Home *  * All archives

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tb: -- |  cm: --
go page top

また行きたくなる旅

日本人は訪日観光を「地域活性化への寄与」という。
観光庁のビジットキャンペーンで、中国人などを誘致することに際しても、「まず、受け入れ態勢の強化」「ニーズを調査し、観光地を整備することが肝心だ」という発想だ。
これは、「この人たちにお金を落としていってもらわなくちゃ」「この人たちが、何か我々を得させてくれるんじゃないか」という考えが下地にあるからの発想ではないだろうか。
観光における負の要因は絶対に受け入れたくない。

このような発想だから、管理しやすく利潤を上げやすい、団体誘致という、大型、ハコモノ的な観光のイメージしかわかないのではないだろうか。
旅行者個人の意識ではなく、団体という枠で、儲ける構造を考えようとする。

わたしは、この考えは、本末転倒ではないかとおもう。

旅の楽しみとかおもしろさというのは、ほんとうは、一人の旅行者がみつけるものではないかと思っている。
ひとりの旅行者が、ふと立ち寄った先の居心地の良さ。それが、友を呼び、仲間を増やしていく。そこに小資本の小店が生まれ、噂を聞きつけた大資本が参入し、団体ツアーが誕生する。団体客が参入することによって、ひとりの旅行者はもう敬遠するかもしれないが、こういう過程というのはとても大事ではないかと思う。核はこういう個人がみつけた居心地の良さではないだろうか。そこには、旅行者も現地の人々も、利潤のような利益を媒介しない発想が存在しているはずだ。旅行者を受け入れる側に、排他的でない、よそ者を愛情を持って受け入れる心情を持っていることが肝心だ。「ゆっくりしていってください」と口では言いながら、本心は、「早く帰らないかなあ・・・」などと思っているようでは、リピーターは生まれてこない。とうぜん、その過程では、旅行者の無作法や警察の介入しなければならないようなトラブルもあるであろう。そういう行為に寛容になる必要はまったくないが、だからといって、排他的となる必要もない。

 旅というコミュニケーションは、清濁入り混じりながら、想い出を演出し、「いつかまた」という生涯のリピーターを生んでいくのである。


tb: 0 |  cm: 0
go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://intouch.blog56.fc2.com/tb.php/363-29fb1915
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
go page top

新着記事+関連エントリー

カレンダー

カテゴリ

最新コメント

プロフィール

ブログ翻訳

旅行業の本

添乗に役立つ本

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。