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どうなる?阪神航空

 阪神航空という旅行会社がある。
ここ何年間、日本で一番評判の良い旅行会社だ。
阪神航空の悪い評判をほとんど聞かない。
旅行代理店から、添乗員から、現地のランドやガイドから、そしてお客様から、いたって評判がいい。
 
 旅行代理店のわたしの知合いは、お客様のことを思うと阪神航空の『フレンドツアー』をオススメしたいという。
旅行代理店に並べられたチラシは、JTB『ルック』、近畿日本ツーリスト『ホリデー』、日本旅行『マッハ』『ベスト』、ジャルパック『アイル』『アヴァ』、全日空『ハロー』、ビックホリデー、阪急交通社『トラピックス』、グローバルユース、と名の知れた大手が並ぶ。そのなかで、直接お客様と接している係員は、中堅の阪神航空の『フレンドツアー』をオススメしたいというのだ。係員というのは、先輩や企画旅行会社関係者から、ツアーのレクチャーを受けるだけで、ツアーの現実的な中身についてはあまりよく知らないものだ。わたしたち添乗員からすれば、あまり知ったかぶりでお客様にあることないこと説明しないでほしい!と思うぐらいである。現場でお客様から責められて困るのはこっちなのだから。そういう係員がなぜ自信をもって、阪神をお客様にススめるのか?それは、阪神航空に参加したお客様が、帰ってきて、係員にお礼を言いに来るからだ。
「ほんとうに良かったわ・・・あなたのおかげよ!」と・・・・・・・・
 代理店の係員にとって、これほど嬉しいことはない。だから、また、旅行代金や日程、方面などの条件が合致するのであれば、阪神航空をお客様に勧めたいのだ。

 私も阪神航空の添乗員をしたことがあるが、とても遣り甲斐のあるツアーであった。
阪神航空とお客様の間、阪神航空と添乗員の間に、言葉の疎通、心の疎通がある。お互いに、相手の立場を尊重する視点、道徳観を持っている。だから、添乗員として、お客様のために、旅行会社のためにも、できるかぎりの努力をしてこよう!という気になる。現地にたいしても、高飛車に買い叩くような真似はしていないのであろう!いたって、ガイドやドライバーからも評判がいい。現地に歓迎されているお客!というのは、この阪神航空のようなお客をいうのだなあ!とつくづくと思った。(最近はすこしサービス過剰になってきた気がしないでもない)


 この阪神航空『フレンドツアー』の対極にいるのが、阪急交通社の『トラピックス』とクラブツーリズムである。
いまさら書くまででもないが、すべての関係者から忌み嫌われてきたブランドである。現地のランド、ガイドやドライバー、お土産屋やホテル、そして添乗員と。質より値段!質の悪いものを、もっと買い叩こうとするのだから、驚くべき料金を打ち出せる。その穴埋めは、すべて下請けの人的サービスで補おうとするのだからたまったものではない。唯一喜んでいるのは、産地偽装うなぎでも、アメリカ産牛肉でも、賞味期限のとっくに切れた刺身でも、のびきったラーメンでも、価格さえ安ければ大満足してしまうお客だけかもしれない?

 ただ、お客もそう呑気に喜んでばかりいられないのではないはずだ。いつ、お腹をこわすかわからないぞ!お腹をこわすだけならまだいいかもしれない。もしかしたら、何年後かに、もっと重い病気になっているかもしれない。それより、自分が生んだ子供が原因不明の病気になるかもしれない。
 そういうふうになる!という証拠はある。
阪急交通社グループは、嘘までついて、添乗員の最低限の待遇改善要求を一蹴しようとしているのだ。
そこには、添乗員を「同じ人間」と考えていない事実がある。
そういう会社が、お客様のことを考えて、満足のいく有意義な旅を提供しよう!などとは、一分足りとも考えるはずはないのである。
 この会社には、そのようなコンプライアンス精神も企業倫理も存在しない。

 この恐るべき阪急交通社と旅行会社の良心ともいえる阪神航空が合併する!
今年の4月には、阪急交通社が阪神航空を統合するのだ。
*トラベルビジョン 新春トップインタビュー:阪急阪神交通社HD代表取締役社長の小島弘氏 

 阪急交通社の社長・小島氏は、統合後もお互いのブランド力を守っていくと説明している。たしかに、阪神航空のホームページでも、4月以降のツアーをこれまで通り、掲載されている。
 ただ・・・・・・・・・・・・・ほんとうに大丈夫なのか?とわたしは心配である。
コンプライアンスのある会社同士の合併でも、ほとんどの場合、規模の小さな会社側の存在価値はいつのまにかなくなり、何年後かには、規模の小さな会社側出身の社員は数えるほどしか残っていないというのが多い。
 今回の場合、合併というより阪急による阪神の統合である。
統合後、阪神航空の社風が反映されることは、微風すら吹かなくなるのではないだろうか・・・
それぐらい、阪急交通社という会社は、強欲だ!
阪神航空『フレンドツアー』のリピーターだって、いい気はしないだろう!
彼らが絶対参加したくないツアーこそ、阪急の『トラピックス』のはずだ。それが、『フレンド』の回りをブーンブーンとちらつき始めるのであるから・・・・・

 もう、『フレンド』も風前のともし火となってしまうのだろうか・・・・・・
日通旅行の『ルックワールド』『マインド』も数年前に売上げが伸びずに、消えていった。
よいツアーこそ、どうにか頑張ってもらいたいのだが・・・ほんとうはそれこそ、お客様のために良いことなのだが・・・

 上記のトラベルビジョンの阪急交通社・小島社長の言葉を読むと、その偽善性に、『フレンドツアー』の行く末が案じ(暗示)られてしかたがない。

 -コスト削減の計画、人材についてのお考えを聞かせてください

小島 当社は人が財産なので、人材は守っていく。安易なリストラには手をつけるべきでない。トラピックスの旅行造成のチームは、若い人にどんどん任せて商品づくりをやってもらい、それが当たっている。若い人の方が旅行の企画力、マーケット動向に対する触覚が鋭いところがある。ベテランの成功体験だけでなく、若い人の感性をいかそうとするのが当社の特長だ。

 もともと現場の力が強く、トラピックスの造成チームは企画現場にかなりの権限を任せている。メディアはスピードが厳しく、先週は何が当たったか見極め、今週はそれに対して反応しないといけない。方向性を決めたら滞りなく「すっ」と進めるのが大切だ。



-2010年の新年のメッセージ、抱負をお願いします

小島 常に社員に言っているのは、悲観的になるなということ。悲観的な心理では明るい考えは生まれない。旅行は明るい産業でなければいけない。当社としては、高品質なサービスをベースに、高い顧客支持率と安定的な利益確保を目標に一丸となって頑張っていきたい。

まるで、いじめっ子が、いじめている相手に、悲観的になるな!と言っているように聞こえる by 添乗員



 
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