Home *  * All archives

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tb: -- |  cm: --
go page top

ガイドブックの写真


観光の哀しみ (新潮文庫)観光の哀しみ (新潮文庫)
(2003/06)
酒井 順子

商品詳細を見る
 
エッセイストの酒井順子氏の『観光の哀しみ』のなかに下記のような一文があった。

・・・・・ガイドブックに、なぜ観光地の写真が入っているのかも、かねてよりの私の擬問です。もちろん今の世の中において、エッフェル塔の実物を見るまでに、写真や映像でエッフエル塔の姿を見ずにいるわけにはいかないことは、私も知っている。観光というのは、それまでさんざん写真や映像で見たイメージと実物との差異を確かめるための行為だということも、知っているのです。
 しかしだからこそ、ガイドブックにまで載せてくれるな、と思うのですが。どんなアバズレであろうと、結婚式でバージンロードを歩く前は、純白のドレスを着て「セックスなんて知りません」という顔のインスタント処女となるように。エッフェル塔の実物を見る直前くらいは、せめて写真を見ずに、「エッフェル塔なんて見たことありません」というフリをしてみたいのです。
・・・・・・・・・・・・・


 酒井氏は立教大学観光学部を卒業し、観光に対する視点は一考に価するとおもわれる。

 たしかに、酒井氏の言うように日本のガイドブックは写真が多く掲載されている。しかも、年々と写真の量は増えているように感じる。紙質もよくなっている。そのせいでガイドブックの重量は重くなってしまった。また、写真が多いガイドブックほど内容は薄っぺらで現地では使い物にならない気がする。
 
 外国のメジャーなガイドブック、『ロンリープラネット』などをみると、日本のガイドブックほど写真は多様されていない。バージョンによっては、ほとんど写真のないものもある。 

 ただ、旅行者心理なのか、出発前の者からすれば、どうしても、綺麗な写真がたくさん載っているガイドブックに魅かれてしまう。言葉より目でみたほうが、感覚に響きやすいからかもしれない。

 酒井氏流にいえば、もう処女のフリする必要はなくなったようだ。
「灯りを消して!」などという女性はいないしそれを求める男性もいないらしい。
  感動はかなりアブノーマルになってきたようだ。
 または、感動することを求めたくなってしまったのかもしれない。


tb: 0 |  cm: 0
go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://intouch.blog56.fc2.com/tb.php/324-bd247b09
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
go page top

新着記事+関連エントリー

カレンダー

カテゴリ

最新コメント

プロフィール

ブログ翻訳

旅行業の本

添乗に役立つ本

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。