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タイ・バンコクの暴動

 タイで暴動がおこった。その暴動では、日本人カメラマンを含む多くの死傷者が発生し、反政府勢力(タクシン支持派)による一部の市街地の占拠はまだ続いてるらしい。
 
 4年前の2006年には、今の反政府勢力(タクシン支持派)のほうが、時の政府であった。それを9月19日のクーデターで、当時の反政府勢力がタクシン首相を追い出してしまった。当時、暴動のようなものはなく、平和なクーデターといわれ世界中の支持を受けていた。私のタイ在住の友人たちなども、タクシン首相の悪口をみな言っていた。タクシン首相は、もともと企業家で、自分の資産を増やすため首相になったのであり、親族を利権のからんだポストにつけ私腹を肥やしている、と。だから、みなの期待を担って、平和裏にクーデターがおこなわれたのだなあと思っていた。

 2006年の9月19日、わたしはちょうどタイの首都バンコクにいた。呑気に友人と繁華街でお酒を飲み、夜中12時過ぎ気分よくタクシーでホテルまで帰った。ほんとうに静かな夜だった。たしかに、9月のタイはまだ雨季で観光シーズンではない。だとしても、静かな夜だった。タクシーは、繁華街からファランポーン駅前を通り、チャイナタウンから王宮前へスムーズに抜けていった。ところどころ、兵士が等間隔に並んで立っている姿や戦車や軍用車の姿が見えた。ドライバーに、「何かあるのか?」と聞くと、首をかしげていたので、わたしは明日にでもVIPな国賓がやってくるのかなあと思っていた。あれが、クーデターだったようだ。9月19日の夜10時過ぎに決行されたというクーデターの姿だったようだ。
 じつは、わたしは次の日になっても、クーデターに気づかなかった。
次の日の朝、街中にでると、やけに黄色いシャツ(反タクシン派のシンボルカラー)を着ているタイ人が多く、その方たちを含め、みなニコニコしているので、わたしは、「そうか!国賓が来るのではなく、今日は祭日で、なんかイベントがあるのだな」などと思いなおしていた。それではどこでクーデターに気づいたかといえば、お金をおろしにATMへ行ったときにである。ATMはすべて作動しなかった。そこで両替所の窓口へ、なぜATMが動かないのかと訊ねにいったとき、その窓口の女性が、昨夜クーデターがあったことを教えてくれたのだ。
 それにしても、そのATMでお金をおろせなくなった不便さはあったものの、それ以外はまったく昨日までと変わりなくすべての経済、庶民の生活が営まれていた。
 ほんとうにクーデターなのか!と思えるほどのクーデターであった。ただ、本来クーデターとは、こんなものなのかもしれない。わたしが、クーデターをよく知らないだけで・・・・・
 日本にはもちろんクーデターなどなかった。明治維新があったではないか!たしかに、明治維新は革命でありクーデターだったのだろう!それも、このタイの何倍もの規模の!しかし、明治維新といえども、わたしには、普通の日本庶民には他人事であったのではなかったのかと思える。庶民は、自分の毎日の生活をただ励行するだけで精一杯だったのではないか。結局は、武士階級と公家だけの情熱だったのではないかと。

 今回のタイの暴動ははたしてどうなるのか?
反政府勢力(タクシン支持派)は、タイの地方、とくに農村部で強い地盤があるらしい。言葉は悪いが、反政府勢力(タクシン支持派)は無教養な田舎のおっちゃんやおばちゃん。この人たちは座り込みのような持久戦にとても強そうだ。だが、やはり、・・・最終的にはどうしようもないのではないか?タイは、結局、軍人が政局を決めてしまう国なのだ。軍は、反タクシンなのだ!

 日本の外務省は、今回の暴動を受けて、バンコクおよびバンコク周辺に「注意喚起」を促している。
バンコクは、東南アジアきっての観光都市である。日系企業をふくむ外資系企業の一大集積地でもあり、多くの外国人が滞在している。日本からの航空便も毎日多数、就航している。今回の暴動で、タイに行くべきかどうか迷っている人も多いだろう。ただ、このバンコク、もうだいぶ前から、「注意喚起」に相当する「十分注意してください」(危険度1)が外務省から発令されていた。それは、クーデターを含む政変のゴタゴタとは関係ない。その前から、日本人が被害者となる殺人やスリ、盗難が多数発生していたので、外務省は、バンコクにずっと、「注意喚起」を促していたのだ。
外務省から危険度1にあたる「十分注意してください」の場合、旅行会社はお客へ安全確保義務の観点から情報提供はおこなうが、ツアー催行の中止はしない。その上の危険度、「渡航の是非を検討してください。」(危険度2)、「渡航の延期をお勧めします。」(危険度3)が発令された場合は、自主的にツアー中止を決めている。
だから、危険度1のバンコクは、情報提供のみで、ツアーの中止まで旅行会社はしなくてもいいはずだ。当然、お客の中には、行きたくないとキャンセルを希望する者が出てくるだろう。旅行会社は法的にはキャンセルチャージ(取消料)を徴収できるはずだがはたして世間のパッシングに耐えられるかどうか?(イラク戦争のときや911テロのときはパッシングに負けた)

しかも、驚くべきことに、どこにでも突っ込んでいきそうな中国のほとんどのツアーが、タイへの渡航を中止した模様なのだ。
 ・・・・んんん・・・・・これでゆっくり我々が遊べるかもしれない!


日本の外務省の安全情報は、ほとんどアメリカと同調している。日本の安全情報よりアメリカのそれのほうが詳しいのでそっちをみたほうがいいくらいだ。いざというときも、日本の外務省は日本人を助けようという気はない。アメリカの大使館のほうが、欧米人の次あたりの順番で助けてくれるかもしれない。

*TRAVEL.STATE.GOV Country Specific Information
(アメリカ政府・旅行者安全情報)

ただ、すこし危険もある。あんまりアメリカ人とくっついていると、テロの標的になってしまう恐れがあるかもしれない。それも嫌だろう!どっちみち自己責任といわれるのだったら、この際、日本の外務省が危険度を上げたときほど、現地へ行ってみるのもおもしろいかもしれない。そういう場所は、とうぜん、日本人もアメリカ人もヨーロッパ人もいない。すべて同調しているのだから。どこの観光地も閑散としているはずだ。・・・・

しかし・・ちょっと待てよ・・・いままでは、そうだったが、
これからは、そういう観光地ほど、中国人観光客で溢れているかもしれない。中国は、まったくアメリカに同調しないようだから!


 
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