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添乗員不要論

旅行会社は、添乗員のよしあしでツアーが決まるという。
お客もよく「添乗員のおかげ!」という。
しかし、一方、大手旅行会社のトップでも、今添乗員が本当に必要かどうかを話し合う必要があるという。

どっちが、ほんとうなんだろう?
どっちが、真意なんんだろうか?


個人旅行の視点で考えれば、添乗員は必要ないということか。
団体旅行の視点に立てば、添乗員が必要ということなのか。


必要ないと考えるのであれば、本当に添乗員を廃止してほしいと思う。
必要ないけど、君たち添乗員が失業したら大変だと思うから、廃止しないであげよう!
そのかわり、待遇が悪くても我慢しろよ!ということであれば、いらぬ温情!である。
また、一般的添乗業務以外、法律違反にあたるガイド業務や通訳やメイドサービスができてこそ一人前だから!と、旅行会社のその方向への自分勝手なストーリーも、ツアーの薄利多売同様、人の薄利多芸を招くので許されることではない。

ただ、そんなに大変で薄給隷属待遇となれば、もう添乗員に就く人間はいないだろう!
そんな仕事は誰もしない!
結局、廃止せざるおえなくなる。


添乗業務とは、リーダーシップ業務である。
全ての社会で、グループが存在するかぎり、リーダーが必要だろう。
グループ内で、何も活動がなく、個々に勝手に存在しているのであれば、リーダーはいなくてもいいだろうが、それはグループとはもう呼ばないだろう。
グループとは、集団として活動や生活をするからグループなのである。
団体ツアーの参加者はあきらかにグループなのである。
だから、リーダーがどうしても必要となる。
そして、個人ツアーの参加者はグループではない。
だから、リーダーは必要としない。
添乗員を必要としないのは、個人ツアーなのである。
添乗員不要を唱えるためには、すべて個人ツアーにしなければならない。

団体ツアーで添乗員はいらない、と旅行会社がいうことは、理屈の上で不可能である。
添乗員がいらないのであれば、誰か別な者ががリーダーを務めなければならないということになる。
添乗員は、社員旅行でいえば、幹事と団長、両方の役割を担うと思えばいい。
この2者がいなければ、社員旅行の参加者は、どうしたらいいのか困ってしまうだろう。
それが、一般的団体ツアーにおける添乗員の役割なのである。


リーダーは重い責任がある。
それだけで、金銭的対価以上の重要な仕事だと思う。
しかし、旅行会社の中には、それだけでは添乗員は何もしていないと言う者がいる。
多くのお客も、無知か無頓着なので、添乗員(リーダー)の行為には気づかない。
それは子供が両親の行為に気づかないのと同じである。
反復される日常行為や目に見えない行為にはあきらかに無感覚であり、何もしていないと判断されてしまうことも多い。
その後、成長し、自立し、自分に子供ができて、初めて両親のありがたみに気づくのではないだろうか。
親になって初めて、両者の意識に立てることが重要となる。
ただ、最近は、そんな意識も欠損したまま崩壊してしまうものも多い。
わがままに育てられたり、マニュアルと賞罰制度で監視された者たちに、自立したリーダーシップは生まれない。

旅行会社という親はそうした者たちをあっちこっちに造成してきた。
そうなると、マニュアルと賞罰制度で締め付けられた添乗員に、自立したリーダーシップを求めることは不可能に近い。
当然、添乗員と客との関係は、わがままと賞罰制度の一方通行になってしまった。
親子関係が逆転して、親が子供のサーバントになってしまった。
 
そして、表層的社会では、そんな責任感のない親は必要ない!ということになる。
添乗員もしかりである。

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