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勤務中に一定の休憩時間を適宜取得

 コンダクター同行コースにおいては、コンダクターが同行して旅程管理業務を行います。なお労働基準法の定めからも、勤務中一定の休憩時間を適宜取得することが必要ですので、お客さまのご理解とご協力をお願いいたします


 上記は、JALPAKのパンフレットの最後部の「ご注意」書きに記載された案内である。
たぶん、阪急トラベルサポートに所属する派遣添乗員らが個人でも参加できる東部労組に加入して労基署の訴えたことからはじまった添乗員の待遇改善問題で、立場的にどうにも動かざるおえなくなったTCSA、JATA、サービス連合の意を受け、このような文言が記載されるようになったのだろう。
 以前は、「・・・労働基準法の定めからも、勤務中一定の休憩時間を適宜取得することが必要ですので・・・」のようなことは書かれていなかったと思う。
 ほとんどのお客様が読むとは思えない最後部の小さな字の注意書きだが、何もないよりは添乗員にとってはありがたい。
 しかし、厚生労働省や国土交通省に対する目くらましのパフォーマンスと思えなくもない。現実的でない記載だ。実際、このようなことを書いたからといって、添乗員が適宜、休憩できるわけではないだろう!
「これから、わたくし、休憩に入りま~す」
といって、完全にお客様から離れて自由に自分のために時間を使えるわけでもない。
そんなことをしたら、添乗員を同行させた意味がなくなってしまうだろう。添乗員同行の意味は、現地係員対応と違って、つねに傍にいて、旅程管理をおこなってもらえるということではないのか。現地係員対応のような、イザという時の緊急連絡先さえお客様に伝えていたら旅程管理義務は果たしたということではないだろう。
 また、現実的に休憩できるほどの暇があるとも思えない。No-GuideやESGの準備のため、ほとんどの添乗員がツアー中、寝る間も惜しんでいるのではないだろうか。

 まあ、上記のように書いておいてくれれば、万が一のお客様が読んで、添乗員に気を使ってくれるということはあるかもしれない。
「添乗員さん、休憩を取らなくて大丈夫?」とか。

 そういう意味では、もっとお客様に理解していただくのに、ANAハローや日本旅行のパンフレットのほうがよいかもしれない。

労働基準法の定めから、添乗員には勤務中に一定の休憩時間を適宜取得させることが義務付けられています。緊急と要する場合やパンフレットにあらかじめ明示された早朝・深夜の旅行サービスを提供する場合を除き、添乗員の業務は原則8時から20時までとさえていただきます。


添乗員は旅程管理に万全を尽くすため、お客様と同行させていただきます。なお、労働基準法の定めからも勤務中、一定の休憩時間を適宜取得させることが必要ですので、お客様各位のご理解とご高配をお願い申し上げます。また、添乗員がお世話させていただく時間帯は原則として8時から20時までとさせていただきます。


 このような表記をパンフレット上には記載していない旅行会社もある。
 ルックJTBなどそういう会社は、きっと契約時に約款を送付したり、最終日程表に記載してくれているのであろう。
 「ホリデー」の近畿日本ツーリストは、以前からパンフレットには旅行業約款をそのまま掲載していた。だから、お客様は、約款の添乗員の項を読むことになる。そこには、一応、添乗員の業務時間が原則として8時~20時とだけ書かれている。
 阪急交通社は、少し変わっている。トラピックス、クリスタルハートとも、パンフレットの最後部の注意書きに添乗員の項があるにもかかわらず、上記のような記載は、見受けられない。書いてあることは、自分たちの免責への予防線のようなことばかりだ。添乗員の立場での記載はない。
 こちらも、最終日程表にでも記載してあるのだろうか?今回の待遇改善問題の当事者でもあるわけだから、どこかに、それらしき表現がきっとあるのだろう?


 添乗中、たまに、お客様に次のように怒られるときがある。
「昨夜、添乗員さんのお部屋に電話したんだけど、添乗員さんいませんでしたね!」
他のお客様の用を足しているような場合でも、次の日の下見をしているような場合でも、同様に怒られたりする。
どのような用事か聞くと、ランドリーの出し方だったりする。
そのようなとき、上記のような表記があれば、多少は添乗員側の大義名分になるであろう。

 ただ、逆に、旅行会社側の「みなし労働」という大義名分に使われる懸念もある。

 《このように、お客様にも「添乗員の休憩」へのご理解とご協力をお願いしております。添乗員も、現場では我々の指示ではなく自分たちの意思でツアーを管理しております。だから、添乗員は、十分に休憩を取得できる環境化にあります》・・・・・・・と。






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