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阪急・添乗員 みなし労働の行方

 阪急トラベルサポートの添乗員が個人で加入できる労働組合、東部労組にておこした添乗員裁判で、先日、前判決とは全く逆の「添乗員の労働時間はみなし労働である」という判決が言い渡された。

 このことに関して、東部労組のホームページでは、上下の2回に渡ってその判決を説明していた。
*「偽装みなし労働」不払い残業代請求訴訟における7.2不当判決について(上)
*「偽装みなし労働」不払い残業代請求訴訟における7.2不当判決について(下)

 その1回目では、添乗員の労働時間に関して裁判長の「事実認定」が記されている。
 たとえば、添乗の始業時間、終業時間を定めて、飛行機内を除きすべて添乗業務中と認定している。
 (機内で緊急時は、航空会社の乗務員に任せてかまわないということなのかなあ?)
 この添乗員の労働時間の算定では、あきらかに、裁判長は、阪急側の主張をほとんど受け入れることなく、添乗員側の主張を誠実に受け止めているように感じる。

 そして、もうひとつ、派遣会社の日当の算定を、派遣会社側の主張の11時間分ではなく、8時間分の対価であると断罪している。そして、超過時間分はその対価を払いなさいと言っている。
 これも、添乗員側に有利な判決である。

 このあたりから、頭がこんがらがってくる・・・・・・

 現在、ほとんどの派遣会社+旅行会社の添乗員に対する待遇は、朝05:00から夜22:00までが日当分。それ以外の時間に、業務がかかった場合、定額の残業手当(2千円前後か?)が支払われたりしている。
 だから、わたしは最初、この05:00~22:00までを日当分のみなし労働と認定されたのかとと思った。
 しかし、実際は、上記の判決内容を読むと、みなし労働は、「8時間」=日当分という労働時間で、その時間を超過する業務に関しては、超過時間給の残業代を払え!ということのようだ。
 「みなし労働」ということでいえば、労働時間が8時間以下でも日当分が支払わられ、8時間以上ならば、日当分+超過時間給ということではないのだろうか?

 どうなのだろうか?

 これでは、阪急トラベルサポートのほうが、判決を受け入れられないのではないだろうか?
 あきらかに、現状より損をする。

 上記の判決を現在の添乗に当てはめてみれば、
 通常の現地滞在では、朝約8時ホテルを出発し、夜20時頃ホテルに到着、夕食などが終了するのではないか?これだけ持ってしても、毎日、4時間以上の超過勤務になることが確実である。また、飛行機内は勤務時間に含まれないとのことだが、その前後、搭乗・降機の時間は多少業務時間に含まれるのだから、初日は「乗換え」などあれば、8時間以上の業務になるだろう。せいぜい、最終日(ヨーロッパツアー)だけ、日本への到着のみなので、8時間労働に満たないが、「みなし労働」ということで、日当分をもらえるということか?

 こうなると、派遣会社+旅行会社側は、この日当分=8時間というのを絶対受け入れないだろう。
最低でも12時間。これなら、ほとんどの添乗日が収まってくる可能性がある。できたら、現状のような17時間(05:00~22:00)がいいのであろう。
 そして、超過労働分は、現状のように定額給付できたらと思っていることだろう。判決のように日当分を時間で割られたりしたら、日当の高いほど超過手当ても高くなってしまう。

 日当分=8時間ということなら、もう「みなし労働」はやめる!と派遣会社は言い出すかもしれない。
8時間ならば、すべて時間給で払ったほうが旅行会社は損をしないかもしれない。
 
 過去のすべての裁判で、阪急トラベルサポートのいう添乗の労働時間、労働範囲の「事実認定」は認めれられていない。今回の「みなし労働」を認めた裁判においてさえ、「事実認定」は、前例どおり変わりないのだ。
 もう、この部分で勝ち目はないであろう。
 ならば、もっと悪い条件にならないように、阪急トラベルサポートは、添乗員の賃金算定を時間制に変えたらどうかと思うのだが・・・・


 それにしても、わたしのような大雑把な人間は、このような細かい計算をしなければならないと思うとそれだけで、添乗が苦痛になる。
 どうせなら、日当分=8時間。それ以外に+7時間(超過勤務4時間分+夜間スタンバイモード分)、こんな感じにしてくれたら計算も楽なのだが・・・・・

 
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