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何もしてこなかったTCSA

 TCSA(社団法人・日本添乗サービス協会)の昨年(平成20年度)の事業報告書を見た。

1 添乗労働環境及び処遇改善のための活動

昨年度総会における確認事項を踏まえ、3 団体で合意した日帰り等添乗労働2形態の時間管理実施

*法定休憩時間の取得及び平成19 年秋に旅行会社に要請したコンプライアンス(深夜労働対応、打合せ・精算の時間管理)並びに改正道交法による添乗員の安全管理等に関して速やかな実施を会長名の書面で派遣先に依頼する統一行動を6 月から開始した。その結果、コンプライアンスに関しては添乗中の休憩時間の取得などかなりの面で進展をした。メディア系大手旅行会社が8月から日帰り添乗の時間管理を開始した。


それにしても、TCSAはこんなことをよく言うよ!と思う。
まるで、TCSAが率先して動いたから、この問題が進展したように聞こえる。
TCSAが1986年設立以来、どれだけの添乗員が、待遇改善に関して相談してきたことか!
それでも、まったく動こうとはしなかったのではないか!(パフォーマンスだけで実際進展しなければ動いたことにはならない)
ハッキリ言って、TCSAは、何もしてこなかった!
そのことはほとんどの会員(添乗員)が思っていたことだろう。ほとんどの会員(派遣会社)は、TCSAへの不満をいい、次のようにぼやく。
「会員にならないと旅程管理研修が受講できないから仕方ない」
それに胡坐をかいていたのがTCSAだ。

TCSAの設立・沿革をみると、

[1981.10] 添乗サービス業界の任意団体「添乗サービス事業協会」発足。
[1983.04] 新旅行業法の施行に伴い、同業法に基づき、運輸大臣届け出団体となる。
[1986.10] 「社団法人 日本添乗サービス協会」設立。正会員数、17社で発足。
[1988.04] 旅行業法に基づく旅程管理研修機関に指定され、旅程管理研修を東京と大阪で開始。
[2005.04] 旅程管理研修機関として登録、旅行業に従事する者を受講対象に研修開始。


これしか、書いていない。
これは、1988年から2005年まで、何もしてこなかった証拠ではないだろうか。
2005年に自分だけの権益だと思っていた「旅程管理研修」が登録制になり、他でも受けれるようになり、あわてて、もそもそと「派遣添乗員の味方です」というパフォーマンスをしだしたようにみえる。
この頃からだろうか、TCSAのホームページも急ににぎやかになり出した。

上記のコンプライアンスに関して、TCSAは抵抗勢力だった。否、今でも抵抗勢力だろう。
この問題を進展させたのは、TCSAではなく、紛れもなく、東部労組だ。これは断言できる。
ここの所属する派遣添乗員の勇気がなければ、まったくの進展はなかった。
(株)旅行総研の派遣添乗員の勇気・・・・(株)阪急トラベルサポートの派遣添乗員の勇気・・・それがJTBサポートや他へ波及していった。
この方々の勇気(信条)が、労基署やマスコミの正しい判断を導きだしだのだ。
それを、一部の旅行会社や派遣会社の中では、東部労組のことを、イチャモンをつけて金をふんだくるヤクザまがいの組織!といい、自分たちの行動を正当化しようとする者もいた。

TCSAにとっては本来自分たちがやるべきことを東部労組に奪われたようなものだろう。
TCSAがしっかりと添乗員の相談を聞き届けてくれれば、東部労組は必要なかったのだ。
それをおもしろくないと思ったのか、TCSAがとった行動は、「わたしたちは、ずーっと添乗員の方々のことを考えていたんですよ。東部労組のような過激な方法ではなく、考えていたんですよ。私たちのほうが、役所や旅行会社の正当なパイプ役なんですよ。」とでもいうように、サービス連合やJATA(日本旅行業協会)と手を組んで、添乗員の総意の代表者カゼを吹かしはじめた。

盗人猛々しい!組織だ!


昨年(平成20年度)の事業報告書のつづき

*添乗業務改善委員会が中心となり特に日帰り派遣需要の多い大手4 社との意見交換会を7月に実施し、改善依頼事項の取組み進捗状況、今後の方針等を確認した。

*5 月~7 月に実施した5 箇所の地区連絡会において、各会員会社の取り組み状況、派遣先旅行会社の対応方を確認し、改善に向けての推進活動を行った。しかしながら地場の旅行会社では、深夜労働等法令順守という認識が薄く理解を求める努力が求められる。

JATA,サービス連合との統一歩調は堅持するものの、労基署見解に加え労働審判の判断もあったことから、宿泊を伴う国内添乗について時間管理導入に向けJATA メンバーと意見交換を図っていく。


「しかしながら地場の旅行会社では、深夜労働等法令順守という認識が薄く・・・・・」
これも、TCSAに同じ言葉を返してあげましょう!

「JATA,サービス連合との統一歩調は堅持するものの・・・・・」
つまり、妥協点を見出すということでしょうか?
ということは、ほとんどパフォーマンスだけで終わるということでしょう。

ただ今の現状を進展ととらえて、その後は、
「・・・・求める努力が求められる。」
「・・・・意見交換を図っていく。」
ということになるのでは。
それは、つまり、終了ということではないのか。

今の現状でも、はたして、ほんとうに「進展」といえるのかどうか・・・・
マニュアルを厳密化し、アンケートを強化し、添乗員の責任を細かく規定してくる。
旅行会社は添乗員に報復したつもりだろうが、それは、旅行会社自身の空洞化を招くのではないか。
旅行会社の責任感・・・「・・感」とつくものが旅行会社から消えていく。
いろいろと複雑な配線が旅行会社中心に接続されていても、その中に赤い血が流れないかぎり、ほんとうの「進展」は来ないような気がするのである。

やはり、今のTCSAでは、添乗員問題に光を見出すことは無理だ。
そもそも、そんな倫理感を持った者たちの集まりではないのだから。






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この記事に対するコメント

No title

テクサは天下り団体にしか見えませんね

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2009/11/26 12:49 * edit *
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