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添乗員になりたい?

 先日、知人の家へ遊びに行った。
 知人から、「娘が添乗員になりたいというんだけど、どうしたらいいか」と聞かれた。
 
 大学生の娘は、この夏、母親と一緒に添乗員つきのヨーロッパのツアーに参加したらしい。
 前々から、興味はあったらしいのだが、そのヨーロッパツアーに参加して、直接、女性の添乗員へいろいろ質問して、「添乗員になりたい」という願望がますます強まったらしい。
 その添乗員もそこまでリップサービスして仮面を被らなくてもいいのに!と思うのだが・・・・


 インターネットで添乗員の情報を集めているらしい。
 たぶん、私のブログなどはスルーして、魅力あふれた添乗員像をキラキラとふりまいている写真とブランド名満載のブログをさかんに読んでいることだろう。


 知人への私の答えは決まっている。

 ーーーやめたほうがいいーーーーー

 ただ、彼には、「添乗員は社会経験が必要だから、一度しっかりと堅い企業に就職して、それでも、あきらめきれないなら、そのときでいいんじゃないか・・・」と言った。
 
 知人は、旅行業とは全く関係ない仕事だから、「添乗員」という職業がどういうものなのかよく理解していない。だから、娘にそういわれても、「それもいいかな」ぐらいに考えているふしがある。
 ヨーロッパツアーの女性添乗員ではないが、わたしにも多少プライドがあったのか、知人の前でケチョンパンに添乗員という職業をこけおろすことには抵抗を感じ、ちょっと紳氏的に答えてしまった。
 
 全般的に、旅行業以外では、添乗員という職業は好意的に受けとめられる。
 旅行業以外の業種の者たちに、会話のなかで、添乗員であることを告げると、多少の羨望をこめた笑みと出会うことが多い気がする。
 それが、旅行会社では、きれにに逆転する。
 小さな旅行会社でも、鼻でせせらわらったように小バカにする。
 まるでどうしようもない人間が添乗員になるとでもいうように・・・・・・・
 
 大家の奥様と家政婦の関係と同じか?
 奥様は掃除や家事など不得手なくせにご主人様だ・・・
 ご主人様は、そんな雑用はできなくて当然なのだ!と言わんばかりに・・・・

 もちろん、すべての旅行のプロパーがそんな人間だとはいわない。
 以前は、「添乗」こそ「旅行」のいちばん大変で重要なパーツ!という認識を旅行会社社員であれば誰もが皆熟知していた。だから、旅行会社の社員たちは、その一番重要な部分を担ってくれる「添乗員」に敬意を持っていた。いつの間にか、それが・・・・派遣会社に添乗員を押付けたり・・・・自分たちの都合でつくったマニュアルでいいように責任を添乗員になすりつけたり・・・・自分たちに都合のよい質問事項の並んだアンケートという世論調査でいいように添乗員を罰っしたりしだしてから、変わっていった。もうそこには、「添乗」こそ「旅行」のいちばん大変で重要なパーツ!というような敬意は微塵も存在しない。

 だから、添乗員からの転職は、旅行業界が一番むずかしいのだ。
 添乗員が転職するには、旅行業以外のほうが高く買ってくれる。


 「添乗員へ」の転職は、40歳代位まで可能だ(実際は50歳代以降でも大丈夫だと思うが)。
 個人的には、40代前半位までにしたほうがいいかなと思う。個人差があるとは思うが、年とともに視野がどうしても狭くなるので新人ではちょっときつくなる。私は、体力よりその視野のほうが心配である。

 そして、添乗は、だいたい3年ほどで最初の『飽き』が来る。
 どこに行っても、新鮮味がなくなるのだ。訪問地が変わるだけで、していることは毎回同じだ。
 添乗員としての感動がなくなり・・・・辞めたくなる・・・・
 こんなことしていていいのかな?と思うようになる。

 
 上記をふまえて、添乗員となるタイミングを考えてほしい・・・・
 とアドバイスするしかないのだが、こうなると、どうしても、添乗員という職業は腰掛という発想になってしまう。
 「腰掛」で添乗をするな!といいたいが、現実は、「腰掛」でなければ生活できないのでそういうしかない?

 腰掛添乗員の多いことが、添乗員の待遇改善につながらないことははっきりしている。
 添乗員の意思統一とは、なかなかならない。
 だから、東部労組の阪急トラベルサポート添乗員たちの闘いは画期的なことなのだ。


 「腰掛」といえば、

 TCSAニュース Voj.53(2003年9月26日)より

金澤  価格がニーズの中心にきて品質が二の次となった場合が一番怖いことで、悪貨が良貨を駆逐するようなことがあってはならないと思います。明日を支える良質な人材がどんどん入ってくる観光産業であって欲しいと心から思います。添乗員の場合も個々の生活までは見えませんが、主婦などで感動を与える仕事が好きで添乗技能のある人が、本人の好きなときだけ添乗に従事するというようなことはできないのでしょうか。最近は国による介入は最小限とし全てをマーケットに任せるべきという風潮ですが、添乗員の業務も画一的でなくいろいろなタイプが出てきて良いのではないでしょうか。


 TCSAの三橋氏は、当時の国交省の観光部長・金澤氏に、かなりくいさがっているが、当の観光部長自ら、《主婦のような腰掛の添乗員を探せばいいのではないですか?》的な発言をするのであるから、国の指導する観光分野とは『差別』『格差』のうえに成り立っているのだなあと確信する。

 しかも、この金澤部長は、つぎのようなことまでほざいている!

金澤  国や関係者がランクづけを行うようなことは好ましくありませんが、全てを業界に任せると価格中心で放
縦になってしまう恐れもあります。例えばゴルフ場のキャディさんのように利用客の声を集約し本人にもフィードバックするなどお客様の声を大事にし、それを継続し積み重ねるような仕組みが必要だと思います。消費者の方が直接選べない添乗員のような方々の場合は、旅行会社のアンケート評価を集積し敏感に反映させる制度を協会として構築できると良いですね。
添乗員もその技量、経験に応じいろいろなランクがあって良いのではないでしょうか。それを旅行会社がきちっと評価すべきと思います。
・・・・・・


 当時でも、クラブツーリズム、阪急交通社と、お客様のアンケートで添乗員を金縛り状態にしていた!
 
 もともと、旅行会社は、派遣料金をびた一文上げる気はなかった。そのうえで、派遣会社に一定の「質」を求めてきたのだ。いざ、派遣料金のことをいわれたら、「質」のせいにすればいい!とでも言うように。
その都合のよい道具として、「アンケート」はピッタリとはまったようだ。

 
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