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米バス事故はどうなるのか?

Yahoo!ニュースより

運転の邦人留学生、大麻常習か=バス事故、居眠り原因と断定―米
時事通信 9月23日(木)10時34分配信

 【ロサンゼルス時事】米西部ユタ州シーダーシティーで8月に邦人旅行客14人が死傷したバス事故で、ユタ州高速警察隊は22日、薬物影響下の運転に伴う過失致死傷などの疑いで前日に逮捕、訴追された運転手の邦人留学生、三国泰史容疑者(26)=ネバダ州ラスベガス在住=の血液から大麻成分が検出されたと発表した。また、事故は居眠りが原因であると断定したことを明らかにした。
 警察当局は大麻常習の疑いがあるとみており、裁判では居眠り運転との因果関係が争点となりそうだ。
 警察隊幹部は、血液鑑定の結果「運転に影響を与え得る量」の大麻成分を検出したと説明。吸引は「今回が初めてではない」との見解を示した。計13件の罪で訴追された三国容疑者は調べに対し、事故を起こした月曜日(8月9日)の直前の週末に大麻を吸引したことを認めたという。
 当局は、一連の捜査で事故原因を「疲労による居眠り」と断定した理由について、事故直前までの2日間の走行距離が1000キロ前後に達していた点に言及。大麻との因果関係は「明白ではない」と述べるにとどめた。拘置中の三国容疑者はこの日、5万ドル(約430万円)での保釈申請が許可された。


 これで直接の原因は、ドライバーの居眠り運転になった。
 ドライバーの過失である。
 そして、そのドライバーを雇っていた送迎サービス会社「キャニオントランスポーテーション」の責任は免れないであろう。
 ただ、送迎サービス会社「キャニオントランスポーテーション」に業務を委託した現地旅行会社(現地手配会社)「ウエスタンレジャー」は、日本の旅行業法に照らせば、手配代行者ということになり事故の責任はかかってこないのではないだろうか。
 もちろん、今回のツアーを募集企画した日本旅行、HIS、近畿日本ツーリストは、過失責任を免れるはずだ。

 お亡くなりになられた3人の遺族、怪我や損害を蒙られた11名のお客様やその家族にとっては、落ち着く暇もないほどバス事故後の処理に終われたこととお察しする。
 死亡した場合の書類の手続きや保険の処理など、誰かの助けを借りなければ、普通の日本人が日常生活をこなしながらとても処理できるものではないのだ。
 期日の決められた書類も多い。
 そんなことに追われて、1ヶ月はアッというまに過ぎてしまうだろう。
 そして、亡くなられた者への本当の哀しみはこれからやってくるはずだ。

 その哀しみやまだ痛みの消えない被害者にとって、今度は米国の会社を相手取っての損害賠償をおこなわなければならない。
 現地送迎会社が、被害者側の言い分を100%汲み取ってくれればいいのだが・・・・・・・
 はたしてアメリカの会社でそんなことが可能なのかどうか私はとても不安である。

 アメリカは、訴訟社会である。
 だから、「自分が悪いと思っても、なかなか素直に認めない」、認めたら訴訟のとき不利だからだ。1円でも、損害額を安くすることにこそ正義が在る。そのために、有能な弁護士をつけすぐ訴訟をする。これがひとつのビジネスとして存在するのがアメリカである。
 日本人にとって、このようなことは苦手ではないだろうか?明らかに、善悪がはっきりしていれば、素直に謝り誠意を見せるのが道義であろう。
 アメリカでは、そんなルールは存在しない。
 だから、大変なのである。
 強欲そうなアメリカの弁護士に依頼するのもなんか気がひけるはずだ。
 しかし、こればっかりはそうするしか仕方がないであろう。
 
 被害者およびその家族が、「自分はほんとうに被害者だ・・・」と感じ始めるのはこれからなのだ。


 それにしても、こういうことはある程度、世界の常識だとしても、わたしには疑問が残る。
 日本の旅行業約款では、このバス事故のように、バス会社というサプライヤーの過失や故意の責任は負わなくていいことになっている。
 それは、約款の「当社の責任」の項に書いてある。
 書いてあるといっても、「当社および当社の手配を代行する者の故意や過失の責任は負います・・・・等」書いてあるだけである。
 つまり、その文脈から判断して、当社でもなく手配代行者でもない、バス会社の過失は旅行会社の責任ではないのだな?とお客が判断しなければならないのだ!
 ハッキリ言って、一般的お客が、約款部分だけ読んでそんなことが判断できるだろうか。
 こういうことは、判断できなければ、判断できなかったお客の理解力不足のせいにされてしまうが、理解力ウンヌンは関係ないだろう。
 わたしは、こういう旅行会社(旅行業界)のゴマカシ!がほんとうにヒドイと思うのだ。

 これでは、バス事故のとき、被害者やその家族が悔し涙を流すのはあたり前である。

 お客の前に唯一提示されたものが上記だけならば、やはり、旅行会社は、そのツアーにおける手配上すべての過失責任を負わないとおかしいのではないだろうか。
 旅行会社は、上記の「責任」の項からサプライヤーの過失は旅行会社の責任ではないという論理を組み立てようとするが、それならば、お客はどのようにサプライヤーに対して防御すればよいのだろうか?
 サプライヤー名も旅行会社はお客へ提示していないのに、お客はどのようにサプライヤーに対して防御すればよいのだろうか!
 お客は、上記のような提示、表示の仕方であれば、旅行会社を信じるしかないではないか!いや、「旅行会社を信用しなさい!」という意味だと考えるのが普通ではないか!

 もし、サプライヤーの過失責任を旅行会社として負わないというのであれば、そのことを、旅行条件書のなかで具体的に明記し、そのサプライヤー名を明らかにし、そのサプライヤー側の条件書(責任、補償)までしっかりと一読できるようにしておくべきではないか。

 欧米では、ここまでするのがあたり前になっている。
 日本のように、「お茶をにごす」ような表現はしない。

 ホテルなどサプライヤー名をパンフレットになかなか明記できない日本の事情もあるのだろう。
 ただ、その若干の利得心が、お客様をあとあと苦しめることになるのではないか。 




 
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