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アメリカでバス事故 その後

(2010年8月13日11時41分 読売新聞)


米バス事故の会社、無免許で州またぐ運行
【ソルトレークシティー(米ユタ州)=吉形祐司】米ユタ州のバス横転事故で、バスを運転していた日本人留学生ミクニ・ヤスシ運転手(26)を雇った「キャニオントランスポーテーション」社が、無免許で複数の州にまたがる商業運行を行っていたことが12日、わかった。

 連邦の監督機関、米連邦自動車運輸安全局は、違反とみて調査に着手した。

 同局のデータベースによると、ユタ州都ソルトレークシティーの郊外にある同社は、登録上、業務を州内に限定されており、ユタ州外での観光客の送迎はできない。しかし、今回の事故では、隣のネバダ州ラスベガスから日本人観光客を乗せていた。

 連邦運輸当局者は12日、本紙に対し、「州をまたがる業務があったなら、連邦自動車運輸安全規則違反にあたる」と指摘、調査に乗り出したことを明らかにした。正式に違反が判明すれば、2万5000ドル(約215万円)の罰金が科されるという。同社は本紙の取材に対し、「ノーコメント」と答えている。


 上記の読売新聞の記事の内容が事実だとすれば、日本旅行、HIS、近畿日本ツーリストは、企画旅行会社として安全確保義務を怠った責任を多少なりとも取らされるのではないだろうか?

しかし、その後

2010/08/15 15:54 【共同通信】

運転手の訴追判断になお数週間 米バス事故から1週間
【ロサンゼルス共同】米西部ユタ州シーダーシティー北方で小型バスが横転し、日本人観光客3人が死亡、12人が負傷した事故から16日で1週間。ミクニ・ヤスシ運転手(26)=漢字不明=の居眠り運転が原因とみられているが、州高速道路警察隊は風邪薬の服用なども含め慎重に捜査を進めており、訴追の是非についての判断には数週間以上かかる見通しだ。

 警察隊は過失致死などの疑いで運転手を調べているが、過失の度合いによっては走行車線を守らなかったという罪だけを適用する可能性もあるという。

 一方、バスによる移動の起点となったラスベガスでは、ミクニ運転手が就業ビザを所持しながらも学生だった点について、雇ったバス会社の姿勢に疑問の声が上がっている。

 日系の代理店の幹部は「学生ではなく、本職だと思っていた。かなり驚いている」と述べ、別の代理店も「学生をアシスタントとして使うことはあると思うが、1人で仕事をさせるために雇うことはない」と指摘した。

 ただ、警察隊は法的には問題がなかったとみており、バス会社の刑事責任は問われないとの見方が強い。


 上記の共同通信の内容が事実ならば、各旅行会社が責任を取らされることはないだろう。

 旅行会社にとって現地警察の判断がとても重要になる。

 ただ、どちらにしても、被害者や被害者の遺族の悲しみや苦しみがこれから永く続くことだけは確かである。
 それほど大きそうでもない現地バス会社が、損害賠償額や治療費をとうてい支払えるとは思えない。
 ましてや、留学生であり、アルバイト?だったとかいう日本人ドライバーが、どのようにして自分の犯した事故の責任を取れるというのだろうか?彼だって大きな夢を抱いてアメリカまでやって来たのではないか・・・・・


 ドライバーの仕事は、それぞれのお客様の日程表通りにバスを安全、正確に走らせることだろう。
それは当然のことのように思えるけれども、けっこう大変で責任の重い仕事である。最近のタイトなツアーでは尚更ストレスを感じるはずである。

 特に、有名な観光地や先進国のバス会社は、パズルを当てはめるようにドライバーのスケジュール表を複数の団体で埋めていく。紙面上ではうまく組み合わさっているスケジュールといえども、実際の流れの中では、何が起こるとも限らない。交通渋滞、急病、故障など・・・。そのようなズレが、ドライバーのストレスとなり、次の団体への重圧となっていることも考えられる。

 どうしようもないかぎり、ムダは許されない。日程通りに運ばなければ・・・・・

 それは、睡魔が襲ってきても、ハンドルを握りつづけることをさす。
 プロのドライバーだから眠くならないということはない。プロのドライバーは眠くなったときの自己対策をいくつか考えているだけだ。
 
 わたしは、何度はドライバーが眠りそうになる瞬間に出くわした。
 太陽が西の空へ沈みかけている夕刻、ドイツの単調なアウトバーンを走行しているドライバーの顔を横目で覗くと、西日に照らされた彼の顔が一瞬、ガクッと下に落ちたのだ。
「・・・・!」彼の名前を呼ぶと、意識が回復したのか、「・・・」としっかりとハンドルを握りなおしたが、その後、彼に自分の好きな音楽とかかけていいよ!といいながら、しばらく取りとめのない会話をした。

 グーグーと寝るわけではない。たぶん、ほんの一瞬!の危険なんだと思う。そのほんの一瞬に、危険ゾーンに捕まるかどうかなのではないだろうか。
 また、市街地のような入り組んだ場所では睡魔が襲うことはない。上記のアウトバーンのごとく、単調な道で単調なリズムを刻むことによって、催眠状態へ引き込まれていってしまうのではないか。
 
 先日のエジプト、今回のアメリカと、とても単調な道である。

 わたしは、プロのドライバーといえども、どうしようもないときは、「眠い!」と叫んでいいのではないかと思う。
 以前、イランとモンゴルを走行中、ドライバーが急に路肩にバスを停めたことがあった。
 まっすぐ伸びるとても単調な道であった。
わたしが、「何かあったの?」と聞くと、ドライバーは、「わるい!眠いんだ!」と応えた。
 これでいいと思う。

「運転手さんが眠くなったので、このへんで、わたしたちも外の空気でも吸いましょう・・・!」

route66[1]



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