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古代ローマ・大競技場(Circus Maximus)

 古代ローマの競技場というと、円形闘技場(アンフィテアトルム Amphitheatrum)が有名だ。

フランスのアルル、チュニジアのエル・ジェム、そして、イタリアのローマ(コロッセオ)など、比較的、原型をとどめ、そのアレーナ(客席)に腰をおろせば、2000年以上昔へ想いを馳せることが十分可能だ。
アルルアルル

エル・ジェムチュニジアのエル・ジェム

ローマローマ(コロッセオ)


ドイツのトリーアにある円形闘技場はのちに円形劇場となったように、この円形は、いろいろな用途に利用されたようだが、大観光都市、ローマのコロッセオの印象と、数年前上映された映画「グラディエーター」のイメージが先行し剣闘士や野獣の闘いを想像してしまうのではないだろうか。



今でも地中海沿岸の観光地へ行くと、この円形型、もしくは、半円形型の遺跡を多く見かける。
スペインの闘牛場などは、間違いなく、この名残りの雰囲気がある。


古代ローマには、この円形闘技場のほかに、もう一つ、大きな大競技場(キルクス・マクシムス Circus Maximus)というのがあった。
こちらは、主に、戦車レースの競技場だが、アレーナ(客席)が比較的粗末な材質で造られていたためか、または歴史のなかで他の用途に使用されたためか、現在までその原型を残しているところはほとんどない。

ローマのパラティーノの丘のとなりに、ローマ帝国最大の大競技場(チルコ・マッシモ Circo Massimo)の跡地がある。
今はところどころ野草のはえている空地となっている。

CircusMaximusローマ大競技場(チルコ・マッシモ Circo Massimo)の跡地

今から2000年以上前には、中央に威厳を保つために、エジプトの都ヘリオポリスから運んできたオベリスクが天を指していたはずだ。
そのオベリスクも今はもうない。
(分断され不明になっていたオベリスクを16世紀終わりに発見し、法王の命によりポポロ広場で再築された。この競技場にはもう一つ357年にカルナック神殿より運ばれた最大のオベリスクもあったようで、こちらのほううは、現在ラテラーノ広場(サンジョバンニ教会)に立っているようだ)

ポポロ広場ポポロ広場

サンジョバンニ広場ラテラーノ広場(サンジョバンニ教会)

ただ、その端に立っているだけでも、その壮大な戦車レースの光景が、人間の歓声と騎馬車の怒号の波となって、目に浮かんでくるようだ。



映画『ベン・ハー』の有名な戦車レースシーンは、ここローマでおこなわれた設定である。

ローマ以外の大競技場(Circus Maximus)遺跡では、トルコのイスタンブール(コンスタンティノープル)、レバノンのティルスが有名である。

イスタンブールの大競技場はヒポドロームと呼ばれ、こちらのほうは、エジプトのカルナック神殿から390年に運んできたオベリスクが今も立っている。
ここは、現在、緑の多い広場となり、昔のおもかげを、意識して探さない限り、ほとんど気づくことはない。ちょうど、ブルーモスクの前に位置する。

Hippodrome_of_Constantinple.jpgイスタンブール


私はオススメしたいのは、レバノンのティルスである。
なぜなら、ここの大競技場は、かなり原型をとどめているのだ。
ただ、ひとつ問題がある。
このティルスという町は、レバノンの最南端にあるということだ。
つまり、もうすぐそこに、イスラエルという国があり、今でも、国連の監視団が駐留しているような、とても緊張した町なのである。
外務省の危険度は3ランク(渡航の延期をお勧めします)が出されているが、この外務省の危険度もアメリカと歩調をあわせているようだ。
危険度の出されている場所へいくと、観光客も少なくて、けっこうノンビリと過ごせたりする。
(イラクのような戦時下の国ではない。テロリストはイスラエル国家そのものなので、誘拐されることもないし、市民は、普通に暮らしている)

そういう意味では、このティルスほどオススメの町はない。
外務省の通達が気にならないのであれば、観光客がほとんど訪れないせいか、風情のある侘しいローマやフェニキアの遺跡を堪能できる。

ティルス大競技場

私は、もう何年か前になるが、約1時間、大競技場に佇んでいたことがある。
誰一人の観光客にも会わなかった。
また、海に突き出たローマの遺跡に沈む太陽はほんとうに美しいのだ。


 
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