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旅行会社と公正取引委員会(修学旅行)

旅行会社と公正取引委員会のバトル・・・・・

1998年
10月22日
公正取引委員会が大阪の旅行会社10社が修学旅行で価格カルテルを結んでいた疑いありと立入り検査。

1999年
6月16日
公正取引委員会が大阪府立高校修学旅行でコミッション率を9%から7%に削減のカルテル認定,JTBなど旅行会社9社に排除勧告。
6月29日
大阪での修旅カルテル問題で大阪市がJTBと日本旅行を6ヵ月間の指名停止処分。

2000年
3月30日
公正取引委員会は,大阪公立高校修旅カルテルで排除勧告を受けた旅行会社6社に計1782万円の課徴金納付を命令。


2009年
3月11日
公正取引委員会は11日、岡山市立中学校の修学旅行の代金をめぐり、価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとしてJTB中国四国ら5社に対し独占禁止法違反容疑で立ち入り検査をした。旅行代金を一定以下にさげないことや手数料を旅行代金の何%とするなどを合意していた疑い。



1999年、公取委は、旅行会社9社に「排除勧告」をおこなった。
これは、旅行会社が談合して、公立高校の修学旅行の入札価格を決めていたことに対してである。
公取委は、「排除勧告」の前に、注意などの指導をする。それに従わないときに、あまりに態度が悪いということで、「排除勧告」をおこなう。
この年、勧告を受けた大手旅行会社は、6ヵ月間の指名停止処分となり、修学旅行を受注できなかった。
翌年には、課徴金まで徴収されてしまった。

ここまで処罰されたのに、2009年、また同じ事項で、同じ旅行会社が、公取委からの立ち入り検査を受けてしまった。この指導に従わないと、1999年のように、また「排除勧告」を出されることになるだろう。


旅行会社にも言い分があるのであろう。
修学旅行を大手旅行会社が受注するのは、かなり慣行化されてしまった。
大手旅行会社は、人件費を含めるとほとんど利益が望めないと分かりながら、慣行化されたこの行事を今更やめるわけにもいかなかっただろう。
仕事があるだけでも、社員を含め、関係団体も助かるということになる。
ただ、これ以上価格競争に巻き込まれると、どこかの旅行会社が、修学旅行の部品の何かを削らざるおえない衝動に駆られる。
それが、「安全確保」である可能性も高い。
旅行会社の幹部に「談合已む無し」の支持者の多い所以である。

一方、学校や父兄からすれば、修学旅行の価格は、とても高いような気がする。
旅行会社の格安ツアーと比較すれば、高く感じるのはあたり前である。
既成のツアーとオーダーメイドとは、価格構造そのものが違うのだけれども、お客にはそこのところは全く見えない。
だから、お客は、「先生が無料だからだ」とか「先生たちが夜宴会しているからだ」などと、価格の割高感を独自に分析する。
オーダーメイドは、注文者側の度重なる意向をむげに断れないし、だからといって、その度に、料金を加算することもむずかしい。また、失敗も許されないであろうから、何度も下見をしたりしている。

確かに、今だに、生徒の就寝後、先生方との「反省会」が催されているようだ。
旅行会社が自主的に開いている場合も、先生方からの暗黙の要求がある場合とがあるようだが、この宴会料金程度では、そう旅行代金が変動するほどとは思えない。

この時間、添乗員にとっては、もっとも苦痛の時間である。


私の考えは、修学旅行を止めたらいいのではないか、と思う。
修学旅行に、修学の意義はもう何年も前から存在しなのではないだろうか。
何が、最も修学の意義を軽減させてきたかといえば、それは、学校が、生徒や旅行を管理しようとすることではないか。
旅行の意義は、自主にあるが、学校としてそれはほとんど不可能に近いであろう。
現在、学校の責任が、事細かに追求されてしまう。
何かあれば、すぐ学校の校長先生が矢面に立たされるご時世であれば、とにかく学校が管理をし、無事に帰着することだけを祈っているとしても仕方がない。
ただ、こんな旅行では、修学になるはずもないし、想い出として記憶に残ることもないであろう。

だったら、止めたらいい。
生徒から苦情はでないと思うが・・・・・
そしたら、旅行会社は談合することもない!

もし、それでも、修学旅行を止めれないのであれば、
学校が自ら、修学旅行をつくればいい!
旅行会社に頼む必要はないだろう。
なぜ、頼む?
毎年、修学旅行へ行っているのであれば、学校の先生がツアーのノウハウを持っているだろう。
旅行のノウハウは、素人が簡単にプロになれる分野だ。
インターネットを覗くと、明らかに、旅行会社社員より情報通の一般人であふれている。
旅行会社でもない人がツアーを組んだりしたら、旅行業法にひっかかるのではないか?という心配は
無用である。利益を出さないのであれば、それは業ではないので、旅行業法にひっかかることはない。


複雑な旅行じゃなくていい。

運送機関(飛行機、列車、バス、観光タクシー)
旅館、ホテル
食事
これを予約するだけである。
旅行会社のように、コミッションを取るわけではないから、交渉して、多少割り引いてもらえるかもしれない。

先生や生徒が自主的に企画、手配するのもおもしろいかもしれない。
人手が足りないのであれば、派遣会社に電話して、添乗員を直接手配すればいい。
添乗員のノウハウを、借りて、旅行づくりをしてもいい。
値段相応の、自分たちの納得できる修学旅行ができるはずだ。


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この記事に対するコメント

No title

 大賛成です 日本も昔とは経済事情も違ってきたのだから、無理に修学旅行に行く必要はないわけです。 少なくとも生徒側には意味のない物に成って来ていると思います。  受入地側はダメージを受けるでしょうけど。  それより問題は価格について無批判にクレームをつける人達でしょう。  モノの値段は安い方が良いに決まってますが、車とか最新の電気機器などは市場に有る価格で一生懸命ローンででも手に入れようとする一方で人の労力と云う物にたいして平気でいちゃもんをつけて来る訳です。  それが自分たちの目に見える物だからです。  しかしそれは本来なら目に見えるが故に尚更その価値に敬意を払うべきもののはずです。  同じ人間の行為としても。  にもかかわらず平気でイチャモンを付けて来る連中はその事が自分自身の労働の価値をも傷つける事で有ると云う認識が全くないのです。  もちろん労働作業の効率化は常に求められるものですが、それはまた別問題です。
 確かに日本は昔より豊かに成りました、修学旅行なんぞ行わなくてもいい位に。  それは消費型経済?のお陰かも知れませんが、物事にはバランスと云うものが有るべきです。   難しい経済理論を学ばなくったって、目の前で働く人の姿を見て同じ人間として自然に判るものが有るはずなのです。  人にはもちろん甲斐性と云うものが有りますからそれなりの収入差はあり得るでしょう。  しかし水道屋、植木屋、大工だって同じ人間です、例え中国人やベトナム人、etcでも。 世の中の事が全て矛盾なく解決されるわけは無いにしても、今の日本人には物事を考る、憂うることを知る人は少ない様です。
 ロボットかゴキブリの様なのが多すぎます。

URL | tengomucho #-
2009/08/13 10:06 * edit *
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