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イラク人質に思うこと

 こちらは、2004年4月に起きたイラク日本人人質事件について、当時、朝日新聞の『声』の欄に投書してボツになったものです。
 残念!掲載されると図書券もらえたのですが・・・・・
 以前は、カバンがもらえました。

 こちらは、すばらしき旅人!香田証生とちがって、解放されました。

*人質事件 解放の3人証言 「待遇良くなった」 ファルージャ手前で拉致 ビデオ撮影は農家の小屋 犯人ら米軍批判繰り返す

ボツの記事(なかなかいいと思ったんですが)


「イラク人質に思うこと」

個人旅行でパスポートや現金を紛失したことがあった。当然のごとく僕は日本大使館に行った。そして、これまた当然のごとく「あなたは本当に日本人ですか!日本人なら日本人という証明書を持ってきなさい」と冷たく窓口を閉められた。
個人旅行者のあいだでは、「何か問題が起こったら、米大使館や英国、フランスなどの西側大使館に駆け込め!間違っても日本大使館にだけは駆け込むな!」と言われていた。
 日本の役人が、日本人を保護しないのは以前から常識であった(企業は保護する)。しかし、この度、事なかれ主義の役人が、イラクの日本人人質を保護しようとした。「めずらしいなあ」と思っていたら、案の定、自己責任とか言い出して、最終的にこの日本人を危険な立場に立たせた。これなら、今まで通り何もしないほうがよかったのではないか。
そして、このことは、日本という国家が日本人の大きな受け皿になりえないことをはっきりと証明したのではないか。弱者の立場にたって使命感を持って危険地帯に入った彼らに責任感を問うほうが滑稽なのは世界の常識だろう。グローバル、国際貢献という言葉が実に空しく聞こえる。この国家に対する絶望感は計り知れないものがある。
 今後、イラクにおいて予期せぬ事件が起きて、日本の行動が復興支援にも国際貢献にも値しないことになったら、日本は自己(国家)責任を取るのだろうか。きっと今までと同じ、お得意の「連帯責任」にしてしまうのだろう。



 まあ、この国は、スローガンやキャッチフレーズを声高に叫ぶものほど、一番そのスローガンやキャッチフレーズから遠くにいるようだ。
 そのことは歴史が証明してくれている。
 戦時中も「愛国心」を叫んだ人間が、戦後一番でアメリカのシンパとなった。
 戦時中、「生きて虜囚の辱めを受けず」と命じた者たちが、一番長生きしている。
 構造改革!とか痛みに耐えて!とか言っていた人が、人の話を真摯に聞かない保守的人間だとか。
 そういう意味では、「自己責任」と叫んでいる人ほど、一番に他人に責任を擦り付ける人かもしれない。
 

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