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上海万博

 5月1日から上海万博が開幕する。はじめて万博を開催する国の熱気はすごそうだ。
連日テレビで報道されているプレオープンの模様をみると、人気のあるパビリオンの壮絶な入場待ちは、中国人の好奇心の現れであろう。1970年に初めて日本で催された大阪万博のときも、日本中からミーハーの家族らが、列をなして「月の石」を見に行った。あの頃の日本の熱気は、今の中国のようだっただろう。めずらしいもの、あたらしいもの、欧米のもの、といえば、ハイカラに見え、「それを見ないことには周囲に遅れをとる」といわんばかりに、パンダに並び、モナリザに並んだ!上海万博の事前の人気投票によると、1位がアメリカ館、以下フランス、イギリス、日本、と欧米や先進技術にやはり人気が高いらしい。
*上海万博・オフィシャルサイト・各国のパビリオン紹介

 日本の旅行会社も、この上海万博を取り入れたツアーを主催している。ただ、あのプレオープンでの中国人の壮絶さを見せられると、上海万博を見に行こう!という気持ちは持っていても、あの中国人と各パビリオンで並びあう自信は失くしてしまったのではないだろうか。中国の列車を見ているようで、まだこのような中国人がいることに、私は少しほっとしてしまったが。まあ、約半年間、このイベントはおこなわれるわけだから、ミーハーな日本人らは、その熱気に引っ張られるように必ずや上海の地を踏みしめることになるのではないかと思っている。なにせ、旅行会社が主催している上海万博ツアーの料金は、近郊の温泉へ行くより安くあがりそうなのだ。
 *HIS上海万博入場券&見所満載の上海観光付 上海4日間 スタンダードホテル
 ほかの旅行会社だってそんなに高くはない。

 とりあえず、万博を見に行こう!
アメリカ館、フランス館、日本館・・・・・・・と、たしかに、万博だから、各国のパビリオンへ行かなければ、わざわざ行った意義はないのかもしれないが、わたしが思う一番のパビリオンは、上海そのものではないだろうか。上海の開発区である浦東に設営された万博会場は、急激な発展を遂げる上海のすさまじさを、観光客にまざまざと見せつけることとなるだろう。それを見た多くの普通の日本人は、もう中国に日本は追い越されたと感じることだろう。多くの日本人は、まだ日本は金持ちで世界トップクラスの文化、民度の国だと思っている。いや、アジアは、まだ貧しい民の多い後進国だと思っているのではないか。アジアの発展をテレビや新聞で見聞きしようとも、日本人の多くは宗主国感をいまだ抱いているのではないか。だから、それを信じようとはしない。上海を訪れれば、そんな感情は根底からひっくり返るはずだ。まぎれもなく、上海のほうが東京より近代都市だ。それがはたして暮らす人々にとっていいことかどうかは別にして、お互いに拝金主義を美徳と考えるのであれば、明らかに上海が経済的豊穣な都市である。
 

 そういえば、上海万博には、もうひとつ目玉の展示物がある。
それは、世界三大ガッカリ!のひとつ、「人魚姫の像」だ。ちなみに他の2つは、シンガポールのマーライオンとベルギーの小便小僧らしい。私的には、3つとも、現地で目にすればそれなりに嬉しいもので、ガッカリなどしない。なかなかいいものだと思う。
 そのうちのひとつ、「人魚姫の像」をデンマークのコペンハーゲンからこの上海万博のデンマーク館まで運び込んで、館内のオブジェとして見学させてもらえる。わざわざ、北欧のデンマークまで行かなくても見れる。しかし、デンマーク館のオブジェとなった「人魚姫の像」を写真などでみると、これこそ、ほんとうにガッカリ!しそうでこわい。「人魚姫の像」は「モナリザ」とは違うだろう。そのものに価値があるというより、デンマークのコペンハーゲンの運河岸に佇んでいるからこそ意味があるものではないかと思うのだが。

上海万博・デンマーク館の中の「人魚姫の像」
人魚姫2

どうせなら、黄浦江から変わり行く上海を眺めさせたらどうだろうか?
小さな漁村だった上海がアヘン戦争によりイギリスの侵略を受け、その後フランス、アメリカ、日本へ租界割譲。上海バンドに陳列している歴史的遺物の数々がそれを教えてくれる。また、近代中国のクロスロードにつねに登場する上海。孫文や蒋介石の国民党から毛沢東の共産党(中国人民解放軍)の内戦、文化大革命の末の今の近代都市へ。揚子江が上流からかき集めたヘドロの上で、アンデルセンの人魚姫が何を思うのか?かなりインパクトの強いオブジェになると思うのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それより、デンマークのテレビニュースの言葉どおり、「・・・あちらは、蒸し暑く蚊が多いと聞くので、気をつけてネ!じゃあ、また会える日まで・・バイバイ」と、蚊が飛びまわってそれどころじゃないかもしれない。


shan.jpg
もちろん合成写真です!



*青空文庫より
人魚のひいさま
DEN LILLE HAVFRUE
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen
楠山正雄訳



 


  

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