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添乗員の資格

添乗員の資格

旅行の添乗業務をする場合、資格が必要である。
一般的に、その名称を「旅程管理主任者」とか「主任添乗員」とかと呼んでいる。一般的と言ったのは、旅行業法の中では、はっきりと「旅程管理主任者」とか「主任添乗員」とかいう名称はなく、「旅程管理業務をおこなう者」という表現が使われているからである。この資格は、「旅行業務取扱管理者(旧称、旅行業務取扱主任者)」のような国家資格ではなく、観光庁の認定資格である。「旅行業務取扱管理者」の場合、国内と一般、年に一回ずつ受験日が設けられており、誰でも受験することができるが、添乗員のほうは、受験というのではなく、以下の3つの条件をクリアしなければ資格修得は不可能である。



その3つの資格修得の条件
① 旅行業法第六条第一項第一号から第五号までのいずれにも該当しない者(以下)

一第十九条の規定により旅行業又は旅行業者代理業の登録を取り消され、その取消しの日から五年を経過していない者(当該登録を取り消された者が法人である場合においては、当該取消しに係る聴聞の期日及び場所の公示の日前六十日以内に当該法人の役員であつた者で、当該取消しの日から五年を経過していないものを含む。)
二禁錮以上の刑に処せられ、又はこの法律の規定に違反して罰金の刑に処せられ、その執行を終り、又は執行を受けることがなくなつた日から五年を経過していない者
三申請前五年以内に旅行業務に関し不正な行為をした者
四営業に関し成年者と同一の行為能力を有しない未成年者でその法定代理人が前三号のいずれかに該当するもの
五成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの

② 国土交通大臣の登録を受けた者(登録研修機関)が実施する旅程管理業務に関する研修(旅程管理研修)の課程を修了

③ 旅行の目的地を勘案して国土交通省令で定める旅程管理業務に関する実務の経験を有するもの



まず、①は、旅行業界で法的違反したこのとある人、または、金銭的トラブルのある人という意味で、ほとんどの人が①の修得条件をクリアできる。

次に、②である。ここで問題になるのが、この資格は、国家資格である「旅行業務取扱管理者」のように、旅行業界未経験の誰もが「ちょっと挑戦してみようか!」と受けられるものとは違って、旅行会社に就職している人および添乗職に従事している人しか受講できないことになっている。まだ、実際に働いていない場合、旅行会社の入社証明書、添乗派遣会社の登録証明書が必要となる。
つまり、この資格は、旅行会社内部の副産的な位置づけということになる。

上記の旅行業法①②③の出だしは、
(旅程管理業務を行う者)
第十二条の十一企画旅行に参加する旅行者に同行して、前条の国土交通省令で定める措置を講ずるために必要な業務(以下「旅程管理業務」という。)を行う者として旅行業者によつて選任される者のうち主任の者は、・・・・・・・・

大文字の部分に注目してほしい。
添乗員というのは、旅行業者によって選任を受けなれればならないのだ。旅行業者に選任されて、初めて主任添乗員と名乗れるのだ。選任を受けるまでは、ただの旅行会社社員か日雇い派遣社員なのである。よって、制度上、添乗とは、旅行会社内部の仕事であり部外者は関係のない資格なのである。だから、当然、旅程管理研修を受講する際に内部の者かどうか証明書が必要なのである。


よく、旅行学校などで、「旅程管理主任者」の資格が修得できるとうたって生徒を募集しているところがあるが、あれは、あきらかに偽装修得である。

正しい修得の順序は、
*派遣会社(旅行会社)内定
 →派遣会社(旅行会社)にて基礎研修(旅行業務取扱管理者は免除)
 →登録研修機関にて指定研修(②にあたる)
 →派遣会社(旅行会社)のおこなう実務経験(添乗経験)を積む
 →選任する旅行会社から「旅程管理主任者証」を受け取る(派遣添乗員の場合、代理措置として社団法人・日本添乗サービス協会が発行できる)

偽装修得の順序は、
*旅行学校などの添乗員コースを受講
 →提携している添乗派遣会社に一時的な登録(証明書発行のため)してもらい②を研修。
 →「指定研修修了証明書」修得後、添乗派遣会社の登録を解除
 →旅行学校などが主催する実務研修(実務経験)に参加

②の登録研修機関は、2005年の規制緩和により、多くの新規参入が認められた。それ以前は、大手旅行会社と(社)日本添乗サービス協会だけだったが、それ以降、LEC東京リーガルマインドの登録第1号(昨年?登録返上)をはじめ、旅行学校、派遣会社、大学などが新規参入した。現在、これらの登録研修機関が、一年中、日本のあちこちで、3日~4日の研修をおこなっている。


③の実務経験は、法令の中で、下記のような詳細がつけられている。
少し、判りづらいが、実務経験は、②の研修の修了日の前後1年以内に1回、または、修了日から3年以内に2回必要とのこと。つまり修了日から1年以内に実務経験を積めなかった場合、その後2年以内に2回、積まなければならない、ということになる。
この業界の誰もこんな細かい認識はなく、誰もこんなもの!守らないのではないだろうか。
まったく意味の無いものと感じる。形式的にやっているだけだ。
そして、この実務経験を積むには、下記2項に書いてあるベテラン添乗員が指導する添乗員実務研修ツアーに参加する方法が一般的なようだ。当然、②を受けた前後に行かなければ、実務研修の意味がないので、入社後、または登録後に行くべきであるが、法的には入社前、登録前に行くことも可能である。こちらは、派遣添乗員の場合、全部自腹である。
 


(旅程管理業務に関する実務の経験)
第三十三条法第十二条の十一第一項の国土交通省令で定める旅程管理業務に関する実務の経験は、同項に規定する研修の課程を修了した日の前後一年以内に一回以上又は当該研修の課程を修了した日から三年以内に二回以上の旅程管理業務(本邦外の企画旅行に参加する旅行者に同行する者にあつては、本邦外の旅行に関する旅程管理業務に限る。)に従事した経験(国土交通大臣が、本邦外の企画旅行に係る旅程管理業務に関し特別の事情があると認めて、旅行の目的地の状況、言語その他の事項を勘案し旅行の目的地及び期間を限定して異なる経験を告示により指定した場合にあつては、当該指定による経験)とする。
2 前項の場合において、法第十二条の十一第一項の規定に適合する者の指導による旅程
管理業務に相当する実務の研修を受けた経験は、当該研修を受けた地域を目的地とする
旅行に係る旅程管理業務に従事した経験とみなす。





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