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旅とは?

旅というのは、人間の空間的な移動である。
東京から仙台まで列車で移動するのも旅だし、ただ歩くことも旅であろう。
時間と空間という、われわれを取り巻くふたつの大きな環境軸の存在するものはすべて旅といえるはずだ。
ただ、旅の意義を問う場合、自宅から会社に満員電車にゆられて移動することがはたして旅といえるのだろうか。会社で仕事という経済行為をするために旅をしているのであって、旅そのものが目的にはなっていない。
過去の歴史においても、アレキサンダー大王は戦争によって領土を拡大するために旅をし、マルコポーロも商売のために元朝まで赴いたのであって、けっして旅を目的としたのではなく、目的の手段として旅をしたのである。
ぼくらが求める旅というのは、それによって精神的ひろがりが得られるようなものであろう。
それは、旅そのものが目的となり、自分では予期しない何かが喜怒哀楽という感情をともなって自分の身にふりかかることを意味する。
その意味からすれば、人間が生きているこの自体が、悠久の時の流れのなかでの、かりの姿でありそれを旅といえるであろう。
人間がうまれたときに、一生というはかない旅がはじまり、死と同時にそのうたかたの旅がおわるのである。もっとも旅らしい旅とは、目的もわからず、右往左往しながら一生をまっとうする人間の生き方そのものにあるのではないだろうか。そういうことであれば、アレキサンダーもマルコポーロも旅人であった。
誰もが一生という旅をする。
ただ、よりよく生きるために、自分自身の内面をみつめるために、もっと多くの旅に出ようとする。
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を住処とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいずれの年よりか、片雲の風に誘われて漂白の思いやまず、 ***」

                                   参考:「新旅行用心集」加藤秀俊著


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