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格安ツアーの時代は続く!

 成田空港の団体受付カウンターを覗くと、今の日本の旅行業界の勢力図が透けて見えてくる。
 団体受付カウンターを賑やかせているのは、主に次の4社である。

 阪急交通社(トラピックス)、JTB(ルック、旅物語)、クラブツーリズム、エイチ・アイ・エス、

それ以外に、日本旅行やJALPAKの姿が微かに見え隠れしているが、上記4社とは雲泥の差だ。
海外添乗しても上記4社のツアーと出会う確率が一番高いので、成田空港以外の日本の国際空港もそう対して違わない状況と思われる。

このことから解ることは、旅行の現状は格安ツアーしかお客が集まらないということだ。
格安ツアーしか売れないのだ!
いや・・・!ルックJTBがあるではないか?と思うかもしれない。
確かに、ルックJTBの北島社長は、昨年、今までの無意味な価格競争を反省し安売りからの撤退を高らかに宣言した。

<トラベル・ビジョンより>
JTBワールドバケーションズ(JTBWV)代表取締役社長の北島文幸氏は9月17日、JATA国際観光会議2009のパネルディスカッションの場で、「ルックJTBは無意味な安売りから撤退する」と宣言した。これは、価格競争について議論していた際の発言で、「本来、安売りは最後の手段だが、最初の手段になってしまっている」と言及。「安売りにも様々なレベル、やり方があり、定義が難しい。原則は自由競争だと思う」としており「無意味な安売り」の限定もあるものの、「質の悪い安売り」を定義してJTBWVでも同様の安売りをしていたことを「深く反省している」と強調。その上で、「今後は新商品、新デスティネーション、新価値の開発に転換したい。きれいごとではなく本気で考えている」と語った。


しかし、現状をしっかりと見てほしい。
ルックJTBは、今でも格安ツアーを催行しているし、新しく店頭に並んだ4月以降のパンフレットでも、高らかに安売りツアーを宣言している!
つまり、ルックJTBの北島社長は、エリート特有の無責任なパフォーマンスをしただけのようだ。


もう一つ、格安しか売れない証拠を挙げよう。
JATAが発表している海外旅行の指標がある。
*2009年海外パッケージツアー実績と2010年1月~3月予約状況(募集型企画旅行会社7社)
ある指標をみると、昨年~今年にかけて、海外実績が前年度比プラスに転じていることがわかる。
人員ベースでの2009年度の前年比は、全方面で11.5%の増加。
今年の予約状況も、1月、2月、3月とプラスと好調である。
しかし、もう一つの指標と比べてみてほしい。
それは、取扱額ベースでの前年度比である。
*主要旅行業者の旅行取扱状況速報 平成21年11月分
最新が昨年の11月なのでそれで比べてみるが、11月分の海外旅行の取扱額は前年度比81.4%だ。人員ベースとは反比例しているのだ。
上記のサイトではしかもこのように書かれている。

・海外旅行は円高等により人数ベースでは堅調だったものの、曜日配列・景気後退により近場に集中する等金額ベースでは対前年同月比は、18.6%減少した。(18ヶ月連続減)
・外国人旅行は大口顧客の受注により前年並みの事業者もあったが、円高の継続や経済回復の遅れ等から対前年同月比は、18.7%減少した。(15ヶ月連続減)
・国内旅行は曜日配列・景況悪化により低迷し、対前年同月比は、14.2%減少した。(13ヶ月連続減)
・総取扱額は景況悪化により対前年同月比は、15.8%減少した。(16ヶ月連続減)


海外旅行、国内旅行ともに1年以上、前年度取扱額がマイナスである。
海外旅行においては、人員ベースが増加しているにもかかわらず、取扱額が減少している。
確かに、アジアなど安くて近い観光地へ集中したという要因はあっただろう。だが、昨年11月の人員ベースで、ヨーロッパは24%の伸びを示しているのだ。減少したのは、カナダ・アメリカ、オセアニア、グアムであるが、その減少額がヨーロッパやアジアの増加率と差し引いて、しかもマイナスへの取扱額集計となる規模とは思えないのだ。
だから、全方面において、格安ツアーしか集客できないというトレンドが強固に進行していると感じる。
以前から続いていた格安ツアーの満ち引きに、津波が加わったような・・・・

こうなると、添乗員は格安のノルマから決して逃げることはできないだろう!
それを断っていたら、全く仕事がなくなってしまう。
ならば、どの格安をヤルかである・・・・・・・・・・・・・・

格安がすべて悪いというわけではない。
お客の立場ならば、格安ほど魅力のあるものはないだろう!
ただ、旅行会社が格安にするための企業努力の大いなる負担を、添乗員を含め多数の下請けが命をすり減らし蒙らなければならないことが問題なのだ。
お客は、自分たちが参加した格安ツアーが、サービス偽装や安全偽装の上に成り立っていることを肝に銘じておくべきである。万が一、地震でも起きようものなら、一番先に崩壊してしまうのだ。

さあ、添乗員よ!
人権(尊厳やプライド)を取るのか、奴隷となろうとも収入を取るのか・・・・

クラブツーリズムは、どちらも×だ!
エイチ・アイ・エスは、人権△、収入×か!
阪急トラピックスは、人権×、収入は△だが、東部労組・添乗員の主張を取り入れるかどうかにかかっているだろう。
JTBは、人権○~△、収入○~△だろうか?とくに、『ルック』ではなく『旅物語』の場合、限りなく△~×へ近づいてしまう!

・・・・・・・・こちらに選択権がないのが、派遣添乗員でしたネ。。。残念





 
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