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「台北4日間」(CAコンピューター視察)Part2

 旅行2日目、夕食時、幹事さんが各テーブルを回って(夜、遊びに行きましょうよ)のようにお客様に声をかけている。これは幹事の会社の接待であり、個々のお客がお金を払うことは無い。
幹事さんには、事前にそういう希望があれば、私に言ってくださいと僕は話してはいたのだが、彼としては、これは現地における秘事と思ったのか、すべてガイドのほうへ希望をいってくる(僕と幹事の関係はすごく良好であった。僕の推測ではH氏と幹事の関係に信頼がなかったと思っている)。ガイドが僕にこういう希望があったんだけれどもどうしましょうかと聞いてくる次第である。僕としては、幹事がプライベートのように顧客を連れていきたそうなこともあるし、通常どおり、こういう接客はアレンジをするが個人のモラルと責任において対処してもらいたいというおもいもあって、ガイドに全て任せてもいいと考えたが、幹事がこの部分の金額を後払い(インボイス)にしてもらいたいと言ってきた。後払いは、請求書を旅行会社が中継ぎするということなので同行して確認することにした。(買春代をインボイスにするのは前代未聞なのであるが、H氏が事前に了承していた)
market[1]

カラオケクラブのソファには11名のわがツアーのお客が座っていた。幹事はこちらから説明するまでもなく、皆にこのクラブのシステムを説明している。幹事は何度も台湾に来ているのだ。他のお客も友人や同僚などからこうゆう接待があるよという話を聞いてきているようだ。
ビール、紹興酒、ウイスキーが運ばれてくる。飲み放題なのである。おつまみ、フルーツもある。
店内の一番奥にひときわ光々と光輝いているガラスばりの一角がある。そこには、ドレスを身にまとった数十名の娘たちがこちらに微笑みかけている。
すると突然、11名の間でじゃんけんが始まった。女の指名権の争いである。
ここまでしていい娘をものにしたいのだろうか。例えは悪いが、福引みたいなもので優先順位など関係ないようにも思えるのだがーーー。じゃんけんで5位までのお客が勝ち誇ったようにガラスばりの一角の前に立ちはだかった。
1位指名開始!2位指名開始!3位―――――、
やっぱり、なぜ?とおもうような娘を指名している。やはり、好みは人それぞれということであろう。しかし、この日本人の指名の仕方をみていて、ふと、僕は感じることがあった。
慣れている。
20代、30代のこの日本人男性たち、ひな壇に並んだ女性たちをファミリーレストランの写真入りメニューでも眺めるがごとく、堂々と見つめ、堂々と選択し、席へ連れて行っているのだ。以前であれば、少し罪悪感と女たちの熱い視線にとまどい恥ずかしそうに指名する男性が多かったのだが、これも時代の変遷なのか、はたまた、たまたまこのグループの特徴だったのか。
大した不満もなく全員の指名が終わり、それぞれが各テーブルにおいて女性の接客を受けはじめる。ガイドが僕のところにきて、「幹事さんは全員ショート(約2時間)で願いしますとのことです」という。ショートは25000円とオールナイトより、15000円安い。つまり、幹事が会社としてもつ金額は最大、一人25000円×人数ということなのだ。ただ、もし、お客の誰かが、この娘と朝まで一緒にいたいといいだしたらどうなっちゃうのだろう。こういう密室の行為の場合、本人の責任範囲が曖昧だとあとで大きな問題になる。特に金銭に関しては、金は払っているはずだとか車代を請求されたなど密室内の男と女のやりとりが問題の原因になることが多く、事後には取り返しがつかないのである。ソファでくつろいでいる幹事さんを呼んで、その件を確認したうえで解散したほうがいいだろうと考えた。
「支払いのほうはインボイスということで、了承されましたが、もし、お客様のなかでショートからオールナイトに変更したいというような希望がでてきた場合、どうしましょうか」
「その差額分は本人に出してもらっていいよ」
「オールナイトとの差額は15000円ですが、もし、ホテルに連れて返った後、朝まで一緒にいたくなったら本人が15000円追加するということでいいですね。ただ、お客様にはどのようにしてそのことを伝えましょうか」
すでにお客様は自分の指名した女性と個々の世界に入っている。さきいかを噛みながら、ほころんだ顔があちこちで見受けられる。
「それぞれの女性から、聞いてもらえばいいんじゃない」幹事がいう。
「それでは、それぞれの女性にそのことを認識してもらい、延長の場合は15000円の追加を本人に請求するということにしましょう」ということになる。
そのことをガイドと店のママに話をすると、ママがすぐに女性たちに連絡し、その場でオールナイトへの変更がないかどうか聞いてくれた。そして4人のお客がそれに応じた。
本来、日本男性はオールナイトが好きなのだ。セックスに人情をからめることが好きだからだ。単発のようなセックスより、のんびりと女性との会話や食事やデートなどを楽しみながら、その延長線上でセックスを求めたい。肉体的ふれあいと同時に心的な交流も求めている。たとえ、それが買春であっても。セックスはスポーツではないはずだ。
だが、こちらも大分、傾向が変わってきたようだ。日本の現状では、スポーツとしてのセックス、好奇心としてのセックスが男にも女にも支配的であり、そこには心情的なまじわりは必要ないようだ。はっきりいえば、オールナイトより、ショートで2人と楽しむほうがいいということだろう。

この夜における僕の役割は終わった。
あとは次の日、何もなかったように、いや、何も見なかったように振舞えばよいのだ。
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