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無意味な!旅行業務取扱管理者の資格

衆議院・国土交通委員会質疑より


- 衆 - 国土交通委員会 - 24号  平成16年05月26日

下条みつ

下条委員 民主党の下条みつでございます。 
きょうは、松崎委員に引き続き、旅行業法について幾つか質問させていただきたいと思います。
 今松崎委員の方から幾つかありましたので、重なるといけないので、私は業務取扱管理者の資格についてちょっとお伺いしたいというふうに思います。
 といいますのは、旅行業務取扱主任者の資格というのは、一度取得すれば永久資格であるというふうにお聞きしています。
この世はまさに乱世で、何十年前にその資格を取った後、いろいろなことが動いている。
例えば、昔だったらテロなんかないわけで、昔だったら飛行機がビルにぶつかるということもちょっとあり得ないという中で、刻々と物が変わっている中で、一方で、旅行業というのは商品が何と命であります、人の命であるという中で、一度取った資格は九十、百歳になってもそのまま継続していいものか。
 ただ、恐らく局長はこうおっしゃると思います。第十一条の二の六に、「旅行業協会が実施する研修を受けさせること等により、旅行業務取扱管理者の職務に関し必要な知識及び能力の向上を図るよう努めなければならない。」これは「努めなければならない。」としかないんですね。
私は、これはとても十分じゃないというふうに思います。

 再チェックを抜き打ちにやったり、例えば車の運転だって七十過ぎたら何回もやらされるわけですから、人の命を、それも一人、二人じゃなくて何百人も何千人も右から左に動かす仕事が、果たして一回資格を取っただけで後はチェックしなくていいのかというところに私はちょっと疑問を、クエスチョンを持っています。 
そういう意味では、例えば今後、今後ですよ、今までのことじゃなくて今後どうするかですから、特にこの旅行業法については私どもの政党も賛成でございますから、これからどうインプルーブメントしていくかという話だと思いますので、その辺を含めて、努力目標ではなく、今後はこういうふうに資格については抜き打ちにチェックを入れていきたい、こういう法案もあるよ、こういう方法もあるよ、そういう前向きなお考えが何かあればお聞かせいただきたいというふうに思います。

澤井英一

○澤井英一政府参考人 (国土交通省総合政策局長)
御指摘の管理者、従来の取扱主任者を旅行業務取扱管理者ということで、業務と責任の範囲を広げて、より旅行者の保護の万全を期そうという趣旨でございます。
 こういうふうに業務を拡大したことにあわせまして、職務に関し必要な知識、能力の向上を図るよう務めなければいけないという御指摘の規定を今回入れたということで、そういう規定を通じまして管理者について資質の維持向上を図ってほしいということで、これは、関係方面とも議論しまして、こういうことをきちんと書いていただければ、そういう対応を我々もちゃんとやっていくというような議論も経て、入れたということを一たん御理解賜りたいと思うんです。
 今後運用していく中で、もちろん、いろいろ改善すべき点があればさらにまたいろいろな議論を経た上で、法律、政令あるいは省令といったいろいろなレベル、あるいは運用の方針といったレベルで必要な事項は明確にしていく場面もあるとは思います。当面、この改正法の効果ということをまずは見きわめたいと思っております。

○下条委員 
ぜひ、見きわめることを進めていただきたいというふうに思います。
 ただ、もう一度申しますけれども、永久資格というのは物すごく怖いものだと思います。例えば法律とか会計事務は、ある意味で人の命とは、間接的には関係するでしょうけれども、旅行業というのはそのまま右から左に命を動かす仕事であるという意味では、資格面について、一回取れば永久資格ではなく、チェック機能をある意味で抜き打ち的にしていくような法案をこれからぜひ、今、見きわめながらとおっしゃっていましたけれども、前向きに考えていただければというふうに思います。・・・・・・・



この民主党の下条議員は、何を言っているんだろうか!
旅行業務取扱管理者の資格を修得したからといって、そのものが命の重みを理解するはずがないではないか!!
下条議員は、この資格の中身をまったく知らないとしか思えない。
旅行業取扱管理者の試験のどこにも、「人の命の尊厳」に関する問題など出てこない。

私は、下条議員の言っていることはとても大切なことだと思う。
それは、旅行会社が、命の重み、命の尊厳というものをしっかりと常に受け止めるという意味でである。それは、『生命』の安全確保ということだけではなく、旅行へ行くことによって『生きる』ことのすばらしさを再確認してもらうということでもある。

しかし、それは資格とはまったく関係ないのだ。
資格者を多く抱えていても、過去に事故トラブルを起こした旅行会社はたくさんある。
その資格者が、資格合格した際の知識を忘れたからではないだろう。
いや、忘れたとしても大したことではない。

そもそも、この資格試験の問題は、法令と旅行実務だけである。
そして、年一回あるこの国家試験の合格者は、その試験のためにただ、頭に知識を詰め込んだにすぎない。だから、当然、試験が済んだら、数ヶ月以内にものの見事に忘れ去るのである。
忘れ去ったとして、旅行会社に就職したあと困ることは全くない。
なぜなら、旅行会社で必要な知識は、その場その場で、覚えていくことが多いからである。机の上でしゃにむに覚えた知識は、現場ではそう役には立たないのである。もし、わからないことがあれば、その場で調べればいいことである。
だから、資格を修得した新入社員とそういう知識をまったく持たずに就職した社員と、入社したての頃こそ、ほんの多少の差があるが、数ヶ月もすれば、その部分での差は全くないはずだ。

通訳ガイドや司法試験などとは全然違う資格なのだ。
通訳ガイド、司法試験の合格者と普通の人とでは、その分野の差は歴然としているだろう。
何も勉強もしてない者が、通訳ガイドです!とか司法試験に合格しました!とか言っても、すぐばれる。
しかし、旅行業務取扱管理者の場合、「もう忘れてしまいました」といえば、それで相手は納得してしまうはずだ。そして、誰も困らないのだ。もともと即戦力として役にも立たない知識なのだから。

そんなものだから、この国家試験は替え玉受験ができるのだ。
替え玉受験しても、見つかることはない。
たとえば、それほど年の違わない弟や友人のかわりに、受験しても見つかることはないだろう。
(そういう合格者を知っている)
年齢、性別がそう違わなければ、写真だけ張り替えてそれでOK!ということだ。
もちろん、犯罪だろう!
ただ、通訳ガイドなどの場合、そうまでして合格しても、実際に通訳できなければ合格した意味はなく、すぐにばれてしまうだろう。
この旅行の資格は、まず、ばれることはないのではないか。


その程度の資格が、はたして必要だろうか?
私は、まったく必要ないと思う。
下条議員のいうような、「永久資格じゃ不安なので再チェックを・・・!」
などというような大層な資格ではないのだ。
再チャックどころか、最初から必要ない!

旅行会社は命を預かる仕事だ!と理解させるためには、責任者をしっかりと決めればいいだけではないか。旅行業法や約款、もしくは、民法や慣習や道徳にまつわるトラブルや手続きに関して、しっかりとした責任者、及び副責任者の責任を謳い上げるだけでいいのではないのか。それのほうがよっぽどすっきりする。
もともと旅行業務取扱主任者の役割内容からいえば、旅行会社の経験者でなければ務まらないはずだが、実際は誰でも受験できる(中学生でもいい)。もし、資格を温存させるのでれば、旅行会社勤務の経験者のみの受験でなければ絶対おかしい。そういう方しかできない役割内容なのだ!それならば、資格と命の重みを結びつけることが可能だと思うが、現在のような意味のない資格制度では、資格と命とを結びつけることは絵に描いた餅であろう。
まあ、こんな意味のない資格そのものを廃止するにこしたことはないのだが・・・・・


現在、1店舗に必ず一人、有資格者が必要になっている。
これは、駅構内にあるようなカウンター式の小さな店舗でも必ずひとりの有資格者が必要だ。
このことがネックなのか、コンビニなどでのツアー販売が不可能になっている。
また、郵便局が民営化されるとき、各郵便局で旅行商品を並べたらどうか?という話しもあったようだが、その場合、有資格者が必要になることがネックとなったらしい。
このことは、小さな旅行代理店などを保護することになったので、そういう意味から、この旅行業務取扱管理者の資格は役に立った。

そうだとしても、やはり必要ない資格だと私は思う。







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