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関西と関東

 1994年9月4日、関西国際空港は開港した。
 開港当初、関西にあまり添乗員がいないとみえ、東京から多くの添乗員が借り出されることとなった。
 大阪前泊の場合もあれば、当日羽田空港から関空の受付場所へ直行する場合もあった。
 
 もちろん、お客様はすべて関西方面の方である。
 東京の添乗員のなかには、関西人を嫌う者もけっこういたが、わたしにはなぜ嫌うのかよくわからなかった。
 そういう者の言い分は、よくテレビのバラエティやCMなどに登場するコテコテの大阪のオバサンのイメージを誇張するのだが、実際わたしが添乗したときに、あのようなご婦人にお目にかかったことは一度もなかった。
 もちろん、みな関西弁、わたしは東京弁なのだが、言葉の嫌悪感などお互いにまったくなかったのではないかと思う。言葉を発する者の気持ちがわかりあえれば、言葉や方言などただの道具でしかないだろう。

 逆に、わたしにとって関西弁は、東京の言葉よりネガティブな感情を婉曲的に表現してくれる言葉かなといい印象がある。
 どういうことかというと、怒ったり、文句を言ったりするときに関西弁のほうが東京弁よりきつく聞こえないのではないだろうか?わたしが関西弁に慣れていないせいでそう思うのかもしれないが、クレームを、後出しせずその場で何気なく言ってくれる。
 東京の方がクレームを言うときは、丁寧な敬語を使いながらも心は怒りで震えていたりする。いや、そもそも東京の方は、不満があってもすぐ口には出さない。ぐっと、飲み込む。ぐっと、ぐっと、ぐっと・・・・・飲み込みすぎて、ついに怒りの感情は、食い過ぎたゲロのように吐き出される!それでも、分別ある大人として敬語を使おうとするものだから、すさまじい表情と声になる。一度吐き出されたクレームはとどまるところを知らない。分別のない子供のように、アンケートに書き、帰国後、旅行会社へ何度も電話することになる。

 関西人の場合、大したことではなくてもその場でクレームともつかない愚痴や欲求めいたことを言う。あんたに、わざわざ教えてあげたのよ、という感じである。だから、こちらも、そういう事柄は多少注意するようになり、大きな問題とはならない。たまに、けっこう怒鳴っているお客に応答し、これはアンケートに書かれるな!と思うことがあるが、こういうお客が、アンケートではすべて「良い」にチェックしていたりする。

 今では、大阪にも多くの添乗員派遣会社が出来、東京の添乗員があちらのツアーに同乗することはなくなった。
 ちょっと、淋しい・・・・・・

 
  
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