自身が比較的チェチェンの近くで生まれ育ったらしかった。彼女自身が少数民族であった。

 強者の正義ほど「強欲」なものはない。強者だから余計に自分の「正義」も正しいと思うのだろう。また、強者につられたプロパガンダも形勢される。強者の周りには自分に都合のよい弱者しか存在しない。ほんとうの弱者に対して、問題の本質を真摯に突き止めようという態度は必要としないのだろう。


 

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