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添乗の仕事は増えてきたが・・・

アイスランドの火山噴火によるヨーロッパの混乱はひと段落したようだ。先に何があるかわからない旅行業界。暗中模索しながら、究極のコストパフォーマンスを活路を見出そうとする会社、新たなディスティネーションを開発しようとする会社、ニーズにあった目的を柱にしようとする会社。頑張っているのだろう。旅行業界の底打ち感が伝えられている。たしかに、添乗員も、リーマンショック以降でいちばん発注率が良いように感じられる。JTBトップの年頭挨拶ではないが、今年だめならどうしようもないというような言葉とおりになってきた。上海万博、サッカーワールドカップなどのイベント、それにもまして、この日本の閉塞感から抜け出したいというイライラが根底に流れているように感じられる。いつの時代でも、旅行へいっている小金を持っている層がいる。こういう人たちは、今までと同じペースか少し回数を減らすなどしながら旅行へいく。でも、前よりつねにイライラしているように見える。以前、年に1回ぐらいの海外旅行を楽しみにしていた層は、ふたたび、旅行へ行きたいと願っている。たぶん、旅行へ費やす余裕などないはずなのに、旅行費用が贅沢と思えないぐらいイライラしているようだ。こういう層は、できるかぎり、低額なツアーに参加するだろう。そして、元をとろうとする。元といっても、その対価がはたしてどういうものなのか自分でもわからないから、とても旅を楽しめるという状態ではなかったりする。旅行という贅沢者の笑顔がもてなかったりする。

 このような方々を引率する添乗員だって、似たようにイライラしている。
2001年の同時多発テロ以降、添乗員の仕事はかなり減ってしまった。その後2007年までの戦後最長のいざなみ景気といわれた時期でさえ、添乗員の仕事量はけっして増えることはなかった。仕事がない派遣添乗員など山ほどいた。そして、2008年9月にリーマンショックが起きた。追い討ちをかけるように新型インフルエンザが発生した。添乗員は前にもまして仕事量が減り、ポツポツとやってくる仕事だって、現地ガイドをカットしたなど添乗員へ負担がかかるようになっている。ただ、仕事がないより仕事があったほうがまし!仕事がないことには話しにならない!仕事がなければ、派遣添乗員は一文無しだ!・・・・・・・こういう風潮にどうしてもなってしまう。仕方ないことかもしれない。

 だから、仕事が増えてきて、派遣添乗員たちは喜んでいる。当然だ。
しかし、添乗員の待遇は昔とほとんど変わっていない。リ-マンショック以降の景気低迷で、待遇問題は置き去りにされた感がある。まず、仕事がなければ!という風潮のなかで、仕事がもらえただけで喜んでいる。
 過去20年以上、旅行会社と関係団体、国交省などの役所は、「添乗員の環境改善は一番重要な問題だ!」というパフォーマンスをしながら、ずるずると派遣添乗員の発熱が平常に戻るのをただひたすら待ち続けていただけである。添乗員は、添乗にいかなければならないので、一人の添乗員から上がった正当な苦情がなかなか集団の意見として大きな力と成り得ないのだ。ましてや、今回は、賃金の格差問題で、日本人の年収そのものが、今までの添乗員の年収(約200万円)へ近づいてきたので、「いま、年収300万円以下で頑張っている人たちがたくさんいるのだから、添乗員がさわぐほど、添乗員の年収はひどくないのではないか」という意見までいう業界関係者がいるほどである。

 もう一度、原点にもどるべきだ。
旅行会社と派遣会社がおこなった派遣法に触れるような派遣添乗員へのサービスの押付け。それによって生まれた超過労働。「みなし労働」という名の超過・過重労働。旅行会社が自分たちだけ利するように考えた「みなし労働」、「マニュアル」、「契約書」など・・・・・
 正当な労働対価を支払ってほしい!という法治国家であれば、当然の主張である。なぜ、このような基本的人権に関して今まで放置できたのか?こちらのほうが不思議である。「仕事を与えてやるんだから贅沢いうなよ!」前近代的企業と、ソマリアのような殺戮の繰り返されている「放置国家」が、今の日本の現実なのだろうか。

 仕事が増えてきたことは添乗員にとって嬉しいことだろう。
だが、派遣添乗員の待遇問題は、それとは全く関係ない。別な問題である。
それをしっかりと自覚するべきだ。
旅行会社に自浄能力がないことは過去20年間が証明してくれている。
JATA,TCSAなどの公益法人は、役人や業界関係者の天下りの巣窟で、ここも何もしないことも証明済みだ。
唯一、国交省や厚労省や労基署などの現役役人のなかには、正義感のある者がいる。
旅行会社と高級官僚のパイプ役であった自民党の二階俊博議員はその力を失った。
 
 いま、しかないだろう。
いま、待遇改善がおろそかにされるようだったら、今後、派遣添乗員の待遇が改善されることは絶対ありえないだろう。
だから、派遣添乗員問題を社会の遡上にあげた東部労組の活動に期待するのである。
過去、20年以上どうにもならなかった派遣添乗員の待遇に筋道をつけてくれたのは、東部労組であった。
けっして、TCSA(日本添乗サービス協会)、サービス連合ではない。
そして、この労組でがんばっている阪急トラベルサポートの塩田委員長や同士の方々を応援してやまない。

  *東部労組・労働相談センター・スタッフ日記(阪急トラベルサポート派遣添乗員)


 添乗員の方々にお願いしたい。
ブログできれいごとを書きたい気持ちはよくわかる。それが、自分が添乗にたいして抱くイメージだろう。また、それがアクセズ数を増やすことにもなるのであろう。
 わたしのように、「憂う!」ことばかり書いていたら、それなりの非難、中傷メールは届くし、アクセス数は減る。
ただ、みな、塩田委員長以下を応援したい気持ちは持っていると思う。ならば、そのすこしの気持ちが、皆さんのブログに少し載れば、大きな応援になるのではないのか?と思うのだが・・・・・


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