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ツアーの食事は不味い?

 ツアーでおいしい食事に出会うことはほとんどない。
 レストランにとって、グループの食事を用意することは味やサービスをある程度放棄したということなのであろう。
 パリのマキシムやトゥールダルジャンは日本のグループを受け入れて星を落としたと聞いたことがある。

 ヨーロッパツアーでは、あからさまに美味しくなかった。
 「あからさま」というのは、そのレストランの不味さは確信犯ということである。
 グループで食べたレストランへ、次回、プライベートに予約をとって訪問すると味もサービスも全くちがかったりする。にこやかな笑顔とともにイスを引いてくれたりする。食するとこっちも笑顔になる美味しさだ!
 メニューをのぞくと、わたしたちグループが食した食事はセットメニューにもアラカルトにも名前がなかったりする。そう、団体用の特注料理だ!

 それでも、以前は、不味くても、「量」だけは一人前にあった。日本人にとって食べてあまる量だ。
 格安ツアーでも、そのルールに則って「量」だけは基準を満たしていた。
 よくお客様から、「量が多いわ・・・」「わたし、残せないのよ・・・」「添乗員さん、ボーイさんによく謝っておいてね、こんなに残してすいません、って・・美味しくなかったわけじゃないのよ」と言われたりする。確かに、戦中派の日本人は、食べ物が貴重な時代を過ごしてきた。こういう体験は、身体が覚えてしまっているのだろう。食べ物を残すことなど許せないのだ。日本だったら何かに詰めて持って帰るのだと思うがここではそういうわけにはいかない。

 だから、格安旅行会社はお客のそういう声に応えたのか、食事のボリュームを徐々に減らしていった。
 しかし、現実は、・・・・
 ・・・・・・・・不味い!うえに、「量」が減った。
 これはどうしようもなくみつぼらしくなった。
 とくに、2000年代、阪急トラピックス全盛時代に入ると、とてもコース料理とは思えない貧弱な食事や不味さに発車のかかったチョウ!不味い食事が平気で出されるようになった。
 (あんな不味いミートフォンデュのどこが名物料理なのだろう!不味さがスイス「名物」と思われるぞ)

 格安だけではない!ブランドのパックツアーでも食事の味は完全に落ちてきた。
 この場合、添乗員が強くそう感じるのではない。
 お客がそう反応するのだ。
 中上位のパックツアーのリピーターは、「味」が落ちたことを敏感に察する。
 「ほんとうに食事が美味しくなくなったね・・・・」
 リピーター全員が同じように反応することさえある。
 この言葉は、あと一回ぐらいお宅のツアーに参加してあげるけど、それで不味ければもう別な会社へ乗り換えます!と言っている様に聞こえる。
 旅行会社としては、儲けを出すための苦肉の策として食費を抑えたのだろうが、顧客の取り込みに精を出した会社ほど顧客に愛想をつかされるはめになる。 

 ・・・・・
 お客の逃げ道は・・・・
 やはり食事のなるべく付いていないツアーに参加して自分でレストランを予約して食べるのがいい。
 レストラン側はこれが一番うれしいはずだ。 
 ミールクーポン対応レストランなどオプションに参加するのも悪くないが、この場合、必ず、旅行会社もしくはツアーオペレーターにコミッションを吸い取られていることを忘れないように!
 
 
 
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危険!超格安ツアーの最少催行人員

阪急トラピックス
・全食事付!イタリア8日間99,800〜119,800 円 最少催行人員30名
・ヨーロッパ4カ国周遊 ドイツ・スイス・ミラノ・パリ・モンサンミッシェル 9日間100,000~140,000円 最少催行人員25名
・イタリア5都市周遊と憧れのパリ10日間119,800~149,800円 最少催行人員25名
・全日空利用 全食事付の中央ヨーロッパ5ヵ国周遊8日間119,800~159,800円 最少催行人員25名

クラブツーリズム
・日本航空往復直行便利用! 芸術と世界遺産の宝庫イタリア8日間119,800円 ~ 189,800円  最少催行人員25名


とにかく安い!
けっこう雑な作りではあるが、食事、観光も適当についている!
阪急とクラツーは、燃油サーチャージを別途記載しているがそれでも安い!
上記にはリンクしなかったが、JTB『旅物語』は燃油サーチャージ込みで旅行代金表示しているので少し高めになっている。
H・I・Sは、阪急や近ツーより安い価格を表示しているが、けっこう食事が設定されていないので、中高年のオバサンたちにはどうか?と思う。

やはり、その方々には、阪急トラピックスかクラブツーリズムか!
この方々にとって、たくさんサービスがついて、1000円でも安いのがツアーを決める要因である。
121000円と119000円とでは違うのである。

添乗員にとっては、一番つらいツアーである。
格安でシンプルなツアーなら、格安でもまだどうにかなる。
「大満足!」とか「よくばり!」などと表記された格安ツアーが、大変なのである。

バブル以降、値段を下げることで対応してきた旅行会社にとって、今年のこの価格は限界点に違いない。
この限界点で、旅行会社が売上げを伸ばす方法は、一つしかない。
それは、多売!である。
多売といっても、一番いい多売は、一つのツアーを多売にすることである。
設定日を多く設けるより、一設定日に多く送客したほうが儲かる。
だからか、阪急トラピックスは、超格安ツアーほど最少催行人員が高くなる。
普通は20名ほどのようだが、格安になるほど25名、30名となる。
JTB「旅物語」では、超格安に関係なく、常に20名なので、そこの部分で誤魔化されやすいが、そういうツアーでは20名前後で出発することは稀である。
つまり、MAXの表示がされない格安ツアーでは、MAXぎりぎりまでお客を集めるのが普通のようだ。
ここでは、お客といえども、格安ツアーの製造ラインに載った部品である!

阪急トラピックスのパンフレットやホームページには、
〈※バス1台につき最大39名様での催行となります。〉
などと書いてあるので、39名以上になることはないんだな!などと安心すべきではない。
海外において、39名とは、大変な人数である!
この人数が一つのグループとして右往左往するのかと思うと、何かしらトラブルがおこらないほうが不思議である。
経験則からいえば、20名前後が添乗員にとっても、グループ相互の関係としても、一番適当な数である。
39名近くになったストレスを一番感じるのは、お客自身だと肝に銘じて申し込むべきである。

そして、もう一つ、
最近の超低価格は、MAX39名の壁を破ることに命を燃やしたようだ。
つまり、39名を越えて集客し、バス2台、3台口となるのもお構いなしだ。
バスの台数が増えれば、当然添乗員も増える、が以前書いたように、トラブルの数は人数に比例する。バスが2台、3台になろうとも一つのグループとして予約が入っているかぎり、トラブルの数も増え、お客が受けるストレスも増える。

今、チャーターフライトなどを活用し、多くの人数を送客することによって、低価格競争に打ち勝とうと大手旅行会社は必死である。
お客は、超格安ツアーのメリット、デメリットをしっかりと見極めることが必要だ。
そうしないと、あとで、大きな後悔を生むことになるかもしれない。
旅行の場合、金銭の損失だけでなく、心の喪失まで生むことになる。
怒り狂ったお客がよく言う言葉がそのことを象徴している。
「・・・・お金の問題ではないんです!!!」と。

これから始まるヨーロッパのクリスマスツアーも、そのことをわきまえて申し込みをしたほうがいい。
フリーツアー型の格安であれば、人数が多くてもまだ我慢できるかもしれないが、食事・観光を包括したような格安ツアーの場合、予定どおりいかない可能性を少しは認識していたほうがいい。いくら後で損害賠償だ!とかいっても、失ったものすべてが戻ってくることはない。

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ワールド・ホテル・ランキングとアフリカ

 アメリカの旅行雑誌(アメリカンエクスプレス)『Travel + Leisure』誌上における第13回目・2008年度のホテルランキングである。
グローバル雑誌であるが、主なリーダーは米国人と思われるので、その辺を加味して、読者投票による結果を楽しみたい。


World’s Best Hotels 2008

1 Four Seasons Resort Lanai, The Lodge at Koele, Hawaii ,USA
Four Seasons Hotels
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2 The Mandarin Oriental, Bangkok ,Thailand
Mandarin Oriental
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3 Hotel Bel-Air Los Angeles, CA, USA
Dorchester Collection Hotels
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4 Little Palm Island Resort & Spa , Little Torch Key, Florida ,USA
Noble House Hotels & Resorts
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5 Alvear Palace Hotel ,Buenos Aires, Argentina
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6 Domaine des Hauts de Loire, Onzain, France
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7 Tortilis Camp, Amboseli National Park, Kenya
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8 Sabi Sabi Private Game Reserve, Sabi Sands, South Africa
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9 Kirawira Luxury Tented Camp, Serengeti National Park, Tanzania
Serena Hotels
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10 Oberoi Amarvilas, Agra, India
Oberoi Group
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11 Triple Creek Ranch,Darby, Montana ,USA
12 Oberoi Udaivilas, Udaipur, India
Oberoi Group
13 Fairmont Mara Safari Club, Masai Mara, Kenya,
Fairmont Hotels & Resorts
14 Oberoi Rajvilas, Jaipur, India
Oberoi Group
15 Singita Sabi Sand & Kruger National Park, South Africa
Singita Game Reserves
16 Kichwa Tembo, Masai Mara, Kenya
17 The Peninsula, Bangkok, Bangkok, Thailand
Peninsula Hotels
18 Taj Lake Palace, Udaipur, India
Taj Hotels Resorts and Palaces
19 Four Seasons Resort, Chiang Mai, Chiang Mai, Thailand
Four Seasons Resort
20 The Peninsula, Beverly Hills, Beverly Hills, CA ,USA
Peninsula Hotels


最近の特徴は、アフリカのホテルが多く選ばれるということである。
このランキングでも、アフリカの国がベスト10に3つ、ベスト20で6つ含まれている。
そして、このアフリカの施設はすべて、ナショナルパーク、もしくはナショナルリザーブ内にあるゲームサファリ用のロッジやテントキャンプである。

以前は、アジア、特に、タイランドやシンガポール、バリ、香港といった東南アジアのホテルが上位を独占していた。今でも、タイの『The Mandarin Oriental, Bangkok』などのように、東南アジアのホテルは人気はあるのだが、ワールドランキングをみると、アフリカやアジアでもインドのような新興ホテルが上位に顔を出し始めた。

こういう欧米系の雑誌もしくはウェブマガジンは、それなりの偏りはあると思うが、サービスに関する欧米系の価値観は日本などと違って一見に値するので、日本人の旅行意識向上のためにも参考にしたい。

ランキング上位を獲得することは、ホテルの勲章であり、他のホテルへの波及効果がとても高い。
以前、タイランドのホテルが上位を独占していたときも、タイ国内それぞれのホテルがプライドと競争意識を持っていたと思う。
当然、ランキングに登場するようなホテルは、大資本が経営する大型ホテルであるが、それ以外何万と存在するホテルからゲストハウス、挙句の果ては、モーテルまで自国のホテルサービスに誇りを持っているかのような雰囲気であった。

だからといって、サービス競争が激化して、おかしな?サービスに突っ走ることもなかった。
なぜなら、欧米人のお客は、有料な優良サービスとは何か!ということをよく知っているので、おかしな?サービスに突っ走れば、欧米人のお客にソッポを向かれてしまうのをよく認識しているからであろう。

もし、日本で、日本人の旅行者によるランキングがあったら、どういうことになるか?
間違いなく、四国八十八ヶ所の巡礼のお遍路さん、秩父三十四ヶ所巡りみたいに、数の勝負になるのだろう!
欲張りサービス合戦の始まりである!
お腹がいっぱい、眠くても、意地で、出された機内食のオムレツを口いっぱいに詰め込む日本人乗客の恐ろしき姿を、私は目にし続けてきた。
必ず、そういう『選民的過剰サービス』もしくは『ブロイラー増殖サービス』に経営者は走る!!


日本から遠いアフリカ。
サバンナの広大な自然保護区の中にある、世界でも有数のリゾート施設で、ゆっくりとくつろぎながら、ゲームサファリを楽しむ。
こんな大人の贅沢はないであろう!
究極の大人の遊びのような気がする。
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アフリカのホテルがホテルランキングの上位をこれからも占めるであろう。
そして、ランク外のアフリカのホテルのサービスも間違いなく向上するだろう。
旅行会社の普通のアフリカツアーに参加しても、きっと満足いくアフリカを体験することができるだろう。
動物・・・アフリカの人たちとのふれあい・・・鳥とのふれあい・・・大自然とのふれあい・・・・・


ただ、もう一つ、私達の天国のすぐ近くに地獄が存在していることも記憶しておいてもらいたい。
私達のゲームサファリをしている隣りでは、今でも苦しんでいる人たちが沢山いるんだということを。
ケニア、タンザニアのとなりのルワンダ、ブルンジ、ソマリア、エチオピア、コンゴ。
南アフリカのとなりのジンバブエ、アンゴラ。
民族同士の紛争から難民、そして、行き着く先は、飢餓から死へ。
エイズの問題も大きい。こちらも両親の死から子供の飢餓へ。
目を凝らせば、天国からでも地獄の最尾はかい間みえるはず。



その他のランキング
Zagat Survey’s 2007/2008 World’s Top Hotels, Resorts and Spas
ForbesTraveler.com 400 The World’s Very Best Hotels & Resorts
Conde Nast Traveller, UK


*すばらしいツアーを思いつきました。
このトップランキングで世界一周なんてどうでしょうか!

日本~タイ・バンコク~インド・アグラ~フランス・ロアール~ケニア・アンボセリ~南ア~アルゼンチン・ブエノスアイレス~アメリカ・フロリダ~アメリカ・ロサンゼルス~アメリカ・ハワイ~日本

豪華クルーズ船「世界一周」(3ヵ月)の一番安い部屋で、一人約300~400万円ぐらいですから、上記の豪華ホテル・ランキングツアー、約1ヶ月・300~400万円ぐらいのほうが絶対いいと思います。
いかがでしょう?


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ツアーを選ぶ重要なポイント

 <利用ホテルを読み解く>


 ホテルは、旅行代金に比例するパーツである。
だから、高額ツアーより格安ツアーのホテルが、高品質であることはまずありえない。
ここでいう品質とは、主に、ファシリティ(設備・施設)、ロケーション(立地)、サービスをさす。
特に、ファシリティがお客に高品質感を与える上で重要である。

旅行会社は、現地の手配会社が明示する各ホテルのランク表などからツアーごとにカテゴリーを決めてパンフレットにホテル名を表示する。
高いツアーには、高いランクのホテルを!安いツアーには低いランクのホテルを!
しかし、同様にホテルに対するお客の不満は多い。それは、たとえ格安ツアーといえども、ホテルには価格以上のことを期待するし、高額ツアーであれば、その高額以上の価値を期待するということだろう。また、もう一方、ファシリティに対する価値観にも人によって差があり、不満の原因になるようだ。

実際、5つ星ランクの歴史と由緒あるヨーロピアン・ホテルに案内しても、前日泊まったカジュアルなアメリカン・ホテルの「ホリディ・イン」のほうが好かったというお客が多い。ヨーロッパの由緒あるホテルのなかには、建物も荘厳で調度品もりっぱであるが、各部屋はそれぞれで、こじんまりとした部屋も結構多い。普通の日本人にとっては、そのような、『ビデの材質が立派だけれどもシャワーのみ』とか『窓枠に歴史の重みを感じる』とか『照明スタンドがアールデコだ』などというより、大きな間取りで、大きなベット、機能的なバスルームがついているほうが、高級感を感じ満足がいくようだ。
日本人の場合、ホテルというと、ヨーロピアン系の顧客との信頼関係で成り立っているようなホテルより、「ヒルトン」や「ホリディ・イン」のようなアメリカン系の団体慣れした機能的なホテルのほうが使いやすく印象はいいということだろう。
だから、人に頼まれてホテルを手配する場合、4つ星クラスのアメリカ系のチェーンホテルに予約を入れておけば、まず怨まれることはないだろう。


 こんな具合だから、パックツアーの場合、最初からホテルに期待しないことだ。逆に、「それほど不衛生でなく、寝れればいいや」ぐらいに思っていたほうが安心である。それは、デラックスホテルと銘打ったツアーでも同じである。本来、いいホテルは、長期に滞在して価値のわかるものである。

パックツアーのパンフレットを見ると、ページの上か下に必ず、〈利用ホテル〉という項がある。そこには、きっと、〈・・ページ参照〉となっており、そのページには、細かな字でたくさんのカタカナが羅列されていることと思う。それが、利用ホテルの一覧表である。その中から、出発何日前までに、福引のように、または、ババぬきのように、一つのホテルが決定されるのである。旅行会社から送られてきた最後の案内「旅のしおり」を見ると、そうして選ばれたホテル名と住所、電話番号が日付け毎に明記されている。
「オー!このホテルか!」と先日、本屋で購入したガイドブックのホテルリストを開いてみる。
しかし、どう探しても、その名前が出ていないのだ。以前なら、ここで、アウト!後で旅行会社に電話して聞こうと思って、実際、後日電話してみると、「担当者が不在ですので、折返し電話します」と言われ、一向に電話はかかってこない、というパターンである。最終的に、添乗員の『安心コール』のような出発前のご挨拶電話の際、「なぜ、すぐ、かけてこない!!聞きたいことがあったんだ!!!」と怒鳴ることになるのである。お客にとって、添乗員も旅行会社の社員であって、担当者の一人だと思っている。添乗員は、旅行会社の担当者が誰なのかも知らない派遣添乗員である。
・・・・派遣添乗員の場合、こんな旅行会社社員の責任の「なすりつけ」に、死んだ貝のようにずーっと殻を閉じていなくてはならない。
 
 今は、ガイドブックにホテル名がないとなると、インターネットですぐ検索している者も多い。旅行会社が扱っているホテルであれば、ピンからキリのキリであっても検索に引っかかってくる。
ここで注意してほしいのは、インターネットで調べると、そのホテルの「クチコミ」のような欄がくっついていたりする。ホテルの利用者の「クチコミ」ということで、良い悪いの「評価」のような意味合いを持つ。だから、どうしても、その欄が気になってくる。「悪い」などと書いてあったらなお更気になる。できたら、そのコメントを読まないほうがいい。または、読んでも気にしないほうがいい。「クチコミ」どおりのホテルの場合もあるし、「クチコミ」とは全然印象の違う場合も実際あるのだ。特にサービスというのは、主観に左右され易い。「クチコミ」どおり、いいホテルだとしても満足度は薄れるし、「クチコミ」どおりのいいホテルでなければ、がっかりだけでなく、怒りまで生まれてくるかもしれない。いいも悪いも旅行の想い出は自分でつくればいいのだと思う。


実は、お客が最も注意しなければならないのは、ホテルのファシリティでなく、ホテルのロケーションのほうだ。
ホテルのファシリティは、上記のようにお客が気にしさえしなければそれで済むことであるが、ホテルのロケーションは、旅行の楽しみそのものに影響してくる。
だから、できることなら、ホテルのロケーションのはっきりしているツアーを選んだほうがいい。
「・・・ホテル確約」とか「・・・・・エリア内のホテル」などと明記されているほうがいい。

旅行の想い出は、団体行動以外の個人的体験に負うことが多い。
その個人的体験のできる時間はツアーの場合とても限られている。その限られてた時間を有効に生かすためにもホテルのロケーションが大事になってくる。極端にいえば、郊外の豪華なホテルより、街中の平凡なホテルのほうがお客には価値があるということだ。

日程中、フリータイムが設定されている町は、ほとんど大都市である。
そして、格安ツアーの場合、大都市のホテルはほとんど、郊外である。ガイドブックの地図内に無いホテルが多い。お客は、別に郊外に用事があるわけでないから、そこから街中へ移動しフリータイムを楽しみ、再び郊外へ戻るということになる。フリータイムの途中、ホテルで休憩はできない。戻るのが大変だからである。また、夕食もフリーならば、再び街中まで繰り出すことになる。これは、結構大変である。
たとえば、イタリアにベニスという町がある。「水の都」「ゴンドラ」など古今東西、多くの旅人を魅了してきた町である。このベニスに滞在する場合、旧市街(本島)と新市街に泊まるのでは、雲泥の差がある。私たちの知っているベニスはすべて旧市街である。新市街に泊まり、往復、船で旧市街へ出かけるのであれば、ベニスの趣きをほとんど感じることができずに終わることとなる。そして、格安ツアーであれば、間違いなくベニス新市街のホテルである。

他に、お客が自分たちだけで楽しめるひと時の時間がある。それは、各滞在都市のチェックイン後から翌朝出発までの時間である。特にサマータイム中(3月下旬~10月中旬)のヨーロッパであれば、日が暮れるのが遅いので、大いに楽しめるだろう。
だから、こちらもホテルのロケーションがとても重要になる。チェックイン後、または夕食後の限られた時間であるから、ホテルから歩いて近辺を回るぐらいがお客には丁度いい。わざわざ列車やタクシーに乗ってまで街へ繰り出すとなると、旅の疲れを溜め込むこととなってしまう。また、そこまでするなら、ホテルの部屋でじっとしていたほうがいいという旅行者も多いのではないか。
フリータイムのない滞在都市だからといって、ホテルはどこでもいいというものでもないのだ。

特に、ロケーションで注意してもらいたいのは、ツアーパンフレットの日程表に書かれている滞在都市の欄だ。
この欄に、[フィレンツェ又は近郊の都市泊]、[ハイデルベルク又は欄外に記載の都市泊]などと書かれていたら、よく考えて申し込まなければならない。
この表記は、フィレンツェ、ハイデルベルクに宿泊しない可能性があるということだ。もっと、はっきり言えば、フィレンツェ、ハイデルベルクに宿泊しないということだ。フィレンツェ、ハイデルベルクに宿泊しない可能性があるならば、お客は、はっきりと「不可能である」と意識したほうがいい。
フィレンツェ、ハイデルベルクも中世の趣きを残した、街そのものが遺産のようなところである。夕食後、散策でもできれば、間違いなく、一生の想い出になるであろう。それが、近郊の別な町となると、フィレンツェ、ハイデルベルクの郊外どころの話ではない。まったく、別な町なので、高速道路をタクシーを飛ばしていかなければ、中世の町並みに出会うことができない。近郊の都市もなかなか散策に適しているのであれば、新たな想い出になるかもしれないが、その保証はないであろう。結構、高速道路沿いのモーテルのようなホテルも多いのだ。

このような表記は、やはり格安ツアーに多いのであるが、できたら少し料金を出してでも、宿泊都市を一つだけ!書いてあるツアーを選んでもらいたい。(日程表には滞在都市一つだけ明記しているが、ページ隅に小文字で代替都市の可能性について書いてある場合もあるので注意=例:近ツリ・ホリディ)


もう一つ、ホテルに関して気になることを挙げる。
それは、たまに、『グレードアッププラン』と称して、何万円かプラスすると、もう1ランク上のホテルに宿泊できる!といようなツアーを目にすることがある。
私はこのツアーをあまりお奨めたくない。
グレードアップした側もしなかった側もデメリットが大きいのだ。

共通のデメリットとしては、1台のバスが2つのホテルをまわって、お客を乗り降りさせるのだから、間違いなく、相当の時間を要する。また、精神的にもお客にいい影響を与えない。
もし、1つ目のホテルのお客がもたもたして出発が遅れれば、2つ目のホテルのお客はいらいらしながら、バスの到着を待たなければならない。また、もし、2つ目のお客の一人のチェックアウトが遅れれば、1つ目のホテルから乗っているお客がブツブツ言うことになる。また、ホテル到着の際も、後回しにされたホテル側のお客は、はっきり言って不満そうである。

 そして、一方のホテルのデメリットとして、添乗員は一人しかいないわけだから、どちらかのホテルに滞在することになる。つまり、もう一方のホテルには、添乗員は同宿しないということになる。チェックインなどは、現地係員が手続きしてくれることが多いが同宿まではしない。翌朝までの間に特に添乗員に緊急な用事のあるお客もあまりいないのだが、実はそういう問題でもない。添乗員は安心弁なので、いつも傍にいるということがお客には重要なのだ。添乗員が傍にいないというストレスを、お客は無意識のうちに溜め込んでくる。そのことが、後々のトラブルの原因になることが本当に多い。
また、添乗員の付かないホテルが、グレードアップした側であることが多い。添乗員までグレードアップしてしまったら、アップしなかったお客がいじけてしまうのは目に見えるだろう。だから、添乗員は謙虚にアップしないホテル側に滞在するのだが、そうなると、グレードアップ側が、お金を追加したのにこちら側に添乗員がつかないということになってしまう。
当初のパンフレットには、[添乗員同行]と書いてあるのにおかしいではないか!不公平ではないか!
と思うかもしれないが、今は法律上許されるらしい。以前は、添乗員をつけるということは、旅行業法上でいう「旅行地において旅行に関する計画に定めるサービスの提供を受けるために必要な手続きの実施その他の措置」をさせるということで、ホテル滞在中も傍にいてケアすることを指していたようであるが、現在は、添乗員の滞在ホテルと連絡方法を知らせておけばいいということらしい。飛行機も同様に、途中空港における乗継ぎ手続きは、以前は添乗員の仕事であったが、旅行会社が、「添乗員なし」のツアーを催行するようになったら、いつの間にか、法律の解釈が変わって、「乗り継ぎ空港における緊急連絡先をお客に知らせておけば問題なし」ということになっていた。

また、今まで一つにまとまっていたツアーが、ホテルランクという格差によって2つに分断された雰囲気になる。特に、グレートアップした側の優越感とアップしなかった側の劣等感は、間に川が流れているように隙間を生み出す。



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ツアーを選ぶ重要なポイント

<利用航空会社>を読み解く②


 前回、ベストエアーラインというのを、勝手に選んでみた。その最大の判断基準は、「安全」であり、「サービス」よりそちらを優先して決めてみた。
ただ、パックツアーに参加する多くのお客にとっては、そんなことは関係ないかもしれない。なぜなら、パックツアーのお客にとって、飛行機会社を選ぶ選択肢はないからである。すべてがパックされたツアーをパンプレットをパラパラとめくって選ぶだけである。
航空会社にもし、わがままを言えたとしても、「日本航空または全日空にて・・・・」のように選択範囲を数社に限定できるに過ぎない。1社確約の場合もあるが、そこには、また別な問題があったりもする。


パックツアーに参加する一般的中高年にとって、一番いいフライトとは、ベストエアーラインで、目的地まで直行できることだ。
直行便とは、日本から飛行機乗り、降りたところが観光の目的地であるということである。
お客の中には、途中、乗継があって、いろんな空港の見学もしてみたい!という人もいるかもしれないが、それはごく少数派だろう。乗継便とは、日本から飛行機に乗り、降りた空港で、再び別な飛行機に乗り換え、観光する目的地に向かうということである。
直行便と乗継便を両方乗ったことのあるお客だったら、間違いなく「直行便」は楽だわ!」と言うはずだが、はじめてのお客だったら、よくわからず、旅行が終了した時点で、「けっこう大変だったわ!」ぐらいの感覚が多いかもしれない。

また、乗継便の場合、パックツアーのパンフレットに、何時間ぐらいの待ち時間か、書かれていることはまずない。
もしかしたら、約1時間の乗継時間で、結構な急ぎ足で乗り換えなければならないかもしれない。前便が遅れたりしたら、うまく乗り継げるか気が気ではない。
逆に、待ち時間が、5時間以上!もしかしたら、8時間とか!あるかもしれない。いくら大きな空港ターミナルでも時間をもてあますことは確実である。
あまりの待ち時間に、仕方なしに、乗継空港の都市観光へ行く場合もあるが、なるべくなら避けたほうがいい。旅行会社が薦める場合と添乗員が自主的に案内する場合があるが、どちらにしても、限られた時間内での行動であり、日程上に明記されていない部分なので法律的にも保護されず、とてもリスクが大きい。
また、当初の目的地でもなく、この部分の観光でネガティブな体験をしたら、旅行全体の印象を左右しかねない。特に、復路での案内は避けるべきだと思う。

 以前、ヨーロッパツアーで、中国国際航空を利用したことがあった。
 この航空会社だと、中国の北京での乗継になる。特に、復路に待ち時間が
 5時間以上あった。旅行会社を気を利かせたのか、簡単な北京ハイライトツアーを
 手配してくれた。車窓観光が多かったと記憶しているが、天安門広場や故宮の風景、
 買い物など、一通りのまとまった観光であった。乗継便にも余裕をもって帰って来れた。
 しかし、お客の顔も今ひとつ浮かない。
 北京観光をする前までは、「エーッ!北京も見れるなんて幸せ!」などと言って
 いたのにである。
 私が思うには、このお客たちの目的は、「ヨーロッパ」であった。
 「ヨーロッパ」の観光がすべて終了しその地を飛び立った時点で、
 このお客たちのツアーは終了していたのではないか。
 その地の想い出を秘めて、噛みしめて、日本へ帰ってくるつもりでいた
 のに、飛行機の都合上、北京に降り立ってしまった。
 しかも、観光までしてしまった。
 最初は、「おまけ」をもらったつもりで喜んでいたが、その「おまけ」
 によって、本体の味が薄まってしまった。
 北京はすばらしい観光資源をもっている都市ではあるが、この「ヨーロッパ」
 ツアーのお客にとっては、美味しい料理の最後に、コカコーラを
 飲まされてしまったような感じだったであろう!
 

「旅行会社がそんな不便な乗継便を手配するはずがない」
と思うかもしれない。確かに、以前は道義的にこのような便を手配することはなかった。どうしても、この便しか無いという以外、あまりすすんで、手配はできなかった。しかし、今は全然違う。旅行会社は、全く気にしないで手配してくる。添乗員として、こちらが、「エッ!この便だと・・・・」とか言おうものなら、「問題ありません!」とかピシャリ!と言われてしまう。旅行会社社員には、現場は全く見えないようだ。
このように、乗継便だと、かなりのリスクと疲労を増幅させる。また、同じ8日間のツアーでも、現地の滞在時間に大きな違いが出てくるのも予想できるであろう。
 こう見ていくと、直行便と乗継便では雲泥の差があることはわかるだろう。

 個人渡航者であれば、まず目的地までの直行便を運行している航空会社を探して、その中から、ベストエアーラインを選ぶということができるが、パックツアーであれば、ただでさえ、団体行動のストレスがたまり易いので、なるべく疲れなくてすむものは、そちらを重視して選ぶのが最適であろう。
よって、ベストエアーラインより、「直行便」を重視するべきだと思う。
「日本航空または全日空指定にて・・・・」と書いてあってもその後に、「ヨーロッパ内乗り継ぎ・・」と続くのであれば、「航空会社未定・・・」だけれども、その後、「直行便にて・・」と書いてあるツアーのほうが、ストレスを半減できるであろう。
 ヨーロッパなど何カ国か周遊型のツアーの場合、往復の離発着空港が変わるので、乗継便になるケースが多いとは思う。しかし、往路または復路だけでも直行便にする選択肢はあるはずである。その場合は、断然、復路の直行便を選ぶべきである。帰りは、グッタリである・・・・・・・・。


その他
 ツアーパンフレットに、 「日本航空または全日空指定にて・・・・」と書いてあったのに、実際後から送られてきた日程表には、「英国航空」になっていたとか、「直行便にて」と書いてあったのに、「乗継便」になっていたとか、「ヨーロッパ内乗継で・・・」と書いてあったものが、「中国乗継で・・・」に変わってしまっていたら、乗客はそのツアーをキャンセルすることができる。もちろん、乗客が悪いわけではないから、取消し料金は支払う必要はない。

また、それでも旅行に参加した場合は、多少の慰謝料がもらえる。
ここで、注意してもらいたいのは、この場合、旅行会社の責任の有無によって、2種類の慰謝料の受け取り方がお客に発生する。
一つは、航空会社側の状況(予約オーバー)によって、予定していた飛行機に乗れない場合。
この場合、旅行会社には直接責任は発生しないと解釈し、ツアーの主催者側としての微少な慰謝料(変更補償金)だけお客に支払えばいいことになっている。
もう一つは、旅行会社側の予約ミスなど、直接責任で、予定していた飛行機に乗れない場合。
この場合、旅行会社の100%責任であって、ある程度の慰謝料(損害賠償金)が受け取れる。
ただ、ここで問題なことは、お客にとって、旅行会社の責任の有無がとてもわかりにくいことだ。
お客は、旅行会社の言い分を信じるしかなく、旅行会社が、「今回の件、航空会社の予約オーバーにより発生いたしました。誠に申し訳ございません」と言われれば、「・・・そうなのか」と当然、思うだろう!他に情報はないのだから。そして、旅行会社は、その手をよく使うのである。
旅行会社の予約忘れのような場合でも、よく航空会社の責にして、お客に「変更補償金」だけを支払ったりするのである。「変更補償金」のほうが、「損害賠償金または慰謝料」より、何分の一、安いのである。
だから、お客は、そのような事例が発生した場合、ある程度、自分から腰をあげて、状況を確かめるしかない。
当初予定していた航空会社にお客自ら電話して、本当に予約オーバーが起きたかどうか確かめるのだ。
このような飛行機の例だけでなく、「変更補償金」というのが、旅行会社の責任の隠れ蓑として利用されている気がしてならない。

また、ツアーそのものをキャンセルしたとき、「変更補償金」はもらえないが、旅行会社の責任による「損害賠償金」はもらえる可能性がある。


変更補償金(第二十九条第一項関係)

変更補償金の支払いが必要となる変更
一 契約書面に記載した旅行開始日又は旅行終了日の変更
二 契約書面に記載した入場する観光地又は観光施設(レストランを
含みます。)その他の旅行の目的地の変更
三 契約書面に記載した運送機関の等級又は設備のより低い料金の
ものへの変更(変更後の等級及び設備の料金の合計額が契約書面に
記載した等級及び設備のそれを下回った場合に限ります。)

四 契約書面に記載した運送機関の種類又は会社名の変更
五 契約書面に記載した本邦内の旅行開始地たる空港又は旅行終了
地たる空港の異なる便への変更
六 契約書面に記載した本邦内と本邦外との間における直行便の乗
継便又は経由便への変更

旅行開始前 (支払額:旅行代金の1%)旅行開始後(支払額:旅行代金の2%)

七 契約書面に記載した宿泊機関の種類又は名称の変更
八 契約書面に記載した宿泊機関の客室の種類、設備、景観その他の
客室の条件の変更
九 前各号に掲げる変更のうち契約書面のツアー・タイトル中に記載
があった事項の変更





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