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《知らない》と答えるコンダクターは軽蔑され、客に不安を与える?


ツアコンのアルバイトをする梨元さん。
「楽しかった・・・」などと言っているが、今の学生なら『ブラックバイト』と訴ったえるだろう!



楽しかったツアコンのアルバイト

数々のアルバイトの中で、私の興昧を惹き付けたのは『ツアーコンダクター』(ツアコン)、すなわち旅行のガイドさん(添乗員)の仕事だった。ツアコンは、西に飛んだり東に飛んだりするのが仕事だから、行動的な私にはピッタリだったのだろう。おまけに目立ちたがり屋の私は、旗など持ってツアー客を案内したり、説明したりするのが好きだったのであろう。加えて、人間に興昧津々の私は、毎回変わるツアー客に出会うのも楽しみだった。《今度はどんな団体さんかな?》などと考えるとワクワクしたものである。
確かにツアコンは気苦労が多い仕事ではある。バラバラに参加してくる客は、結構わがまま言い放題みたいなところがある。あれが足りないとか、このサービスをしろとか、バスの旅行などではトイレに行きたいから臨時に停車しろという客もいた。休憩や自由行動のときなどには、時間どおりに戻ってこない客もある。
「時にはーそれはないよ」というような、無理難題をツアコンに言ってくる場合もある。そういうときに、真っ正面から向き合って、その場その場で臨機応変に処理していくわけだ。巧く処理して、お客さんに感謝されたりすると、こちらとしてもさらにやりがいが出てくる。
ツアーコンダクターの心得一は、お客さんを不安にさせないことだと先輩に叩き込まれた。

北海道に添乗したことがある。
[梨元、北海道は行ったことがあるか?」と先輩に訊かれた。
「ありません。大いに楽しみです。見るもの聞くものみんな初めてですから、勉強になります。お客さんと一緒に楽しんできま~す」
私は少々ハイになっており、軽薄な調子で先輩に答えた。
「それじゃ困るんだな……」先輩は苦笑した。
[こっちは仕事。お客様に楽しんでもらうんです」
慌てて、私は弁解した。
「北海道が初めてだなんて言ったら困るんだ……。ツアコンというのは、万能じゃなければならないんだ。北海道が初めてだなんていうコンダクターに安心して旅のガイドを任せられると思うか?客の身になったらそうだろうが……。梨元……。絶対学生アルバイトだという顔をしてはいけない。お前は何百回も北海道に来ているベテランコンダクターという顔をしていろ。わかったな」と先董は固く念を押した。

確かに、そういうものかもしれない。
「大いに勉強になります」と、私は素直にうなずいた。その私に先輩はさらに付け加えた。「仮に汽車などで、どちらの側に大雪山が見えますか?ってなことを訊かれたら、たとえ知らなくても悠然と構えて、右側か左側か答えておけ。ゆめゆめ、知らないとか、初めてなもんでわかりません、なんて言ってはいかん。《知らない》と答えるコンダクターは軽蔑され、客に不安を与える。ところが、間違った答えに対しては、客はあまり気にしないものだ。梨元さん慌て者ね。大雪山はこっち側じゃないのよと言われて、それでチョンだ」
なるほどと思った。人生奥が深いと思ったものだ。

ある旅行で部屋割りをしたのだが、それが大失敗だった。私の早とちりで、ある夫婦が離れ離れになってしまった。部屋だけの間違いならともかく、夫婦別々の旅館になってしまったのだ。奥さんから電話があって初めてわかった。
私としても一言もない。せっかくの夫婦水入らずの旅行なのに、部屋どころか、旅館まで別々になってしまったのだ。客が怒るのも無理がない。私は慌てて旦那の旅館に飛んでいって旦那に平身低頭した。
「何も、そんなに謝らなくてもいいよ。私はあなたが、せめて、一晩くらい女房と別々に寝せてあげようという粋な計らいをしてくれたのかと、感謝していたくらいなんですよ。でもやっぱり、女房のところに戻らなければなりませんかな……」
旦那は笑いを浮かべて首を振った。そう言えば、私がお詫びに駆け付けたときは、旦那は、思いがけずに同室になった男性と、大きな笑い声などをあげて、伸び伸びとくつろいでいた。奥さんのところに戻るという私の話で、シュンとしょげてしまった。
この結果がどうなったか古い話なので記憶も薄れたが、夫婦の機微というか、人間とは面白いものだと、自分の失敗を棚に上げて、他人事のように感心したことを覚えている。
私は、人間に対して好奇心があり、目立ちたがり屋で、行動的なのだから、まさにツアーコンダクターという仕事は向いているような気がした。
私が出入りしていた旅行会社の営業所長には随分と目を掛けてもらった。その営業所長にも熱心に入社するように勧誘された。
[君はこの仕事が向いているな。大学を卒業したら本格的にウチの会社に勤める気はないか」
[考えさせてください」私は心が動いた。
しかし、その会社は日本屈指の旅行会社で、全国から優秀な人材が集まってくる。
相談すると、友人たちは「試験はそんなに簡単に受からないぞ」と脅かされた。
ざっくばらんに営業所長にそのことを言うと、営業所長は知恵を授けてくれた。
「ウチの社には地方採用というのがあって、地方の営業所なら面接で採否が決められる。地方で二年くらい勤めたら、本社に引っ張ることができる」
私に目を掛けてくれた所長はやり手の本社のエリート幹部だった。この所長は「俺が本社に引っ張ってやる」と励ましてくれた。
地方の営業所ということなら大宮の営業所だ。地元だし通勤にも便利だ。
「大宮の営業所に君を採用するように。ブッシュしておこう」とまで言ってくれた。
しかし、私には何かためらうものがあった。
アルバイトのないときは、友人宅か雀荘で麻雀に明け暮れていた。大学に入ったとはいうものの『学士』と呼ぶには、あまりにも学問とかけ離れていた。私がこのまま旅行代理店に入ってしまえば、大学卒というには、あまりにお粗末ではないかという、惟促たる思いが湧き上がってくるのであった。それが、旅行会社へ素直に飛び込んでいけない、ためらいとなっていた。


約半世紀前、梨元さんがツアコンとして経験したことは、今も変わらずほとんどの添乗員が経験していることだろう。
ツアーそのものは進化した。
文明の利器を使い昔とは比べようもないくらい情報収集が可能となり、予約・確認がアッという間にしかも正確にできるようになった。
それにもかかわらず、お客様とのトラブルは以前のままだ!
いや、以前より凶暴なモンスターも現れる!!

そして、梨元さんの時代と一番大きな違いは、添乗員にとってモンスターは背後にもいるということだ。
旅行会社という!




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時給1000円で死にたくない!

誰かが困っていたら我々はその人を無意識に助けようとする。
たとえば、子供が川や海でおぼれていたら、それが他人の子供であろうと助けようと飛び込んでわが身を犠牲にしまう。
新大久保駅ではホームから落ちた人を助けようと電車が近くまで来ているのに飛び降り犠牲になった外国人留学生もいた。

一方、責任ある立場にいながら、我先にと逃げてしまった人たちだっている。
昨年の韓国客船セオル号のごとく、客船事故で船長以下乗組員が先に逃げた例は枚挙にいとまがない。
交通事故のひき逃げも毎年起きている。

責任ある立場を意識したからこそ、逃げ出してしまうのかもしれない。

そう考えると、あの沈没しかかった客船から一番で逃げ出した船長が、川でおぼれていた子供をみたら一番に飛び込んで助けようとしていたかもしれない。

さて、添乗員であるが・・・・・
来月4月から、多くの添乗員派遣会社で時給制が始まる!
どうなることやら・・・・

チュニジアのテロ事件
飛行機の墜落事故(事件)
バスの横転事故
紛争・騒乱による空港閉鎖、足止めなど・・・・

世界中に危険がばら撒かれている!

そのなかで、旅行会社は、安全確保と保護義務をお客様と約束している。
ただ実際、それを実行するのは、旅行会社で高給(添乗員からすれば)をもらっている社員ではなく、足軽のように使役させられている派遣添乗員だ。

人間としての派遣添乗員からすれば、旅行業約款に「安全確保」だとか「保護」だとか謳われていなくても、イザというとき、わが身を犠牲にしてお客様の前に身を挺するにちがいない!

しかし、そのとき、もし、時給1000円が目の前にちらついたら・・・・・
いや!もしかしたら、時給対象外(プライベート=無給)の時間だったら・・・・・・・

ふと、自分の命を惜しく感じる気がする。
時給1000円で死にたくない!


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ほんとだろうか?

ホームページに書かれていること、ほんとだろうか?
*ツーリストエキスパーツで添乗員になるメリット

この中で、

海外添乗の年収の一例をご紹介します。
海外3年目:年収300万~
平均的な年間の海外添乗日数(180日)の場合(諸手当含む)
経験を積むことで着実に年収はステップアップします!!
(年収500万円以上の方も多くいらっしゃいます。)


年収500万円以上が多数!!

親会社である近畿日本ツーリストやクラブツーリズムでさえ500万以上もらってない社員が多数いるんじゃないか!
最近は給料が安いことで有名だ!
それなのに、子会社であるツーリストエキスパーツの派遣添乗員が500万円!しかも、多く(多数)!!

そんなことあるんだろうか?
500万円以上もらうためには、単純に日当25000円×200日=500万だ!
その方々の明細もアップしてもらいたいのだが・・・
*25年間の添乗員問題

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転んでもただでは起きない阪急交通社!

転んでもただでは起きない阪急交通社!

【転んでもただでは起きぬの解説】 (故事ことわざ辞典より)
【注釈】 転んでも必ずそこで何かを拾って起きるという意から、どんな場合も何か得になることを見つけ出す者のことをいう。
また、要領のよさや欲深さを冷評していう言葉。
「転んでもただは起きぬ」とも。
・・・・


今年1月の最高裁の判決で敗訴した阪急トラベルサポート(阪急交通社の人材派遣会社)!
「みなし労働」は偽装だとする労働組合に対し阪急は「みなし労働」は正当だとする立場。そもそも「みなし労働」とは、会社の指揮権の及びづらい職場環境において労働者の不利にならないよう両者間で結ばれる労働契約のはず。それが阪急の場合、「みなし労働」という契約を悪用し、本来8時間労働相当としなければならない「みなし労働時間」に、多大な労働オプションをつけたした!
弱者である添乗員の怒りは当然であった。
しかし弱者ゆえ耐えに耐え・・・・絶望から希望へとつないできた東部労組添乗員の微かな光さえあの手この手でゆさぶりをかけ続けた阪急交通社(または阪急トラベルサポート)。
それがついに、最高裁までもつれこんんだ裁判に終止符が打たれたのだ。
阪急側の敗訴と!!

これにより、やっと添乗員の賃金が上がるかとおもいきや・・・・
*阪急トラベルサポート 労働時間管理と時給制を導入(NPO労働相談センターより)

さすが、阪急!
添乗員の賃金は『びた一文上げない』とのもとに行動しているのだ!
「みなし労働」が駄目なら時給制の時給額をコントロールして自分たちの考える添乗出費分を上回らない費用で収める!いや、できるかぎり下回りたいのではないか!
阪急交通社は去年から収益がかなり落ち込んでいる。
*阪急交通社グループ、4月の海外旅行は22.8%減、業務渡航は堅調 (travelvisionより)

阪急交通社社員の給与は業界でもトップクラスだ!しかも今年の賞与は例年どおり!となると、こちらも例年どおり、何か起きたときの調整弁!派遣添乗員の賃金をどうにかしたいはずだ(過去にもあった)。
*HTS支部 第36回団体交渉 (NPO労働相談センター)
上記文中にでてくる阪急トラベルサポートの伊藤弁護士の言葉のなかにその欲求は現れている。

≪・・・・組合員からは、「このかんの日当ダウンでダメージを受けている添乗員に対し、時給制導入による賃金ダウンはさらなる不利益だ。年収も下がり生活がより苦しくなる。会社はどのように考えているのか」との趣旨の声が上がりました。これに対し、会社側伊藤隆史弁護士は「そもそもその都度契約なのだから年収という概念は適当ではない」との趣旨を言い放ち、組合員の怒りをかいました。・・・≫

つまり、伊藤弁護士は、添乗員は「日雇い」だと言ったのだ!
極端にいえば、山谷の日雇い労務者が「年収が少ない!」と文句いうべき対象は、派遣元や派遣先ではなく、城北福祉センターや玉姫労働出張所だ!といっているのだ。日雇い添乗員が文句をいうべき相手は、阪急交通社や阪急トラベルサポートではなく、職安(ハローワーク)にでも行け!という意味だろう。

しかし、こんなこといって阪急は何を考えているんだろう?
ダラダラと長引かせ再び裁判でもやっていけばそのうちフェードアウトしていくと思っているのかもしれない。
しかし、そのまえに・・・
阪急交通社、大丈夫か?

いっときの勢いはまったくない!
去年、今年と前年度比の取扱額や人数の落ち込みは酷い!

評判は実数に繁栄されるのか?
・・・と思っていたら、阪急の落ち込み分をそっくり戴いている会社があるではないか!
クラブツーリズムだ!
私はあの会社の体質は阪急交通社より嫌いなのだが、私の少ない友人などの話では、「君がいうほど悪くないよ」と評判がいい!
阪急交通社の時代は終わったということか?

*HTS支部 品川労基署交渉-「時給制」反対を訴え
阪急のいう時給制の場合、飛行機(フライト中)は出発後1時間、到着前1時間が労働にカウントされるが、それ以外は時給をもらえないらしい!
組合側の試算だとこの部分の減収が大きいらしい。
それ以外、夕食後から翌朝までも時給にカウントされないだろう!

そのように、添乗員の本来スタンバイモードを業務外として一銭も賃金を出さないのであれば、必ず、お客様との約款内容に記してほしい!
でなければ、万が一、機内でお客様に話しかけられたり、「すいません、添乗員さん、わるいんだけど毛布もらってもらえません~」などといわれた時、無視できなくなる!
こちらは一円ももらっていないのだ!!
ただの渡航者であり、そのあいだ、大きないびきをかこうが・・・ワインで酔っ払おうが・・・・誰にも文句を言われる筋合いはない!
誰からも評価されることのない私人なのだ!

ホテルで夜中、ちょっと具合が悪いので添乗員さん来てもらえません!というのも困る。
こちらは完全にオフなのだ!
一円ももらってないのだ!
スタンバイ料金はもらってないので、緊急時の場合だけその時間の時給を出しますというのはアウトだ!

現地に恋人がいてそこに泊りに行って朝帰りでもオーケーだ!!
こそこそする必要もない!同伴出勤でもいいかもしれない・・・
拘束分の賃金は一銭ももらってないのだから!

阪急よ!大丈夫か?
そんなことしたら・・・・
今以上、下降することは目に見えているぞ!

*HTS支部 品川労基署交渉-「時給制」反対を訴え ・・・より

組合は会社の狙いを労基署に説明し、賃下げを伴う時給制への移行をやめさせるよう要請しました。
そもそも、品川労基署が引き継いだ三田労働基準監督署が2007年10月に会社に発した是正勧告指導には、「交通機関乗車中であってもマニュアル等を通じて業務指示が出ていることから、乗車中の時間も労働者が自由に利用できることが保障されている時間とは認められず、当該業務に従事する労働者については、事業場外みなし労働時間制の対象とは認められません」とあります。そうである以上、時給制に移行することにより、例えば飛行機内の時間を時給支払いの対象から除外することは許されないはずです。



*『派遣でみなし労働とは 』


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参加者に話を聞いてもらう工夫が重要・・・

Travel Vision(トラベルビジョン)
インタビュー:ジャッツ東京ツアーコンダクターセンター添乗員の原好正氏


 原好正氏は、『今年4月には観光関係事業に長年貢献し、顕著な功績をあげた人に贈られる観光関係功労者国土交通大臣表彰を受賞した』・・・・・
 そのことで尊敬する気になれないが、インタビュー内容を読むとやはり原好正氏は妙々たる添乗員だと実感した。

 文章に書いてある通り、『生涯現役』で他の添乗員の道しるべになってほしいと思う。

 とてもためになるインタビューに感謝!
 トラベルビジョンに感謝!!

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