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中国、日本ツアー「自粛を」・・・

 中国が強気に出ているようだ。
 インターネット世論を無視できなくなったのだろう。
 

東京新聞より

 中国、日本ツアー「自粛を」 観光に影響深刻化も
2010年9月22日 朝刊

 【北京=安藤淳】尖閣諸島沖の漁船衝突事件を受け、中国国家観光局は日本への対抗措置として、中国国内の旅行会社に対し、日本へのツアー販売を自粛するよう通知したことが二十一日、関係者の話で分かった。

 中国外務省の姜瑜副報道局長は同日の記者会見で、「中国人旅行客は安全で気持ちがいい場所を選ぶと思う」などと述べていることから、観光局の通知は、事実上の訪日渡航自粛勧告とみられ、日本の観光業界に深刻な影響が及ぶ可能性が出てきた。

 関係者によると、同局は同日午後、北京市内にある日本への旅行を企画する旅行社を呼び出し、(1)日本向けツアーの募集広告の停止(2)ツアーの販売自粛(3)日本へのツアー客への安全の確保-などの対策を通知したという。同局は「強制ではない」と説明。通知書は配布されず、各社は書面を書き写したという。

 中国の中堅旅行社によると、国慶節(建国記念日)期間(十月一~七日)の連休での日本向けツアーで、すでに計四件、二十人のキャンセルが出ているという。



 それにしても、中国にかかわって来た日本の旅行業者は、何度、浮き沈みを浴びせられたことか!

 1989年の天安門事件のときはひどかった。
 まったく、中国関係のツアーがなくなった。
 日本には、日中旅行社のように中国専門の旅行会社がけっこう多いので、天安門事件のような大事件が起きると会社そのものの存続にかかわってくる。中国専門ではなくても、大手旅行会社は、当時すでに中国セクションを設けている会社がほとんどだったので、そのセクションの方がたは社内でかなり肩身の狭い思いをしたことだろう。

 日本人にとって、中国は人気のあるディスティネーションだ。
 だからこそ、上記のような事件があって中国への渡航が自粛になることは、その後、回復した際の急激な伸び率へと結びつく。
 中国の渡航者は、ガーーーッと落ち込んだかと思うと、ガーーーッと上昇するのである。

 2000年代に入って、SARSや鳥インフルエンザと、再び、中国への旅行が自粛された。
 中国は、確か日本人へのビザ(査証)を免除することで、どうにか対応しおうとしていた。
 日本の旅行会社も、中国全体がそのような疫病に汚染されているかのような風評を抑えることによって、再び、中国ブームへとこぎつけるために頑張った。

 日本および日本人は、ずいぶん中国および中国人が外貨を獲得するという近代化に貢献してきたように思う。
東南アジアなど他の国では、結局、日系の企業が儲けただけだろう!というクレームもまんざら嘘ではないような気もするが、中国の場合、最近まで日本人が中国で旅行会社を経営ことはできなかった。現地では、中国のいいなりである。
 ここ何年間こそ、日本へ来る中国人が増えてきたが、それまでは、圧倒的に中国を訪れる日本人が多かったのだ。
 観光業だけでなく、ほかの業種でも同じであったろう。

 わたしは、そのことを中国政府が知らないはずはないと思う。
 そういう意味では、中国は日本に恩義がある。
 だから、今回、中国政府が、日本への渡航自粛を呼びかけたのは政府の本意ではないだろう。

 日本と中国の関係は、とても長いものだ。
 あまりせっかちに考えようとはせずに、じっくりと話し合えばいいのだ。

 中国人は、日本が大嫌いだ!というのが日本では常識のように伝えられている。
 たしかに、日中戦争を画策し、その後中国を侵略し、かなりの中国人をその犠牲にしてきたわけだから、一朝一夕に許せるわけはないであろう。
 ただ、中国は大国である。
 それも、何世紀にも渡る大国だ。
 人種や価値観も多種多様である。
 そういう歴史の智恵から、それぞれの個人というのは、とても移ろいやすいことを知っているはずだ。

 つい先日までは、中国人があからさまに日本人を非難することはなかった。
 それは、中国共産主義が、そのようなことをさせなかったからだ。
 共産主義社会では、戦争の責任を日本人個人の責任に帰することはせず、日本全体の体制の問題とした。
 だから、中国人個々が、どんなに日本人を殺したいくらい憎んでいたとしても、
 「日本人を恨んでいますか?」と誰かに聞かれれば、
 すべての中国人が、
 「そんなことはありません!」と答えたと思う。

 その当時の鬱憤が、いま噴出しているように思えてならない。
 今度は、日本が忍耐づよく待つ番ではないだろうか。

 それぞれの個人の交流は、かなり深いものになっているはずだ。


 それにもうひとつ、
 中国の場合、パソコン、インターネットというIT社会への過渡期がほとんどなかったのではないかと思う。
 ロシアへ行っても同じように感じるが、中国の場合、ロシア以上に資本主義化していく時期とIT化が一致したのではないだろうか?
 永かった社会主義に資本主義という濁流が流れ込んでいく速さは、まるで津波が襲ったときのようではないか!
 旧ソビエト連邦諸国、東ヨーロッパ、モンゴル、そして、中国・・・・
 共産主義化によって本来の価値観であった宗教が何十年も否定されてきた国家へ、資本主義という拝金思想が流れ込んできたのだ。
 その勢いは、私にはほんとうに暴力的に思えた!
 考える間もなく、拝金主義こそ正義になったように思えた。

 中国では、その正義にパソコンやインターネット、携帯電話が同時にやってきた!
 人民服を着て、ロバや人力車に乗って、街の至るところでペッ!と痰を吐いて、公衆便所の小便器の中に尻を入れてウンコをしてみたり、日本人の持っている電化製品を不思議そうに覗き込んでいたあの中国人が、ある日突然、洒落た洋服を着てさわやかで清潔感あふれた笑顔をふりまいて、ハンバーガーとフレンチポテトをつまみながら、i-pod、携帯電話、ノートパソコンを身体の一部のようにあやつっている・・・・
 洪水のようにあふれ出てくる西側の文化を、中国人は、そのまま疑う間もなく被爆しつづけたにちがいない。
 その結果が、ネット特有のナショナリズムにつながっていっちゃったのではないか?
 



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