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利用者の立場で

 高速道路を無料化するべきかどうか?ニュースで取り上げていた。
利用者の立場からしたら、無料化されて嫌な者などいないであろう。料金を払わないで行けるのであればそれにこしたことはない。無料化すると高速道路が混雑するという者がいるが、そもそも、無料化先にありきで道路つくりの青写真を描くべきものだろう。料金を支払って早く目的地へ行くものの権利があってもいいのではないか!とテレビでえらそうにしゃべっている人がいたが、そもそも道路は税金でつくられたものなのだから、利用者を限定的にするべきではないのではないか。JRなど鉄道各社は、高速道路を無料化すると列車を利用する人が少なくなるとさわいでいるらしいが、誰でもが鉄道を敷けたわけではないのだから、こういうことも受け入れていかなければならないことではないのか。

 高速列車も、いつのまにか、日本中を走るようになった。
以前のようなのんびりとした旅はしたくてもできない。普通列車を乗り継いで目的地までどうにか行くことは可能かもしれない。しかし、よっぽど時刻表に情熱でも燃やさないかぎり、目的地に到着する前にお手上げになるか、どこかで1泊せざるおえなくなりかえって高くつく。東京から大阪まで行くにしても、新幹線を利用するのとしないのでは、雲泥の時間差である。
 民間企業である?列車は道路とちがって高速になった分、とうぜん、乗車料金も高くなる!出張で遠出をするビジネスマンならともかく、冠婚葬祭と私用で赴かなければならない普通の老若男女にとって、列車の料金は高いのではないか。ニューモデルのかっこいいタイプの列車でなくてもいい、多少時間がかかってもいい、料金を安くできないのか!という選択肢は、乗客側にないのが現実だ。寝台列車も次から次へと消えていく。北海道への観光用寝台列車を除いて日本からすべてなくなる日も近いであろう。

 空港もひどい。あっちこっちに地方空港ができた。こんな小さな国で、空港がこんなにたくさん必要ないことは子供でもわかる!飛行機など、ほとんど飛んでこない。地方の空港の待合室にいると、「ここは図書館か?」と錯覚するくらい、静かで居心地がよく、ウトウトとうたた寝してしまう・・・・また、本や雑誌などが置いてあったりするのだから!空港に図書館司書のようなガードマンひとりが、私と共にうたた寝しているだけである。

 成田空港は、羽田空港にその地位を奪われそうだ。
まぎらわしい二つの空港。以前は、羽田空港を東京国際空港と呼び、千葉県成田市にある成田空港を新・東京国際空港と呼んでいた。日本人でも紛らわしいこの呼び方なのだから、外国人は困惑してしまう。だからなのか、2004年、空港公団が民営化される際、正式名称も、新・東京国際空港から成田国際空港へ変更した。これで、羽田空港もやっと安心して、東京国際空港と、呼称できるかとおもいきや、今度は、長年の習慣で、東京国際(東京発)というと成田空港と間違えてしまうようなハプニングが起こるらしい。

 それにしても、誰がどうして、千葉県成田市に空港をつくろうとしたのだろうか!
これを、考え、実行した者たちの罪は、果てしなく大きいと感じる。何一つとっても、利用者にいいことはなかった。この導線の悪さは、観光客誘致を目論む観光庁にとって、一番の足かせとなっている。

 成田空港は、着工時から、大きな問題をかかえていた。
空港造成地はもともと農地住民が多く、その土地買収における国家の強権的態度から、多くのトラブルを引き起こしていた。1971年には、過激派までまきこみ、死者まで出す攻防がおこなわれた。当初、政府は、1972年に開港させるつもりでいたらしいが、実際開港したのは1978年となった。しかし、その後も、反対派の闘争は続いており、成田空港の厳重警備こそその証拠である。車でいくと検問、列車でいっても検問、他の空港では考えられない検問! こんな状態だから、空港の用地買収もままならないため、2本目の滑走路を付設できずに、あっちこっち方位置を変えてやっとこさ昨年(2009)の10月に完成した。まわりの住民に当然気を使わなければならないわけであって、夜中の飛行などもってのほか、夜の11時から朝の6時までは運行禁止である。
 成田空港から東京都心部までのアクセス手段は、ほんとうに限られており、早朝出発や夜10時以降の到着などとなると、もうどうしようもない。空港周辺に前泊するか後泊するかしかない。タクシーなど利用すれば、2万円以上かかってしまう距離である。経済大国とかグローバル化などといっているが、そういうものとは本当に縁遠い国際空港である。手づまりな国際空港。そもそも、初めから間違った道を歩いていたのだ。利用者の視点にたてば、このようなところに空港をつくろう!などという発想は絶対に生まれて来ることはなかったであろう。

 現在、世界の主要なハブ国際空港では、24時間営業があたり前である。そして、都市部から1時間圏内にあり、格安のシャトル列車を都市中心部まで走らせる。乗換え客のための無料パノラマツアーなどもある。
 こういうことを期待すると、やはり、成田空港では無理ではないか?羽田空港を拡張させ、世界のハブ空港へと誘致することが日本をふくめた世界の利用者にとって一番有益な気がする。もし、羽田でそれができるのなら、都市中心部に近いぶん、逆にアジアでも優位に立てるのではないだろうか。有名な建築家に頼んで斬新でファッショナブルな空港などより、機能的で利用しやすい空港のほうがいいに決まっている。

シンガポール・チャンギ国際空港


 成田空港にはかわいそうだが、あと100年後くらいには、悪しき空港行政の廃墟として、長崎県の「軍艦島」のように、再び観光客ににぎわう日がくるのかもしれない。

軍艦島


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