Home *  * All archives

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tb: -- |  cm: --
go page top

岡田喜秋と添乗員

 岡田喜秋氏は、長年、JTBの旅行雑誌『旅』の編集長を務めた。
また、多くの旅の本を執筆している。

その博識には、誰もが尊敬の念を禁じ得ないであろう。

ただ、1996年に出版した『旅に学ぶ』岡田喜秋著、玉川大学出版部発行の記された下記の一文に、私としては納得がいかない。

岡田氏は、添乗業務を知っているのだろうか?
彼自身、添乗業務を軽視しているのではないか?
そのことは、下記を読めば、よくわかる。


 添乗員という存在についても、今後はその使命を考えなおすべきだろう。というのも、国内では修学旅行以外では添乗員はいらない、という声は、知識の豊富な個人旅行者から以前からあったが、海外旅行でも、つれてゆかれる客の側からみると、添乗員の任務に納得がゆかないという苦情が主催者側にとどいていないのか、という声も聞く。
 労働者派遣法が施行されてから、この稼業は再評価され、旅行業者の社員の守備範囲から分離され、いわゆる『添乗員会社』ができて、繁忙時にはそこから供給をうけている。一流の旅行会社では、海外コンダクターに対して『個人』の能力と才能を客の評価によってきびしく査定していることを思うと、国内旅行でも、地域別に精通度を鑑定して、″大和路の仏像通”とか、江戸時代の『街道通』『庭園通』といった人材を提供する『派遣会社』をつくるべきなのである。



「・・・・国内では修学旅行以外では添乗員はいらない、という声は、知識の豊富な個人旅行者から以前からあったが・・・・」

こんなことをいう知識豊富な旅行者ってどんな奴なんだ?
個人旅行者で、修学旅行をどうして知っているのかという疑問もわく!
岡田氏は、修学旅行の添乗が、本来の添乗業務と考えているのだろうか?あまりに古臭くないか!岡田氏自身の時代感覚で執筆してしまったのではないかと思う。

その後の文章を読むと、岡田氏のようなスノッブ的知識人が存在するから、いつまでたっても、添乗員の待遇が改善しないのだ!と断言できる。

「海外旅行でも、つれてゆかれる客の側からみると、添乗員の任務に納得がゆかないという苦情が・・・」
という文章の後に、
「労働者派遣法が施行されてから、この稼業は再評価され、旅行業者の社員の守備範囲から分離され、いわゆる『添乗員会社』ができて、繁忙時にはそこから供給をうけている」
と続く。
 いかにも、添乗員の質が下がったのは、添乗員派遣会社に任せるようになったから、と聞こえる。
確かに、近年、添乗員の質低下という話はよく聞くが、それは、給料など待遇に起因する話しである。そのことは、岡田氏の出身母体であるJTBが一番よく知っていることだろう!
ルックなどの社員添乗員、JSIなどの派遣子会社、それ以外の派遣会社と多様の添乗員をJTBは使役しているのであるから。
それ以外の派遣会社の添乗員が一番クレームが少ないのではないか?

「一流の旅行会社では、海外コンダクターに対して『個人』の能力と才能を客の評価によってきびしく査定している・・・・・」
??????????????
逆に読むと、
「海外コンダクターに対して『個人』の能力と才能を客の評価によってきびしく査定している会社」が、『一流の旅行会社』ということではないのか!
あの会社も!あの会社も!・・・・一流なのか!
査定とは、・・・アンケートのことだろう。

一流の旅行会社なら、もちろん、客に査定させなくても、添乗員の能力を見抜く力を持っているはずである。
客の査定は、実に、短絡的であることも知っているはずである。
ずるい添乗員が、小細工をして、評価を上げることも知っているはずである。
旅行の意義は、一朝一夕では決して決まらないことも解っているはずである。
(アンケートを提出した時点で、お客は、まだ、旅の最終的な意義はわからないものだろう)

「国内旅行でも、地域別に精通度を鑑定して、″大和路の仏像通”とか、江戸時代の『街道通』『庭園通』といった人材を提供する『派遣会社』をつくるべきなのである」
 これは、もう添乗員ではない。法律を改正しないとこんな業務はできない。
しかし、 岡田氏は、本当に、こんなことができる添乗員が必要と考えているのだろうか?
私は、そう思わない。
お客がほんとうに求める添乗員は、自分のいろんな不確定な不安を取り除いてくれる添乗員ではないだろうか。
岡田氏の求めるような優れた添乗員が、一番苦手な分野である。
これは両立は決してしないのである。
それを知らないのであれば、岡田氏に添乗員を語る資格はないと思う。

*旅の目的

tb: 0 |  cm: 0
go page top

この記事に対するコメント

go page top

コメントの投稿

go page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://intouch.blog56.fc2.com/tb.php/182-ac33e7ca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
go page top

新着記事+関連エントリー

カレンダー

カテゴリ

最新コメント

プロフィール

ブログ翻訳

旅行業の本

添乗に役立つ本

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。