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添乗員のおみやげ

 「添乗員さんが、とっても忙しそうにショッピングしていてビックリした!」
 「わたしの前に、おみやげをいっぱい抱えた添乗員がレジに並んでいて驚いた!」
 「みんなバスに戻っているのに、添乗員が買物していてバスが出発できないでいた!」

 このようなクレームや噂をときどき耳にはさむ。
 《たしかに、このような添乗員はいるのだろうなあ・・・・・》
 と思うが、標準的な添乗員は、御土産に興味がないか、御土産を買う余裕がない。
 旅行そのものを仕事としている添乗員がそのたびに御土産を買っていたら自己破産に追い込まれる必死である。そもそもお仕事と思って現地へ来ていると買物をする気がなくなってきてしまうのである。

 そのような添乗員でも、たまに「・・・!」と買いたくなることがある。
旅行気分で来ているわけではない添乗員がそのように思うのであるから、そういうものに寄せる添乗員の熱い眼差しはホンモノであるにちがいない。
 そのようなものは、「次回来るときまでの間にじっくりと考えよう」などと思っているときにかぎって、なかなか次回がまわってこないことを、添乗を何度かやったものにはよくわかっているので、自分の気持ちに正直に衝動的に買ってしまう。
 もちろん、お客のクレームにならないよう、こっそりと買うのである。お客のまえで堂々と御土産を持って歩き回るようなまねは当然しないだろう。

 その添乗員がたまに買いたくなるモノは、頭のどこかに《こういうものがほしいなあ》という意識を前もって在していたから起こりえることなのかと私は思う。そのようなモノだから、けっこう、日用品や生活必需品などが多いのだ。
 衣料品、カバン、キッチン用品、文房具、靴、傘、下着・・・・・・・・・・・・
 
 こういう買物は、人から頂いた御土産とちがって自分の必需品である。実際、使用するので、毎日、毎回、その御土産を目にすることになる。だからなのか、ときどき、その必需品をじっと眺めては、「・・・あそこで買ったんだなあ・・・」と感慨にふけることがある。よって、とても大事に使うのである。こういう品物だから、それほど値が張ることもないから、自分への御土産としては最適かもしれない。

 ただ、自分にとって最適のこの御土産を人にあげたらどうおもわれるか?定かではない。
人から頂いた御土産に関しては、その利便性から良し!と判断する者は、それほど多くはいまい。値段とか見栄えで「御土産」としての価値を測るかもしれない。爪切りやパンティストッキングなど御土産にあげたら怒り出すかもしれない。
 
 ただ実際、どこの家にいっても、埃をかぶって淋しそうな目つきで壁をみつめている置物に出くわす。
あきらかに、「お土産だろう!」と思われる北海道のコロボックルや東北のこけし。悪霊を追い払う守り神の沖縄のシーサーも、薄暗い便所の脇あたりで見かけることがある。
 このような御土産は、次から次へとやってくる新参モノによって、どうしても肩身の狭いおもいをしなくてはならないようだ。
しまいには、どっかの幼稚園や教会のバザーで、地べたに敷かれたシートの上に無造作に並べられて、タダ同然で売られてしまう。

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