Home *  * All archives

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tb: -- |  cm: --
go page top

ウィリアム・S・バロウズのLAST WORD 月別自殺者3千人の時代に

william_s_burroughs[1]


「ビートのゴッドファザー」「無法者」「ジャンキー」
アメリカ反体制のシンボル、ウィリアム・S・バロウズは、1997年8月2日、83歳で、亡くなった。
『ジャンキー』 Junkie, 1953
『裸のランチ』 The Naked Lunch, 1959
すべてのドラッグを体験したバロウズ、革命的麻薬中毒者バロウズ。

Paul Bowles, Allen Ginsberg, William Burroughs
左からPaul Bowles, Allen Ginsberg, William Burroughs
2009052F232F322Ff0004532_5121251[1]
デビット・ボウイと
kurt_cobain.visiting.william_burroughs[1]
カート・コバーンと

1997年、バロウズ最後の日記。
彼のラストワードだから、とても意味がある。
ジャンキーなら、この言葉の重みがズシリと心に響く。

                      (Esquire 1998年2月号より)

六月六日 例の金曜日
 小説に、あるいは何であれ書くことに未来はあるのだろうか。どこへ行けばいいのか。コンラッドやランボー、ジュネ、ベケット、サン・ジョン・パルス、カフカ、ジェームス・ジョイスの後に、そして----- 一芸に秀でた二人を加えるなら --------- ポール・ボウルズとジェーン・ボウルズの後に?ポールには、未現像のフィルムにも似た不気味な暗さがある。ジェーンには?彼女のキャラクターたちの動き、それを動機づけるのは何か?体系立てるには特殊すぎる。他に言うべきことは?そうだ、グレアム・グリーンを忘れていた。『権力と栄光』。まあ、ヘミングウェーの言葉を借りれば「ジュース」はたっぷりだが、ジョイスらと肩を並べるには足りない。足りないんだよ、パパ。彼は虚栄と自己膨満の果てに自ら命を絶ち、膨らんだ風船は破裂した。彼は自分が終わったのを知っていた。「もう何も出てこない」。彼は、もうそこにはいなかった。
 再び書くことについて--------------“Revenons a ces moutons”
[「マトンに戻ろう」=フランス語の慣用句で「本題に戻ろう」の意]。たぶん、真実の基底では、もう何も言うべきことは残っていない。コンラッドは『西欧の眼の下に』と『ロード・ジム』でそう言ったし、ジュネはスペインの海岸でそう言った。私には彼の飢えがわかる。波止場を通ると漁師が彼に魚を投げてくれ、彼はそれを火であぶり、塩も使わずに食べる。なぜ続ける?「路面電車は大きくUターンして止まった、線路の終わりだ」。ポール・ボウルズは『シェルタリング・スカイ』を、そう締めくくっている。スカイ、スカイ。私にはスカイという語を書くこともできない。思うに、感じるのは ---------- まだ続けるのか?


八月一日 金曜日
 愛?それって何だ?いちばん自然な鎮痛剤、この世でいちばんの。愛。



[ウィリアム・S・バロウズは1914年2月5日生まれ、1997年8月2日死去]


*『ジャンキー』バロウズが、死の前日、いちばんの鎮痛剤は、酒でもメスカリンでもマリファナでもなく、愛だった!と・・・・・・・・・・・もっともすばらしいドラッグは、もっとも身近にあった!と教えてくれたのかもしれない。合掌。

原文
“Love? What is it? Most natural painkiller. What there is. LOVE.”

2582454892_3066de329d[1]




tb: 0 |  cm: 0
go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://intouch.blog56.fc2.com/tb.php/43-9a380110
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
go page top

新着記事+関連エントリー

カレンダー

カテゴリ

最新コメント

プロフィール

ブログ翻訳

旅行業の本

添乗に役立つ本

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。